概要:
土木構造物の設計を行うためには,周辺の環境条件,使用する材料の性質などを十分に把握しておく必要がある。これらはすべて実験によって求められる。授業では,これまでの講義で修得してきた内容を室内実験を通して確認し,それぞれの分野における基礎知識をさらに深め,ものづくりや課題の解決に取り組むこができる能力を身に付けることを目的としている。 この科目は企業で施工管理、コンクリートの品質管理を担当していた教員が,その経験を活かし,コンクリート材料に関する試験を実施するにあたっての留意点等について実験を通して教授するものである。
授業の進め方・方法:
【事前事後学習など】レポートの提出期限を守ること。 レポートはわかりやすく丁寧にまとめること。
【関連科目】土質力学Ⅰ・Ⅱ,地盤工学,水理学Ⅰ・Ⅱ,鋼構造学I,コンクリート構造学Ⅰ・Ⅱ,コンクリート工学
【MCC 対応】Ⅵ-F 建設系分野(実験・実習能力)
注意点:
・関数電卓を持参すること。
・実験にふさわしい服装で,積極的に取り組むこと。
・実験の内容を事前に教科書やノートなどで予習しておくこと。
・実験器具の取り扱いには十分注意し,教官・技官の指示を守ること。
【評価方法・評価基準】
レポート提出(70%),実験に対する取り組み(30%)
評価基準として,60点以上を合格とする。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
土質実験(1)A RC実験(1)B |
鉄筋コンクリート供試体を設計できる。 一軸圧縮強度を理解し,説明できる。
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2週 |
水理実験(1)B 鋼構造実験(1)A |
はりの曲げ変形と応力分布が説明できる。 常流・射流の遷移を理解して説明できる.管路の損失を理解して説明できる.
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3週 |
水理実験(1)A 鋼構造実験(1)B |
はりの曲げ変形と応力分布が説明できる。 常流・射流の遷移を理解して説明できる.管路の損失を理解して説明できる.
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4週 |
土質実験(1)B RC実験(1)A |
鉄筋コンクリート供試体を設計できる。 一軸圧縮強度を理解し,説明できる。
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5週 |
土質実験(2)A RC実験(2)B |
鉄筋コンクリート供試体の作製手順を説明できる。 せん断強度を理解し,説明できる。
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6週 |
水理実験(2)B 鋼構造実験(2)A |
鋼製ラーメンの変形と応力分布が説明できる。 常流・射流の遷移を理解して説明できる.管路の損失を理解して説明できる.
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7週 |
水理実験(2)A 鋼構造実験(2)B |
鋼製ラーメンの変形と応力分布が説明できる。 常流・射流の遷移を理解して説明できる.管路の損失を理解して説明できる.
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8週 |
土質実験(2)B RC実験(2)A |
鉄筋コンクリート供試体の作製手順を説明できる。 せん断強度を理解し,説明できる。
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2ndQ |
9週 |
土質実験(3)A RC実験(3)B |
鉄筋コンクリート供試体の載荷実験の手順の説明,結果の整理および考察ができる。 土のコーン指数を理解し,説明できる。
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10週 |
水理実験(3)B 鋼構造実験(3)A |
座屈について説明できる。 開水路水面形を計測・解析できる
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11週 |
水理実験(3)A 鋼構造実験(3)B |
座屈について説明できる。 開水路水面形を計測・解析できる
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12週 |
土質実験(3)B RC実験(3)A |
鉄筋コンクリート供試体の載荷実験の手順の説明,結果の整理および考察ができる。 土のコーン指数を理解し,説明できる。
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13週 |
土質実験(4)A 鋼構造実験(4)B |
鋼構造物の変形と応力分布について説明できる。 一軸圧縮強度を理解し,説明できる。
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14週 |
土質実験(4)B 鋼構造実験(4)A |
鋼構造物の変形と応力分布について説明できる。 土のコーン指数を理解し,説明できる。
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15週 |
前学期の復習 |
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 4 | |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 4 | |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 4 | |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 4 | |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 4 | |
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 4 | |
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。 | 4 | |
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。 | 4 | |
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。 | 4 | |
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。 | 4 | |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 4 | |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 建設系分野【実験・実習能力】 | 建設系【実験実習】 | コンクリートのスランプ試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
コンクリートの空気量試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
コンクリートの強度試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
各種構造形式(コンクリート、金属などによる)による試験体を用いた載荷実験を行い、変形の性状などを力学的な視点で観察することができる。 | 4 | |
土粒子の密度試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
液性限界・塑性限界試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
粒度試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
透水試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
突固めによる土の締固め試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
一軸圧縮試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
層流・乱流を観測してレイノルズ数を算出できる。 | 4 | |
各種の流量測定の方法を理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | |
常流・射流・跳水に関する実験について理解し、実験ができる。 | 4 | |