建築材料実験

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 建築材料実験
科目番号 18110 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習・実技 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 鹿島出版界 建設材料実験法
担当教員 本間 小百合,秦 明日香

到達目標

1.建築構造材料を材料の性質をより深く理解する。
2.実験器具の取り扱い方,実験時の心構えを学習する。
3.実験結果をまとめ,レポートを作成する方法を学習する。
4.各種実験の目的および結果をプレゼンテーションする方法を学習する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1.2実験器具の取り扱い方,実験時の心構えを十分理解し、建築構造材料を材料の性質をより深く理解している。実験器具の取り扱い方,実験時の心構えを理解し、建築構造材料を材料の性質をより理解している。実験器具の取り扱い方,実験時の心構えを理解し、建築構造材料を材料の性質を理解するのが困難である。
評価項目3実験結果をまとめ,レポートを作成する方法を十分理解する。実験結果をまとめ,レポートを作成する方法を理解する。実験結果をまとめ,レポートを作成するするのが困難である。
評価項目4各種実験の目的および結果をプレゼンテーションする方法を十分理解している。各種実験の目的および結果をプレゼンテーションする方法を理解している。各種実験の目的および結果をプレゼンテーションする のが困難である。

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
本科学習目標 2 説明 閉じる
創造工学プログラム A1 説明 閉じる
創造工学プログラム B1専門(建築学) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
建物を設計・施工するには,使用材料の性質を理解し,社会や環境への影響も視野に,その性質を十分に活かすよう利用しなければならない。本科目では,建築生産において、欠くことのできない主要材料であるコンクリートおよび鋼材・木材を取り上げ,実験的体験により,講義による専門的基礎知識を深めることを目的とする。さらには,報告書の作成およびプレゼンテーションの方法についても学習し,記録に伴う諸問題の理解と解決,自らの考えを正しく表現して伝えることを学ぶ。
授業の進め方・方法:
実験が終了したら,7日以内にレポートを作成して提出する。
常に実験の状況を観察し,レポートに記載する。
結果には必ず考察を加える。
実習過程と実験結果の報告およびそれらの考察レポート提出(100%)
「成績の評価基準として60点以上を合格とする。」
注意点:
実験に相応しい服装で実験に臨むこと。
実験における注意事項を忘れず,また積極的に実験を体験すること。
結果のプレゼンテーションは積極的に行うこと。
レポートは、有効数字、統計解析等これまでに基礎学科で学んだことを総動員して記すこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 セメントの役割,強度試験法(講義) セメントの役割,強度試験法を理解できる
2週 セメント強度試験供試体の作成[実験] セメント強度試験供試体の作成を理解できる
3週 コンクリート強度試験の意義と供試体製作の説明(講義) コンクリート強度試験の意義と供試体製作の説明を理解できる
4週 コンクリート供試体の作成・スランプ・空気量測定試験[実験] コンクリート供試体の作成・スランプ・空気量測定試験を理解できる
5週 セメント強度試験[実験] セメント強度試験を理解できる
6週 コンクリート強度試験の意義と方法(講義) コンクリート強度試験の意義と方法を理解できる
7週 コンクリート強度試験[実験] コンクリート強度試験を理解できる
8週 骨材の役割と比重・吸水率試験法(講義) 骨材の役割と比重・吸水率試験法を理解できる
4thQ
9週 骨材(粗・細骨材)の比重・吸水率試験[実験] 骨材(粗・細骨材)の比重・吸水率試験を理解できる
10週 骨材ふるい分け試験の意義と方法(講義) 骨材ふるい分け試験の意義と方法を理解できる
11週 骨材のフルイ分け試験[実験] 骨材のフルイ分け試を理解できる
12週 鋼材の性質及び強度試験方法(講義) 鋼材の性質及び強度試験方法を理解できる
13週 丸鋼・異形鉄筋の強度試験[実験] 丸鋼・異形鉄筋の強度試験を理解できる
14週 木材の曲げ試験[実験]
第15週 レポートの総講評と解説
木材の曲げ試験を理解できる
15週 レポートの総講評と解説「後期復習」 材料実験に関するレポートを纏めることができる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力0000000
専門的能力00001000100
分野横断的能力0000000