英語講読III

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 英語講読III
科目番号 20080 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 松尾秀樹/A. Alexander Bodnar(著)「リーディング・インサイト ―科学技術の多様な側面を考える」(三修社)
担当教員 細川 真衣

到達目標

1. 基本的な語彙を身につけることができる
2. 長文を読んで構成や主旨をつかむことができる
3. 既習の文法事項を長文の中で理解できる
4. 既習の文法事項を用いて単文を作成できる
5. 様々なタイプの文書から必要な情報を把握できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1基本的な語彙を身につけることが できる。基本的な語彙をほぼ身につけるこ とができる 。基本的な語彙を身につけることが 困難である。
評価項目2長文を読んで構成や主旨をつかむ ことができる。長文を読んで構成や主旨をつかむ ことがほぼできる。長文を読んで構成や主旨をつかむ ことが困難である。
評価項目3既習の文法事項を長文の中で理解 できる。既習の文法事項を長文の中でほぼ 理解できる。既習の文法事項を長文の中で理解 するのが困難である。
評価項目4既習の文法事項を用いて単文を作 成できる。既習の文法事項を用いて単文をほ ぼ作成できる。既習の文法事項を用いて単文を作 成するのが困難である。
評価項目5様々なタイプの文書から必要な情 報を把握できる。様々なタイプの文書から必要な情 報をほぼ把握できる。様々なタイプの文書から必要な情 報を把握するのが困難である。

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
本科学習目標 3 説明 閉じる
創造工学プログラム C1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
科学・技術に関するテーマを中心に、国際問題、社会問題などに関する記事を通し、内容を読み取る読解力を養う。同時に、語彙力、文法を含めた基礎的な英語力のレベルアップをはかる。また、様々な分野の記事の背景知識を得ること、英文の背景にあるものから学ぶ姿勢や、物事の側面を考察するための視点や教養を身につけることを目指す。
授業の進め方・方法:
毎回、教科書内の指示された英文を読み、わからない単語や表現を辞書で調べておくこと。また、指示された問題を解いてくること。授業では、予習の段階で理解できなかったことや、自分が間違った箇所について、理解できなかった・間違った原因と合わせて確認すること。授業中の活動を積極的に行うこと。授業で確認したことは復習をすることで定着し、次に生かせるようになるため、必ず復習すること。授業には辞書を持参すること。 また、教科書で触れた題材や自分が関心を持ったトピックについて、図書館や、授業中に紹介するwebサイトを利用して自主的に英文を読むことを勧める。
【関連科目】特別英語演習
【MCC対応】Ⅲ-B 英語,Ⅳ-D グローバリゼーション・異文化多文化理解,Ⅶ 汎用的技能,Ⅷ 態度・志向性(人間力),Ⅸ 総合的な学修経験と創造的な思考力
注意点:
随時、予習・復習のための課題を与える。 【評価方法・評価基準】 前期中間、前期末の各試験を実施する。成績の評価基準として60点以上を合格とする。 中間試験(35%),期末試験(35%),課題(30%)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
Unit 1 Space Invaders — The Evolution of Video Games
授業の進め方がわかる。
ゲームの進化に関する英文を読んで、要旨を理解し、関連する語彙や英語表現を身につける。
2週 Unit 1 Space Invaders — The Evolution of Video Games
Unit 2 What a Waste! — Food Loss and Food Waste
Unit 1 の問題に取り組み、記事の内容の詳細を理解する。食品ロスと食品廃棄に関する英文を読んで、要旨を理解し、関連する語彙や英語表現を身につける。
3週 Unit 2 What a Waste! — Food Loss and Food Waste
Unit 3 Amory Lovins and Soft Technology
Unit 2 の問題に取り組み、記事の内容の詳細を理解する。エネルギー需要の高まりとソフト・テクノロジーという概念に関する英文を読んで、要旨を理解し、関連する語彙や英語表現を身につける。
4週 Unit 3 Amory Lovins and Soft Technology
Unit 4 Lithium-ion Batteries — The Quest for Clean Power
Unit 3 の問題に取り組み、記事の内容の詳細を理解する。リチウムイオンバッテリー開発に関する英文を読んで、要旨を理解し、関連する語彙や英語表現を身につける。
5週 Unit 4 Lithium-ion Batteries — The Quest for Clean Power
Unit 5 Todai Robot Project
Unit 4 の問題に取り組み、記事の内容の詳細を理解する。人工頭脳プロジェクトと日本の生徒の読解力の問題に関する英文を読んで、要旨を理解し、関連する語彙や英語表現を身につける。
6週 Unit 5 Todai Robot Project
Unit 6 News Literacy — Watchdog or Cheerleader?
Unit 5 の問題に取り組み、記事の内容の詳細を理解する。フェイクニュース、メディアリテラシーの問題に関する英文を読んで、要旨を理解し、関連する語彙や英語表現を身につける。
7週 Unit 6 News Literacy — Watchdog or Cheerleader?
Unit 7 Hayabusa-2 — A Triumph for Public-Private Exploration
Unit 6 の問題に取り組み、記事の内容の詳細を理解する。宇宙開発費用の問題に関する英文を読んで、要旨を理解し、関連する語彙や英語表現を身につける。
8週 Unit 7 Hayabusa-2 — A Triumph for Public-Private Exploration
前期前半の復習
Unit 7 の問題に取り組み、記事の内容の詳細を理解する。前期前半の内容を整理することができる。
2ndQ
9週 Unit 8 Dr. Naoyuki Kawahara and Rocinantes 開発途上国で医療活動を行っている「ロシナンテス」の活動に関する英文を読んで、要旨を理解し、関連する語彙や英語表現を身につける。
10週 Unit 8 Dr. Naoyuki Kawahara and Rocinantes
Unit 9 Biomimicry in Japanese Design
Unit 8 の問題に取り組み、記事の内容の詳細を理解する。バイオミミクリーに関する英文を読んで、要旨を理解し、関連する語彙や英語表現を身につける。
11週 Unit 9 Biomimicry in Japanese Design
Unit 10 What Plagues Us
Unit 9 の問題に取り組み、記事の内容の詳細を理解する。コロナ禍に関する英文を読んで、要旨を理解し、関連する語彙や英語表現を身につける。
12週 Unit 10 What Plagues Us
Unit 11 A Cup Full of Ideas
Unit 10 の問題に取り組み、記事の内容の詳細を理解する。インスタントラーメン開発に関する英文を読んで、要旨を理解し、関連する語彙や英語表現を身につける。
13週 Unit 11 A Cup Full of Ideas
Unit 12 Inclusion for Innovation
Unit 11 の問題に取り組み、記事の内容の詳細を理解する。障害を価値として捉えるバリアバリューを提唱する「ミライロ」に関する英文を読んで、要旨を理解し、関連する語彙や英語表現を身につける。
14週 Unit 12 Inclusion for Innovation
Unit 13 Ethical Shopping — The Choice Is Yours
Unit 12 の問題に取り組み、記事の内容の詳細を理解する。エシカルショッピングに関する英文を読んで、要旨を理解し、関連する語彙や英語表現を身につける。
15週 Unit 13 Ethical Shopping — The Choice Is Yours
Unit 14 The Social Dilemma
Unit 13 の問題に取り組み、記事の内容の詳細を理解する。ネット産業の開発者たちに関する英文を読んで、要旨を理解し、関連する語彙や英語表現を身につける。
16週 Unit 14 The Social Dilemma
前期後半の復習
Unit 14 の問題に取り組み、記事の内容の詳細を理解する。前期前半の内容を整理することができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。4
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。4
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。4
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。4
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3

評価割合

試験課題合計
総合評価割合7030100
基礎的能力7030100
専門的能力000
分野横断的能力000