都市計画

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 都市計画
科目番号 20427 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 饗庭 伸 ,‎ 鈴木 伸治,‎ 清水 哲夫 ,‎ 瀬田 史彦 ,‎ 伊達 美徳 ,‎ 柳沢 厚 ,‎ 牧 紀男 ,‎ 根上 彰生 ,‎ 加藤 仁美 ,‎ 阿部 伸太 著 「初めて学ぶ都市計画」(市ヶ谷出版社)
担当教員 寺山 一輝

到達目標

1.都市計画の基本的な考え方を理解し,主要な専門用語を説明できる。
2.都市計画の歴史を説明できる。
3.計画手法と計画の策定手順について説明できる。
4.土地利用,市街地整備,都市施設の計画について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標 項目1都市計画を理解し,計画の意義を説明できる。都市計画の基本を理解し,説明できる。都市計画の基本を理解せず,説明できない。
到達目標 項目2, 3都市計画の歴史を理解した上で,計画の策定手順を説明できる。都市計画の基本的な歴史を理解した上で,計画の策定手順を説明できる。都市計画の基本的な歴史を理解した上で,計画の策定手順を説明できない。
到達目標 項目4市街地開発事業および都市施設の配置計画を理解し,説明できる。市街地開発事業および都市施設の配置計画の基本を理解し,説明できる。市街地開発事業および都市施設の配置計画の基本を理解し,説明できない。

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
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教育方法等

概要:
わが国では,市街地の無秩序な拡大,中心市街地の衰退,過度な自動車利用による公共交通サービス水準の低下などの,都市と交通に関わる様々な問題が顕在化している。本授業では,このような問題を解決する上で必要となる,都市計画に関わる理論・手法・制度などの専門的知識を習得する。
授業の進め方・方法:
都市計画について講義,演習で学ぶ。
【事前事後学習など】疑問点は,授業時間内や放課後に積極的に質問すること。都市計画に関する身の回りの出来事に関心を持ってほしい。講義後に講義内容,配布資料や演習の復習を行うこと
【関連科目】交通計画,計画数理,交通工学
注意点:
【評価方法・評価基準】
中間試験,前期末試験を実施する。
中間試験(40%),期末試験(40%),演習課題(20%)
成績の評価基準として50点以上を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 都市計画の意義 都市の定義,都市計画の意義を理解し,説明することができる。
2週 都市が抱える課題 社会問題に対応として都市計画がなされたことを理解し,説明することができる。
3週 都市計画の歴史 これまでの都市計画の一連の流れを理解し,説明することができる。
4週 都市のマスタープラン 都市計画マスタープランについて理解し,マスタープランの必要性を説明することができる。
5週 土地利用の計画(1) 都市計画区域,市街化区域,市街化調整区域を理解し,説明することができる。
6週 土地利用の計画(2) 区域区分,用途地域を理解し,説明することができる。
7週 市街地整備の計画と事業(1) 市街地開発事業を理解し,説明することができる。
8週 市街地整備の計画と事業(2) 土地区画整理事業,市街地再開発事業などの事業について理解し,説明することができる。
2ndQ
9週 都市施設の計画と整備 都市施設の種類と内容を理解し,説明することができる。
10週 都市の防災計画 防災計画について理解し,説明することができる。
11週 緑地・公園の計画,景観計画 緑地,公園の計画の基礎を理解し,公園の配置モデルについて説明することができる。
12週 都市環境の計画 都市環境の問題を理解し,説明することができる。
13週 参加・協働のまちづくり 住民参加型のまちづくりについて理解し,その必要性について説明することができる。
14週 都市計画の今後の展望 現在の都市計画の課題について理解し,これからの計画のあり方を説明することができる。
15週 前期復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野計画国土と地域の定義を説明できる。4
日本、世界における古代、中世および現代の都市計画の思想および理念と実際について、説明できる。4
都市計画法と都市計画関連法の概要について、説明できる。4
土地利用計画と交通計画について、説明できる。4
総合計画とマスタープランについて、説明できる。4
都市計画区域の区域区分と用途地域について、説明できる。4
緑化と環境整備(緑の基本計画)について、説明できる。4
風景、景観と景観要素について、説明できる。4
都市の防災構造化を説明できる。4
土地区画整理事業を説明できる。4
市街地開発・再開発事業を説明できる。4
計画の意義と計画学の考え方を説明できる。3
二項分布、ポアソン分布、正規分布(和・差の分布)、ガンベル分布、同時確率密度関数を説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力0000000
専門的能力80000200100
分野横断的能力0000000