測量学演習

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 測量学演習
科目番号 18310 科目区分 専門 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 崎山宗威「新訂 わかり易い建築講座16 建築測量 第二版」(彰国社)
担当教員 本間 小百合,船戸 慶輔

到達目標

①水準測量の基礎知識を理解できる。
②水準測量の機器,および操作法を理解できる。
③水準器(レベル)による高低差の測定法を理解できる。
④水準器による縦断測量,横断測量,地形測量を理解できる。
⑤誤差論に基づく測定値の処理方法の概略を理解できる。
⑥実習を通じて,巻尺による骨組測量の方法を習得する。
⑦実習を通じて,平板測量による平面図の作成法を習得する。
⑧実習を通じて,角測量による水平角の測定法を習得する。
⑨実習を通じて,角測量による水平角の測設法を習得する。
⑩実習を通じて,水準測量による高低差の測定法を習得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

本科教育目標 1 説明 閉じる
本科教育目標 2 説明 閉じる
創造工学プログラム A1 説明 閉じる
創造工学プログラム B1専門(建築学) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
建築デザインのための基本事項として,測量学は建築技術者としての基礎的素養の一つである。測量学の講義及び実習を通じて各種の測量法を理解し,建築技術者としての基礎学力を身に付け,実習を通して測量法の習得,さらに課題解決の方法を学ぶ。
授業の進め方・方法:
期末試験を実施する。前期末試験(45%),実習報告書(45%),レポート(10%)
実習は各班の測量結果として提出される報告書および図面等の成果品をもとに評価する。
実習を欠席した場合,欠席した回の実習の評価は0とする(報告書への連名を認めない)。
必要と認めたときは再試験等を実施することがある。成績の評価基準として60点を合格とする。
注意点:
平常時から予習,復習を心がけ,疑問点や理解できなかった点はそのまま放置せず,授業時間内や放課後に積極的に質問すること。
4年次の測量学での学習内容をもとに実習をおこなうので,測量器具・器械の操作法,各種測量法をしっかりと理解しておくこと。
測量機器の操作方法を体得するためにも,実習は重要である。実習には必ず出席すること。
実習の際には実習に適した服・靴を着用し,筆記用具,関数電卓,教科書を持参すること。
担当教員が実習に不適切な服装・行動と判断した場合は,実習に参加させないことがある。
実習の成果はその都度,報告書として班ごとに必ず提出すること。
授業スケジュールは,天候に応じて講義と実習の順序を変更する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 講義 ガイダンス 全体の授業の流れ及び方針を理解している。
2週 講義 誤差論に基づく測定値の処理方法 誤差論に基づく測定値の処理方法を理解している。
3週 実習 距離測量 巻尺による骨組測量 距離測量 巻尺による骨組測量を理解している。
4週 実習 平板測量1 骨組測量 平板測量1 骨組測量を理解している。
5週 実習 平板測量2 細部測量 板測量2 細部測量を理解している。
6週 講義 水準測量1 高さと基準面,水準測量の種類 水準測量1 高さと基準面,水準測量の種類について理解している。
7週 講義 水準測量2 直接水準測量に使用する器械と器具 直接水準測量に使用する器械と器具について理解している。
8週 講義 水準測量3 器械の据付法,水準測量の用語と視準方法 水準測量の用語と視準方法を理解している。
2ndQ
9週 実習 角測量1 水平角の測定 角測量1 水平角の測定を理解している。
10週 実習 角測量2 水平角の測設 角測量2 水平角の測設を理解している。
11週 講義 水準測量4 水準器の検査と調整,高低測量 水準測量4 水準器の検査と調整,高低測量を理解している。
12週 講義 水準測量5 縦断測量,横断測量,地形測量 水準測量5 縦断測量,横断測量,地形測量を理解している。
13週 実習 水準測量 高低差測量 水準測量 高低差測量を理解している。
14週 講義 各種測量機器,測量方法の補足 各種測量機器,測量方法の補足について理解している。
15週 講義 各種測量機器,測量方法の補足 各種測量機器,測量方法の補足について理解している。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合450004510100
基礎的能力0000000
専門的能力450004510100
分野横断的能力0000000