西洋建築史

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 西洋建築史
科目番号 20515 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 『西洋建築史』,適宜,関連プリントを配布する。
担当教員 村田 一也

到達目標

1.西洋建築のさまざまな様式を理解し説明できる。
2.それぞれの様式間の関連を理解し説明できる。
3.個々の様式についてその特徴を理解し説明できる。
4.個々の作品の特徴を理解し説明できる。
5.個々の作品の歴史的意味を理解し説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(可)
到達目標 項目1,2西洋建築の個々の様式を理解し、説明でき、関連を理解できる。西洋建築の個々の様式を理解し、説明できる。西洋建築の個々の様式を理解できる。
到達目標 項目3個々の様式について理解し、説明できる。個々の様式を理解できる。個々の様式を知っている。
到達目標 項目4,5個々の作品について特徴を説明し、様式との関連を説明できる。個々の作品を説明できる。個々の作品を知っている。

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
本科学習目標 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
西洋とくにヨーロッパの建築物について、それが建てられた当時の社会的な背景や状況を踏まえて、時代的なつながりや、様式としての位置づけ、建築理論の連続性について学ぶ。古代から始まり近代以前までの建築物を知ることから、基礎的な建築理論と専門的な知識を身につけ、幅広い視点から社会と環境について考えられた建築について学ぶ。また、西洋建築における意匠と様式の変化を理解し、意匠や様式の区別とつながりを知ることが目標となる。
授業の進め方・方法:
西洋建築の歴史を通覧するためのレポートを与える。
視聴覚教材を使用する際はその内容の理解を促すための小課題を与える。
近代建築史,デザイン論,建築設計演習,造形演習
【MCC対応】Ⅴ-G-4 計画・歴史
注意点:
雑誌や作品,書評など,建築にまつわるさまざまな事柄を,常に,興味を持って「見る」ことが必要です。
過去の事例から学ぶことは多いと思います。積極的に自分で調べることをしてみてください。
成績の評価基準として50点以上を合格とする。
中間試験および期末試験を実施する。
定期試験(70%),レポート(20%),平常の学習における小課題の提出状況(10%)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 西洋建築史の概要 西洋建築史の全体について理解できる。
2週 西洋建築史の概要 西洋建築史における様式の流れと近代建築史との関連について理解できる。
3週 古代:エジプト,オリエント建築 エジプト建築について理解できる。
4週 古代:ギリシア建築 ギリシア建築について理解できる。
5週 古代:ローマ建築 ローマ建築について理解できる。
6週 古典古代の建築 ギリシア・ローマ建築を古典とする思潮について理解できる。
7週 古代から中世へ 古代から中世への移行について理解できる。
8週 中世:初期キリスト教建築 初期キリスト教建築について理解できる。
4thQ
9週 中世:ロマネスク建築 ロマネスク建築について理解できる。
10週 中世:ゴシック建築 ゴシック建築について理解できる。
11週 近世:ルネサンス建築 ルネサンス建築について理解できる。
12週 近世:マニエリスム建築 マニエリスム建築について理解できる。
13週 近世:バロック建築 バロック建築について理解できる。
14週 近世から近代へ 近世から近代への移行について理解できる。
15週 後期復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野計画・歴史古代(例えば、エジプト、オリエント、エーゲ海、ギリシャ、ローマなど)の特徴について説明できる。4
中世(例えば、ビザンチン、イスラム、ロマネスク、ゴシックなど)の特徴について説明できる。4
近世(例えば、ルネサンス、マニエリスム、バロック、ロココなど)の特徴について説明できる。4

評価割合

試験ポートフォリオその他合計
総合評価割合702010100
基礎的能力0000
専門的能力702010100
分野横断的能力0000