建築振動論

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 建築振動論
科目番号 18230 科目区分 専門 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 金田勝徳他「建築の耐震・耐風入門」(彰国社)
担当教員 船戸 慶輔

到達目標

1.建築構造に関連する各種振動について,理解し,説明できる。
2.地震動の性質と,その震害対策について説明できる。
3.風の性質と,その振害対策について説明できる。
4.簡単な構造モデルの自由振動について計算できる。
5.振動問題の数値シュミレーションについて説明できる。
6.耐震設計と構造計画について説明できる。
7.耐震安全性の概念と振動論の適用について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

本科教育目標 1 説明 閉じる
本科教育目標 2 説明 閉じる
本科教育目標 3 説明 閉じる
創造工学プログラム B1専門(建築学) 説明 閉じる
創造工学プログラム B2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
建築構造物は、つねに何らかの振動にさらされている状態にある。本授業は、種々の振動源によって与えられる建築構造物の振動問題につい
て理解し、振動抑制のための技術について学ぶことを目的とする。とくに耐震設計において振動論の基礎知識は不可欠である。人々に物的な
損害を与える建物の振動とその対策について学習し,社会における構造設計者の役割を確認する。
授業の進め方・方法:
中間試験, 前期末試験を実施する。
前期末:中間試験(50%), 期末試験試験(50%)
成績の評価基準として60点以上を合格とする。
講義内容の把握度と,到達目標の達成度を確認するため,随時課題を与える。
注意点:
授業中や試験直前の学習のみでなく,平常時の予習・復習が大切です。
力学,解析学,構造力学の基本について理解している必要があります。
地震関連や台風関連など自然災害に関するニュース報道について,関心を持っておくようにして下さい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 建築構造における振動論の概要,目的
2週 各種の振動源とその評価
3週 振動の防止対策概略
4週 地震と震害
5週 地震波による建物の振動
6週 質点モデルによる振動解析概説
7週 地震に対する構造解析
8週 強風と風災害
4thQ
9週 風の性質と建物の振動
10週 建物の耐震・耐風設計概説
11週 耐震設計からみた構造計画
12週 耐震設計における荷重算定I
13週 耐震設計における荷重算定II
14週 高層建築物における振動問題概説
15週 前期復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000