建築環境工学II

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 建築環境工学II
科目番号 18260 科目区分 専門 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 田中俊六他「建築環境工学 改訂4版」(井上書院)
担当教員 森原 崇

到達目標

1.建築と環境と人の関わりについて説明できる。
2.光に関する基礎的性質を説明できる。
3.与えられた条件のもとで,基本的な照度計算を行える。
4.建築に係わる色彩の役割を説明できる。
5.建築に係わる音の基本的性質を説明できる。
6.音に関する基本的な計算を行える。
7.室内の音響計画を説明できる。
8.音の伝搬、透過損失の計算を行える。
9.騒音の評価方法を説明できる。
10.吸音の材料とその特性を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1建築と環境と人の関わりについて説明できる。基礎的な建築と環境と人の関わりについて説明できる。建築と環境と人の関わりについて説明できる。
評価項目2光に関する基礎的性質を説明できる。基礎的な光に関する基礎的性質を説明できる。光に関する基礎的性質を説明できない。
評価項目3与えられた条件のもとで,基本的な照度計算を行える。基礎的な与えられた条件のもとで,基本的な照度計算を行える。与えられた条件のもとで,基本的な照度計算を行えない。
評価項目4建築に係わる色彩の役割を説明できる。基礎的な建築に係わる色彩の役割を説明できる。建築に係わる色彩の役割を説明できない。
評価項目5建築に係わる音の基本的性質を説明できる。基礎的な建築に係わる音の基本的性質を説明できる。建築に係わる音の基本的性質を説明できない。
評価項目6音に関する基本的な計算を行える。基礎的な音に関する基本的な計算を行える。音に関する基本的な計算を行えない。
評価項目7室内の音響計画を説明できる。基礎的な室内の音響計画を説明できる。室内の音響計画を説明できない。
評価項目8音の伝搬、透過損失の計算を行える。基礎的な音の伝搬、透過損失の計算を行える。音の伝搬、透過損失の計算を行えない。
評価項目9騒音の評価方法を説明できる。基礎的な騒音の評価方法を説明できる。騒音の評価方法を説明できない。
評価項目10吸音の材料とその特性を説明できる。基礎的な吸音の材料とその特性を説明できる。吸音の材料とその特性を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

本科教育目標 1 説明 閉じる
本科教育目標 2 説明 閉じる
創造工学プログラム A1 説明 閉じる
創造工学プログラム B1専門(建築学) 説明 閉じる
創造工学プログラム B2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
快適な居住環境を創造するための基礎学力を養う。
与えられるさまざまな課題の解決に、物理・数学の知識を応用して意欲的に取り組む。
授業の進め方・方法:
[事前事後学習]
随時,講義内容の復習のためのレポート課題を与える。
[関連科目]
建築環境工学I,建築環境工学演習,建築設備計画Ⅰ,建築設備計画Ⅱ

注意点:
授業には毎回,関数電卓を用意しておくこと。
[評価方法・評価基準 ]
中間試験, 前期末試験, 学年末試験を実施する。成績の評価基準として60点以上を合格とする。
前期末:中間試験(30%),期末試験(30%),レポート(40%)
学年末:前期中間試験(15%), 前期末試験(15%), 前期レポート(20%)
    後期中間試験(15%), 後期末試験(15%), 前期レポート(20%)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 人と建築と環境 建築と環境と人の関わりについて説明できる。
2週 視覚 光に関する基礎的性質を説明できる。
3週 測光量と単位 光に関する基礎的性質を説明できる。
4週 照度計算の基礎 与えられた条件のもとで,基本的な照度計算を行える。
5週 明視の条件 光に関する基礎的性質を説明できる。
6週 昼光光源 光に関する基礎的性質を説明できる。
7週 昼光照明の計算法,演習 与えられた条件のもとで,基本的な照度計算を行える。
8週 試験の返却と解説,立体角投射率 与えられた条件のもとで,基本的な照度計算を行える。
2ndQ
9週 昼光照明方式,人工光源 光に関する基礎的性質を説明できる。
10週 人工光源の計算法と照明方式 与えられた条件のもとで,基本的な照度計算を行える。
11週 色彩計画 建築に係わる色彩の役割を説明できる。
12週 色彩の心理 建築に係わる色彩の役割を説明できる。
13週 色彩設計 建築に係わる色彩の役割を説明できる。
14週 演習 光に関する基礎的性質を説明できる。
15週 前期復習 光に関する基礎的性質を説明できる。
16週
後期
3rdQ
1週 音に関する基本事項Ⅰ 建築に係わる音の基本的性質を説明できる。
2週 音に関する基本事項Ⅱ 建築に係わる音の基本的性質を説明できる。
3週 聴覚 建築に係わる音の基本的性質を説明できる。
4週 室内音響Ⅰ 室内の音響計画を説明できる。
5週 室内音響Ⅱ 室内の音響計画を説明できる。
6週 室内音響Ⅲ 室内の音響計画を説明できる。
7週 演習 音の伝搬、透過損失の計算を行える
8週 音の伝搬 音の伝搬、透過損失の計算を行える
4thQ
9週 遮音 音の伝搬、透過損失の計算を行える
10週 騒音 騒音の評価方法を説明できる。
11週 床衝撃音 騒音の評価方法を説明できる。
12週 吸音機構 吸音の材料とその特性を説明できる。
13週 質量則、コインシデンス効果 吸音の材料とその特性を説明できる。
14週 演習 建築に係わる音の基本的性質を説明できる。
15週 後期復習 建築に係わる音の基本的性質を説明できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力0000000
専門的能力60000400100
分野横断的能力0000000