英語講読ＩＩ

科目基礎情報

学校	石川工業高等専門学校	開講年度	令和02年度 (2020年度)
授業科目	英語講読ＩＩ
科目番号	15660	科目区分	一般 / 必修
授業形態	講義	単位の種別と単位数	履修単位: 2
開設学科	建築学科	対象学年	4
開設期	通年	週時間数	2
教科書/教材	自主教材
担当教員	鬼頭 美帆

到達目標

1. 英語を通して対象となるテーマに対する新たな知見を得ることができる。
2. 対象となる内容を英語で表現するのに必要な語彙を身につけることができる。
3. 対象となる内容を英語で表現するのに必要な構文を身につけることができる。
4. 対象となる内容を英語で説明することができる。
5. 対象となる内容について, 英語で意見をまとめ, 議論することができる。
6. 対象となる内容について, 英語で発表することができる。
7. 使用場面を想定し, 学んだ内容を実生活に結びつけることができる。
8. TOEIC公開テスト対策として, 自学自習教材に積極的に取り組むことができる。

ルーブリック

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
到達目標1	英語を通して対象となるテーマに対する新たな知見を得て, さらに知見を広めることができる。	英語を通して対象となるテーマに対する新たな知見を得ることができる。	英語を通して対象となるテーマに対する新たな知見を得ることが困難である。
到達目標2	対象となる内容を英語で表現するのに必要な語彙を豊富に身につけることができる。	対象となる内容を英語で表現するのに必要な語彙を身につけることができる。	対象となる内容を英語で表現するのに必要な語彙を身につけることが困難である。
到達目標3	対象となる内容を英語で表現するのに必要な構文を豊富に身につけることができる。	対象となる内容を英語で表現するのに必要な構文を身につけることができる。	対象となる内容を英語で表現するのに必要な構文を身につけることが困難である。
到達目標4	対象となる内容を英語で的確に説明することができる。	対象となる内容を英語で説明することができる。	対象となる内容を英語で説明することが困難である。
到達目標5	対象となる内容について, 英語で意見をまとめ, 議論を発展させることができる。	対象となる内容について, 英語で意見をまとめ, 議論することができる。	対象となる内容について, 英語で意見をまとめ, 議論することが困難である。
到達目標6	対象となる内容について, 英語で的確に発表することができる。	対象となる内容について, 英語で発表することができる。	対象となる内容について, 英語で発表することが困難である。
到達目標7	使用場面を想定し, 学んだ内容を幅広く実生活に結びつけることができる。	使用場面を想定し, 学んだ内容を実生活に結びつけることができる。	使用場面を想定し, 学んだ内容を実生活に結びつけることが困難である。
到達目標8	TOEIC公開テスト対策として, 自学自習教材に積極的に取り組み, 目標スコアに到達することができる。	TOEIC公開テスト対策として, 自学自習教材に積極的に取り組むことができる。	TOEIC公開テスト対策として, 自学自習教材に積極的に取り組むことが困難である。

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 （基礎学力と専門的知識）

本科学習目標 3 （社会と環境）

創造工学プログラム C1 （国際社会を多面的に考えられる教養）

教育方法等

概要:

自分たちが日常生活を送る地域の視点と地球規模のグローバルな視点の双方を意識しながら, 社会や文化, 環境に関する多様なテーマについて, 英語を通して新たな知見を得て内容に対して理解を深めるとともに, 英語を通して自分の意見を発信するための基礎学力を養う。英語の読解, 聴解,　英語による他者との交流を行うことで, 幅広い視点から自らの立場を理解し, 国際意識を備え, 異文化を尊重し, グローバル社会における問題解決に積極的に関わっていける技術者を育成する。

授業の進め方・方法:

随時，講義内容に関する課題を与える。
実力養成のため，自学自習教材としてアルクNetAcademy NEXT「TOEICテスト対策コース」に取り組むこと。１月に受験するTOEIC公開テスト対策としても有効に活用すること。

注意点:

予習・復習をしっかり行うこと。
授業には紙の辞書または電子辞書を持参すること。
【評価方法・評価基準】中間試験，期末試験を実施する。成績の評価基準として60点以上を合格とする。
前期：前期末試験（40%），課題（60%）
後期：中間試験（30%），学年末試験（30%），課題（40%）
学年末：前期成績（50%），後期成績（50%）

授業計画

		週	授業内容	週ごとの到達目標
前期
	1stQ
		1週	導入, 意見や考えの伝え方1	他者に自分の意見や考えを伝えるときの表現や英文の組み立て方を学ぶ。
		2週	導入, 意見や考えの伝え方2	他者に自分の意見や考えを伝えるときの表現や英文の組み立て方を学ぶ。５文の英文で自分の意見を簡潔に述べることができる。
		3週	Intercultural Communication 1	英文の内容を理解し，異文化間コミュニケーションについて考える。
		4週	Intercultural Communication 2	英文の内容を理解し，異文化間コミュニケーションについて考える。
		5週	Intercultural Communication 3	英文の内容を理解し，また映像を視聴して異文化間コミュニケーションについて深く考える。基本的な英文の組み立て方を運用して、「異文化」をテーマに自分の経験を英作文でまとめることができる。
		6週	Is This Art? 1	写真や映像, 英文を見て芸術について学び, ペアやグループで現代アートについて英語で意見を交わす。
		7週	Is This Art? 2	「工芸王国」とも呼ばれる石川県の伝統工芸について学び, 他者に説明するときの英語表現を身につける。
		8週	Is This Art? 3	「工芸王国」とも呼ばれる石川県の伝統工芸について学び, 他者に説明するときの英語表現を身につける。「アート」をテーマに英作文で自分の考えを伝えることができる。
	2ndQ
		9週	Is This Art? 4	英作文のピアレビューを行い、評価項目に沿って他者の英作文を読み評価することができる。
		10週	Power of Music 1	英文を読んだり, 視聴覚教材を活用し音楽と社会について考える。
		11週	Power of Music 2	英文を読んだり，視聴覚教材を活用し音楽と社会について考える。
		12週	Learn about Food 1	英文を読み, 視聴覚素材を活用しながら, 生物と食に関する学びを深め, 生物と食に関する表現を用いて活動を行う。
		13週	Learn about Food 2	英文を読み, 視聴覚素材を活用しながら, 地域の食文化に関する学びを深める。
		14週	Learn about Food 3	英文を読み, 視聴覚素材を活用しながら, 国内外の食に関する問題について考え, 英語でディスカッションを行う。
		15週	前期復習
		16週
後期
	3rdQ
		1週	Energy 1	エネルギーに関する英語表現を学び, 実生活にどのように結びついているかを理解し, エネルギーに関する英語表現を用いて活動を行う。
		2週	Energy 2	エネルギーに関する英文を読み, 視聴覚素材を活用しながら, 実生活における問題を考える。
		3週	Energy 3	エネルギーに関する問題について自分の意見をまとめ, 英語でディスカッションを行う。
		4週	Global Issues - Plastics 1	英文の内容を理解し，現代の環境問題について考える。
		5週	Global Issues - Plastics 2	環境問題についてグループワークに取り組み，英語でのディスカッション力や表現力を養う。
		6週	Global Issues - Plastics 3	環境問題についてグループワークに取り組み，英語でのディスカッション力や表現力を養う。
		7週	Social Taboos 1	英文を読み，社会的タブーとその文化的背景を考える。
		8週	Social Taboos 2	英文を読み，社会的タブーとその文化的背景を考える。
	4thQ
		9週	Marketing and Business Presentation 1	英文を読んだり，ビデオを視聴し，説得力のあるプレゼンテーション力について考える。
		10週	Marketing and Business Presentation 2	英文を読んだり，ビデオを視聴し，説得力のあるプレゼンテーション力について考える。
		11週	Marketing and Business Presentation ３	英文を読んだり，ビデオを視聴し，説得力のあるプレゼンテーション力を実践する
		12週	Immigration and Multi-Cultural Society 1	英文の内容を理解し，移民と多文化共生社会について考える。
		13週	Immigration and Multi-Cultural Society 2	英文を読んだり，インタビュー映像を見て日本に住む外国人が抱える問題について考える。
		14週	Immigration and Multi-Cultural Society 3	多文化共生社会をテーマに身近な問題を見つけ，その解決策を考え，発表する。
		15週	後期復習
		16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類		分野	学習内容	学習内容の到達目標	到達レベル	授業週
基礎的能力	人文・社会科学	英語	英語運用能力向上のための学習	自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。	4
				母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。	4
				関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。	4
				関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。	4
	工学基礎	グローバリゼーション・異文化多文化理解	グローバリゼーション・異文化多文化理解	それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。	3
				様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。	3
				異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。	3
				それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。	3
分野横断的能力	汎用的技能	汎用的技能	汎用的技能	日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。	3
				他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。	3
				他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。	3
				書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。	3
				収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。	3
				事実をもとに論理や考察を展開できる。	3
	態度・志向性(人間力)	態度・志向性	態度・志向性	周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。	3
				自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。	3
				社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。	3
				他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。	3
				技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。	3
	総合的な学習経験と創造的思考力	総合的な学習経験と創造的思考力	総合的な学習経験と創造的思考力	公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。	3

評価割合

	試験	課題・発表	合計
総合評価割合	50	50	100
基礎的能力	50	50	100
専門的能力	0	0	0
分野横断的能力	0	0	0