基礎英語I

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 基礎英語I
科目番号 20072 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 栗原文子 他『ENRICH LEARNING ENGLISH COMMUNICATION I』(東京書籍)/東京書籍編集部『ENRICH LEARNING ENGLISH COMMUNICATION I WORKBOOK』(東京書籍), 柏木厚子 他『Listen for It!』(いいずな書店), 岩村圭南『改訂版 英語の正しい発音の仕方(基礎編)』(研究社)
担当教員 川畠 嘉美

到達目標

1. 基本的な英語による音声から必要な情報を聞き取り,話し手の意図を把握したり,概要や要点を目的に応じて捉えたりすることができる。
2. 基本的な英文から必要な情報を読み取り,書き手の意図を把握したり,概要や要点を目的に応じて捉えたりすることができる。
3. 基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを口頭で伝えることができる。
4. 基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して口頭で発表することができる。
5. 基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを書いて伝えることができる。
6. 基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して文章で伝えることができる。
7. 英語多読に意欲的に取り組むことができる。
8. 授業で取り上げる話題の背景知識を理解することができる。
9. 授業で取り上げる話題に関連する英語表現を身につけることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1基本的な英語による音声から必要な情報を聞き取り,話し手の意図を把握したり,概要や要点を目的に応じて捉えたりすることができる。支援を活用すれば,基本的な英語による音声から必要な情報を聞き取り,話し手の意図を把握したり,概要や要点を目的に応じて捉えたりすることができる。支援を活用しても,基本的な英語による音声から必要な情報を聞き取り,話し手の意図を把握したり,概要や要点を目的に応じて捉えたりすることが困難である。
評価項目2 基本的な英文から必要な情報を読み取り,書き手の意図を把握したり,概要や要点を目的に応じて捉えたりすることができる。支援を活用すれば, 基本的な英文から必要な情報を読み取り,書き手の意図を把握したり,概要や要点を目的に応じて捉えたりすることができる。支援を活用しても, 基本的な英文から必要な情報を読み取り,書き手の意図を把握したり,概要や要点を目的に応じて捉えたりすることが困難である。
評価項目3基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを口頭で伝えることができる。支援を活用すれば,基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを口頭で伝えることができる。支援を活用しても,基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを口頭で伝えることが困難である。
評価項目4基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して口頭で発表することができる。支援を活用すれば,基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して口頭で発表することができる。支援を活用しても,基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して口頭で発表することが困難である。
評価項目5基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを書いて伝えることができる。支援を活用すれば,基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを書いて伝えることができる。支援を活用しても,基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを書いて伝えることが困難である。
評価項目6基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して文章で伝えることができる。支援を活用すれば,基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して文章で伝えることができる。支援を活用しても,基本的な語句や文を用いて,情報や考え,気持ちなどを論理性に注意して文章で伝えることが困難である。
評価項目7英語多読に意欲的に取り組むことができる。英語多読に取り組むことができる。英語多読に取り組むことができない。
評価項目8自ら積極的に調べ,授業で取り上げる話題の背景知識を理解することができる。授業で取り上げる話題の背景知識を理解することができる。授業で取り上げる話題の背景知識を理解することが困難である。
評価項目9自ら積極的に調べ,授業で取り上げる話題に関連する英語表現を身につけることができる。授業で取り上げる話題に関連する英語表現を身につけることができる。授業で取り上げる話題に関連する英語表現を身につけることが困難である。

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
本科学習目標 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本授業では「読む・聞く・話す(やり取り/発表)・書く」という語学の4技能5領域を総合的に習得することを大きな目標とする。リーディングでは丁寧に英文を読み進め, 他方では多くの英文にふれることにより,文の流れのなかで語彙やその使われ方をつかみ,英語の構造や特色を理解していく。リスニングでは英語の特徴を理解し,必要な情報や要点を聞き取るトレーニングを行う。アウトプット活動では,口頭でのやりとりやプレゼン・スピーチのほか,テキストジャンルに応じた英文ライティングを行い,それぞれのスタイルにふさわしい表現方法を学ぶ。これらの取り組みを通して基礎的な文法知識を蓄え,それらを応用する力を身につけて英語の資格試験を含むさまざまな英文への対応能力を培う。授業で扱われる話題をCLIL(内容言語統合型学習)を通して英語で学び,知見を広げるとともに,語学そのものを通して複眼的な視点から社会と環境に配慮する世界観・人生観を確立し,自分自身の意見を伝える力や他者との対話力を磨いていく。
授業の進め方・方法:
【授業の進め方など】4技能5技能習得のための活動を行う。
【事前事後学習など】理解を深めるため,随時課題を与える。
【関連科目】英語表現Ⅰ,基礎オーラルコミュニケーション
【MCC対応】Ⅲ-B 英語, Ⅳ-D グローバリゼーション・異文化多文化理解, Ⅶ 汎用的技能, Ⅷ 態度・志向性(人間力), Ⅸ 総合的な学修経験と創造的思考力
注意点:
英語によるアウトプット活動をはじめとする授業中のアクティビティーには積極的に参加すること。
予習では疑問点や不明点, 判断に迷う点を明確にし,可能な範囲で調べておくこと。
予習で見つけた疑問点や不明点, 判断に迷う点を解決できるよう積極的に授業に取り組むこと。
授業時には辞書を持参すること。
多くの英文にふれることで英文の仕組みが分かり,語彙の定着も進むので,多読多聴図書(図書館蔵)を積極的に利用すること。授業でも随時,多読活動の機会を与える。
授業の一環として実力試験TOEIC Bridge IPを実施する。
【評価方法・評価基準】
前期中間・前期末・後期中間・学年末の各試験を実施する。成績の評価基準として50点以上を合格とする。
前期末:中間試験(30%),期末試験(30%),課題・英語活動への参加(40%)
後期末:中間試験(30%),学年末試験(30%),課題・英語活動への参加(30%),英語実力試験(10%)
学年末:前期末と後期末の平均

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 導入,ことばについて,日本語と英語, 英語多読多聴図書の紹介。/Unit 1 What can happen in one second? ことばの役割を知る。さまざまな観点から英語と日本語を比較し,各言語の特徴をつかむ。英語多読多聴図書の活用法を知り,実際に多読多聴活動に取り組む。
トピックに関連する会話の聞き取り,重要フレーズのトレーニング,テキストを読むトレーニングを行う。
2週 Unit 1 What can happen in one second? トピックに関連するさらなる情報についてリスニング,リーディングで理解を深め,アウトプット活動の準備をする。
3週 Unit 1 What can happen in one second? 英語によるアウトプット活動を行う。
4週 Unit 2 What do superstitions mean to you? トピックに関連する会話の聞き取り,重要フレーズのトレーニング,テキストを読むトレーニングを行う。
5週 Unit 2 What do superstitions mean to you? トピックに関連するさらなる情報についてリスニング,リーディングで理解を深め,アウトプット活動の準備をする。
6週 Unit 2 What do superstitions mean to you? 英語によるアウトプット活動を行う。
7週 まとめと復習 Unit 1・2の振り返りを行う。
8週 Unit 3 How can we promote sustainability? トピックに関連する会話の聞き取り,重要フレーズのトレーニング,テキストを読むトレーニングを行う。
2ndQ
9週 Unit 3 How can we promote sustainability? トピックに関連するさらなる情報についてリスニング,リーディングで理解を深め,アウトプット活動の準備をする。
10週 Unit 3 How can we promote sustainability? 英語によるアウトプット活動を行う。
11週 Unit 4 What can we learn from native Hawaiians? トピックに関連する会話の聞き取り,重要フレーズのトレーニング,テキストを読むトレーニングを行う。
12週 Unit 4 What can we learn from native Hawaiians? トピックに関連するさらなる情報についてリスニング,リーディングで理解を深め,アウトプット活動の準備をする。
13週 Unit 4 What can we learn from native Hawaiians? 英語によるアウトプット活動を行う。
14週 まとめと復習 Unit 3・4の振り返りを行う。
15週 前期復習
16週
後期
3rdQ
1週 Unit 5 Why do people tell each other stories? トピックに関連する会話の聞き取り,重要フレーズのトレーニング,テキストを読むトレーニングを行う。
2週 Unit 5 Why do people tell each other stories? トピックに関連するさらなる情報についてリスニング,リーディングで理解を深め,アウトプット活動の準備をする。
3週 Unit 5 Why do people tell each other stories? 英語によるアウトプット活動を行う。
4週 Unit 6 What are the qualities of a good leader? トピックに関連するさらなる情報についてリスニング,リーディングで理解を深め,アウトプット活動の準備をする。
5週 Unit 6 What are the qualities of a good leader? トピックに関連したさらなる情報についてリスニング,リーディングで理解を深め,アウトプット活動の準備をする。
6週 Unit 6 What are the qualities of a good leader? 英語によるアウトプット活動を行う。
7週 まとめと復習 Unit 5・6の振り返りを行う。
8週 Unit 7 Where will you live in the future? トピックに関連する会話の聞き取り,重要フレーズのトレーニング,テキストを読むトレーニングを行う。
4thQ
9週 Unit 7 Where will you live in the future? トピックに関連するさらなる情報についてリスニング,リーディングで理解を深め,アウトプット活動の準備をする。
10週 Unit 7 Where will you live in the future? 英語によるアウトプット活動を行う。
11週 Unit 8 How do cultures and traditions affect teens' lives? トピックに関連する会話の聞き取り,重要フレーズのトレーニング,テキストを読むトレーニングを行う。
12週 Unit 8 How do cultures and traditions affect teens' lives? トピックに関連するさらなる情報についてリスニング,リーディングで理解を深め,アウトプット活動の準備をする。
13週 Unit 8 How do cultures and traditions affect teens' lives? 英語によるアウトプット活動を行う。
14週 まとめと復習 Unit 7・8の振り返りを行う。
15週 後期復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。1
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。1
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。1
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。1
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。1前1
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。1
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。1
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。1
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。1
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。1
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。1
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。1
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。1
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。1
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。1
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。1
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。1
事実をもとに論理や考察を展開できる。1
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。1
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。1
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。1
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。1
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。1

評価割合

試験課題・英語活動への参加(後期は+英語実力試験)合計
総合評価割合6040100
基礎的能力6040100
専門的能力000
分野横断的能力000