到達目標
1.トラバース測量の原理を理解して実施できる。
2.トラバース測量の野帳の記入が正しくできる。
3.電子セオドライトの据付と操作ができる。
4.道路の平面図から横断面図の作成に必要な諸量を読みとり,横断面図を作成し,土工量,道路用地面積が計算できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
到達目標
項目1 | トラバース測量の原理を理解し,スムーズに実施することができる。 | トラバース測量の原理を理解し,実施することができる。 | トラバース測量の原理を理解せず,実施することができない。 |
到達目標
項目2 | トラバース測量の野帳の記入を正確にできる。 | トラバース測量の野帳を記入することができる。 | トラバース測量の野帳を記入することができない。 |
到達目標
項目3 | 正確な測角を15分以内にできる。 | 測角を正しく行うことができる。 | 測角することができない。 |
到達目標
項目4 | 道路設計の横断面図の作成を理解している。 | 道路設計の横断面図の作成の基本的事項を理解している。 | 道路設計の横断面図の作成の基本的事項を理解していない。 |
学科の到達目標項目との関係
本科学習目標 1
説明
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本科学習目標 2
説明
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教育方法等
概要:
[前期前半/トラバース]トラバース測量の実習を通じて,技術者として必要な基礎学力と専門的知識を習得する。野帳の記入方法および測量結果の整理法を学び,意欲的・実践的に課題の解決に最後まで取り組む。
[前期後半/道路の図上選定]表計算ソフトやCADソフトを用いた道路の横断面図の作成,道路土工量および道路用地面積の計算を通じて,道路技術者として必要な基礎学力と専門的知識を身につけ,道路の図上選定における課題の解決方法を学ぶ。
授業の進め方・方法:
【事前事後学習など】実習では野帳および測量結果を整理した成果物を提出する。
【関連科目】測量学Ⅰ,測量学Ⅱ,測量学Ⅲ,測量学実習Ⅰ,コンピュータリテラシー,CAD
注意点:
【その他の履修上の注意事項や学習上の助言】
外業の際には作業服および実習に適した靴を着用し,筆記用具と関数電卓を必ず持参すること。
担当教員が外業に不適切な服装・行動と判断した場合は,外業に参加させない。
トラバース測量の実習は測量学I・測量学Ⅱの内容が基本となるので,これを充分に理解するように努めること。
内業の際には,教科書を必ず持参すること。また,プリントを綴じるファイルを用意すること。
図書館に関連する図書があるので,参考にすること。
【評価方法・評価基準】
成績の評価基準として,最終成績で50点以上を合格とする。
[前期末成績]:トラバース測量・精度(20%),トラバース測量・実技試験(20%),トラバース測量・野帳(20%),道路の図上選定・計算書(20%),道路の図上選定・図面(20%)
提出物は仕上がりの丁寧さ,正確さを評価する.実技試験は機器の操作と測定の正確さを評価する。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
電子セオドライトの据付と操作方法(1) |
セオドライトの据付と操作方法を理解し,説明することができる。
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2週 |
電子セオドライトの据付と操作方法(2) |
セオドライトの据付・操作ができる。
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3週 |
トラバース測量(1):トラバースの角測量 |
セオドライトの据付・操作ができ,実際に角度を測定し,野帳に記入できる。
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4週 |
トラバース測量(2):トラバースの角測量 |
許容誤差内で角度を測定することができる。
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5週 |
トラバース測量(3):トラバースの角測量 |
許容誤差内で角度を測定することができる。
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6週 |
トラバース測量(4):トラバースの角測量 |
許容誤差内で角度を測定することができる。
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7週 |
トラバース測量(5):トラバースの角測量 |
許容誤差内で角度を測定することができる。
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8週 |
電子セオドライトの操作実技試験 |
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2ndQ |
9週 |
道路線形横断面図の概要説明 |
横断面図の概要を理解できる。
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10週 |
諸量の計算(1) |
横断面図の作成に用いる諸指標を計算できる。
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11週 |
諸量の計算(2) |
横断面図の作成に用いる諸指標を計算できる。
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12週 |
横断面図の作成(1) |
横断面図を作成することができる。
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13週 |
横断面図の作成(2) |
横断面図を作成することができる。
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14週 |
横断面図の作成(3) |
横断面図を作成することができる。
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15週 |
土工量,道路用地面積の計算 |
作成した横断面図を用いて,土工量,道路用地面積を計算できる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。 | 1 | |
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。 | 1 | |
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。 | 1 | |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 1 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 測量 | 巻尺による測量で生じる誤差を説明でき、測量結果から計算ができる。 | 4 | |
光波・電波による距離測量を説明できる。 | 4 | |
単測法、倍角法、方向法を説明でき、測量結果から計算ができる。 | 4 | |
生じる誤差の取扱いを説明できる。 | 4 | |
種類、手順および方法について、説明できる。 | 4 | |
測定結果から、面積や体積の計算ができる。 | 3 | |
地形測量の方法を説明できる。 | 3 | |
等高線の性質とその利用について、説明できる。 | 3 | |
単心曲線、緩和曲線、縦断曲線が説明できる。 | 3 | |
写真測量の原理や方法について、説明できる。 | 3 | |
分野別の工学実験・実習能力 | 建設系分野【実験・実習能力】 | 建設系【実験実習】 | トラバース測量について理解し、器具を使って測量できる。 | 4 | |
セオドライトによる角測量について理解し、器具を使って測量できる。 | 4 | |
評価割合
| 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 |
専門的能力 | 100 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 |