到達目標
①法律と憲法が社会において果たす役割、日本国憲法の成立過程について理解できる。
②現代社会および日常の問題に対する、憲法的な視点・考え方を習得し実践できる。
③日本の裁判所において憲法がどのように解釈されているかを理解し、その解釈の妥当性についても批判的に思考できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安(優) | 標準的な到達レベルの目安(良) | 未到達レベルの目安(不可) |
評価項目1
項目 | 法律と憲法が社会において果たす役割、日本国憲法の成立過程について明確に理解できている。 | 法律と憲法が社会において果たす役割、日本国憲法の成立過程について基本的な理解ができている。 | 法律と憲法が社会において果たす役割、日本国憲法の成立過程について理解できていない。 |
評価項目2
項目 | 現代社会および日常の問題に対する、憲法的な視点・考え方を明確に習得し実践できている。 | 現代社会および日常の問題に対する、憲法的な視点・考え方について基本的に習得できている。 | 現代社会および日常の問題に対する、憲法的な視点・考え方を習得できていない。 |
評価項目3
項目 | 日本の裁判所において憲法がどのように解釈されているかを明確に理解し、その解釈の妥当性についても批判的に思考できる。 | 日本の裁判所において憲法がどのように解釈されているかを基本的に理解できている。 | 日本の裁判所において憲法がどのように解釈されているかを理解できていない。 |
学科の到達目標項目との関係
本科学習目標 3
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本科学習目標 4
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創造工学プログラム C1
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教育方法等
概要:
健全な社会人として、また社会と環境に配慮できる技術者として、日本という国において社会生活を営む上でも、日本の法制度における根幹をなす日本国憲法についての基本的な知識を持つことは、主権者たる国民にとって不可欠な事項です。この授業では、日本国憲法の基本的な理念および内容について学習することで、テレビ・新聞などで触れる日常のニュースについて、国民主権や基本的人権といった憲法の基本的概念から思考できる能力、自らの考えを表現・対話する力を身につけます。
授業の進め方・方法:
・特定のテキスト・教科書は使用しませんが、代わりに毎回レジュメを配布します
・基本的に講義形式で授業を進めますが、適宜、参加者に質問・意見を求める機会を予定しています。
・学習にあたっては、憲法の条文や判例の結論を暗記するのではなく、その意味や結論に至る思考プロセスを理解するとともに、判例の結論の妥当性についても批判的に思考するように心がけて下さい。
・本教科は、高校の公民・現代社会の発展的内容となります。授業の基本的な部分が分からなくなった場合は、それらの教科の関連項目を復習してみることも必要です。 関連科目:哲学,政治・経済,歴史Ⅰ・Ⅱ
MCC対応:Ⅲ-C 社会、Ⅶ 汎用的技能、態度・志向性(人間力)、Ⅷ 態度・志向性(人間力)、Ⅸ 総合的な学修経験と創造的思考力
注意点:
【評価方法・評価基準】
・中間試験(50%)と期末試験(50%)を実施し、その合計が60点以上で合格とします。
テスト
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
法律と憲法の役割 |
授業の進め方・憲法の役割について把握する。
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2週 |
憲法の成立過程 |
西欧・日本における憲法の成立過程について理解する。
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3週 |
憲法前文・統治総論 |
憲法前文の意義・国民主権・象徴天皇制について理解する。
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4週 |
平和主義 |
「憲法9条」と日本の防衛政策の変遷について理解する。
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5週 |
国会 |
国会の地位・組織・権能について理解する。
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6週 |
内閣・裁判所 |
内閣/裁判所の地位・組織・権能について理解する。
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7週 |
基本的人権総論 |
人権の主体・適用範囲及び幸福追求権について理解する。
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8週 |
平等権 |
「法の下の平等」の意義について理解する。
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2ndQ |
9週 |
精神的自由権① |
思想良心の自由について理解する。
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10週 |
精神的自由権② |
表現活動・集会結社の自由について理解する。
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11週 |
精神的自由権③ |
信教の自由/学問の自由について理解する。
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12週 |
経済的自由権 |
居住移転・職業選択の自由/財産権について理解する。
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13週 |
社会権 |
生存権/教育を受ける権利/労働基本権について理解する。
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14週 |
人身の自由・参政権・憲法改正 |
手続上の権利/選挙権/憲法改正手続について理解する。
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15週 |
前期復習 |
これまでの学習内容について理解する。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 公民的分野 | 人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。 | 3 | |
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。 | 4 | |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 100 |
基礎的能力 | 100 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 |