1. 基本的な英文を聴きとることができる
2. 基本的な英文を聴いて概要をつかむことができる
3. 与えられた表現をヒントに英作文を完成させることができる
4. モデル文などのきっかけが与えられれば英作文ができる
5. 日本語の単文から英作文ができる
6. 全体の構成を考えて英作文ができる
7. 予め準備した内容を英語で相手に伝えることができる
8. 相手の発表内容を聴き,理解することができる
9. 積極的な言語活動を通じて相互理解が図れる
10. 自分の主張を相手に納得させるような工夫ができる
概要:
外国語の学習は,幅広い視点からの物の見方・考え方を身につけ,思考力を強化するのに役立つ。円滑なコミュニケーションを成り立たせるには,相手が伝えようとしている内容を理解しようと努めると同時に,視覚的・聴覚的な側面も含め相手への伝え方を工夫する必要がある。本授業では,英語による総合的なコミュニケーション能力の向上を目指し,自分の考えを表現し,意見の交換を容易にするための文法知識と表現力の基礎学力を養う。その過程でリスニング力や読解力も身につけ,幅広い視点から自分を理解し,社会や環境に配慮できるようになることをめざす。
授業の進め方・方法:
英語コミュニケーション力を養い,積極的に英語で自己表現を試みること。
【事前事後学習など】長期休業中に自習課題を与える。適宜,課題を課す。
【関連科目】英語表現Ⅲ,英語講読Ⅰ
注意点:
応用力養成のため多読多聴図書(図書館蔵)を活用すること。
【評価方法・評価基準】
後期中間,学年末の各試験を実施する。成績の評価基準として50点以上を合格とする。
英語による発表活動を行い,準備過程や内容・英語・運用,相互評価の結果を総合的に評価する。
学年末:後期中間試験(35%),学年末試験(35%),発表活動(20%),課題(10%)
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
イントロダクション:パラグラフライティングについて |
パラグラフの構成と書き方を学ぶ。
|
2週 |
ウォルト・ディズニーの生涯 |
「時間の順序」を示すパラグラフを学び,自分で書けるようになる。
|
3週 |
楽器の種類 |
「分類」を示すパラグラフを学び,自分で書けるようになる。
|
4週 |
あなたは電車派? 飛行機派? |
「比較・対照」を示すパラグラフを学び,自分で書けるようになる。
|
5週 |
オリンピック種目はどのように決まる? |
「原因(理由)・結果」を示すパラグラフを学び,自分で書けるようになる。
|
6週 |
多言語学習の必要性 |
「意見・主張」を述べるパラグラフを学び,自分で書けるようになる。
|
7週 |
エッセイライティングについて(1) |
エッセイの構成と書き方を学び,エッセイのアウトラインを作成する。
|
8週 |
エッセイライティングについて(2) |
作成したアウトラインに基づいてエッセイを執筆する。
|
4thQ |
9週 |
週末は何してた? |
日常生活におけるスモール・トークを学び,実践する。
|
10週 |
Soldiers! ~『独裁者』より~ |
執筆したエッセイを基にスピーチ原稿を作成し,実践する。
|
11週 |
海外への修学旅行(1) |
執筆したエッセイを基にプレゼンテーションの準備をする。
|
12週 |
海外への修学旅行(2) |
執筆したエッセイに基づきプレゼンテーションを行う。
|
13週 |
野球はオリンピック種目にふさわしい? |
各自のプレゼンテーション内容についてディスカッションを行う。
|
14週 |
英語以外の外国語も学ぶべき?(1) |
ディベートに使われる表現を学び,ディベートに向けて準備をする。
|
15週 |
英語以外の外国語も学ぶべき?(2),後期復習 |
準備を踏まえ,クラス内でディベートを行う。
|
16週 |
|
|
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 英語 | 英語運用の基礎となる知識 | 聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。 | 3 | |
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。 | 3 | |
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。 | 3 | |
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。 | 3 | |
英語運用能力の基礎固め | 日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。 | 3 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。 | 3 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。 | 3 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。 | 3 | |
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。 | 3 | |
英語運用能力向上のための学習 | 英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。 | 3 | |
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。 | 3 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。 | 3 | |
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。 | 3 | |
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。 | 3 | |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。 | 3 | |
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。 | 3 | |
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。 | 3 | |
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。 | 3 | |
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。 | 3 | |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 3 | |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 3 | |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 3 | |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 3 | |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。 | 3 | |
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。 | 3 | |
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。 | 3 | |
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。 | 3 | |
総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。 | 3 | |