建築設計II

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 建築設計II
科目番号 18360 科目区分 専門 / 必修
授業形態 単位の種別と単位数 履修単位: 6
開設学科 建築学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 6
教科書/教材
担当教員 熊澤 栄二,内田 伸,道地 慶子,村田 一也

到達目標

(前期)
1.設計製図の基礎的知識を理解している。
2.敷地環境の特性を分析し、表現できる。
3.木構造の基本的な設計ができる。
4.外部空間に配慮した施設計画ができる。
5.諸室状況に適応した施設計画ができる。
6.計画内容を基本図面として表現できる。
7.計画内容を立体として理解できる。
8.自分の考えをプレゼンテーションできる。
(後期)
8.RC造建築に関する基本事項を正しく理解している。
9.RC造の平面図の描き方を理解し,正しく描くことができる。
10.RC造の立面図の描き方を理解し,正しく描くことができる。
11.RC造の断面図の描き方を理解し,正しく描くことができる。
12.RC造小規模事務所建築の設計方法を理解し,基本設計図を作成できる。
13.自分の考えを図面などを利用してプレゼンテーションできる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

本科教育目標 1 説明 閉じる
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本科教育目標 4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
建築設計IIは,建築設計Iでの授業目標を踏まえ,建築設計・製図の技術に必要な基礎的な学力と専門知識の習得,及び正しい図面表現について学習するとともに,意見交換を通して自分の考えを正しく表現することを目的とする。前期は大断面集成材を用いた木造公共施設(保育施設など)の設計に取組み,与えられた敷地に各自の独創的な建築空間を提案する。後期は鉄筋コンクリート造の建築設計製図基礎の習得のために,RC造小規模事務所建築を例として基本設計に必要な各種図面,構造計画や設備計画の基礎を学ぶ。2つ設計課題の解決を通して設計能力を向上させる。
授業の進め方・方法:
事前事後学習など:到達目標の達成度を確認するため,各自のエスキノートを用意すること。
達成度を確認するためにレポート課題や小課題を適宜与えることがある。
関連科目:建築計画学関連科目,建築構造関連科目
注意点:
前期は,最終提出の図面や模型だけでなく,演習時のエスキスチェックの過程が大切です。課題に取り組む最初の時期から,敷地模型を作りエスキス模型で確認しながら設計を進めることが重要です。大断面集成材の木構造を理解し,図面を作成し,自分の考えを相手に正確に説明できる必要があります。
後期は,RC造建築に関する基礎的な製図手法の習得を目指し,図面の基本的な描き方や約束事を理解しながら製図演習に取り組むことが大切です。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 自由設計課題出題、事例紹介
2週 敷地状況の分析および敷地模型の作成
3週 公共施設の規模算定および事例分析エスキス
4週 エスキス1
5週 エスキス2
6週 エスキス3
7週 大断面集成材構法の解説
8週 設計基本図面の作成1
2ndQ
9週 設計基本図面の作成2
10週 設計基本図面の作成3
11週 模型製作1
12週 模型製作2
13週 発表および講評会
14週 図面の修正
15週 前期復習
16週
後期
3rdQ
1週 自由設計課題出題と小規模事務所建築の事例紹介
2週 エスキス1
3週 構造計画と設備計画1
4週 エスキス2
5週 構造計画と設備計画2
6週 エスキス3
7週 中間発表
8週 エスキス4
4thQ
9週 RC造小規模事務所建築の断面図の作成および基本図面の作成1
10週 RC造小規模事務所建築の断面図の作成および基本図面の作成2
11週 基本図面の作成
12週 模型制作+プレゼンテーション作成1
13週 模型制作+プレゼンテーション作成2
14週 発表及び講評
15週 後期復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

演習課題提出物相互評価プレゼンテーションポートフォリオその他合計
総合評価割合751001500100
基礎的能力0000000
専門的能力751001500100
分野横断的能力0000000