到達目標
1.災害の歴史とその背景・教訓について理解し,説明できる。
2.建築・都市火災の物理的側面の概要を理解し,説明できる。
3.火災の防止、火災における人命損失防止のしくみを理解し,説明できる。
4.火災、津波などの災害時の人間行動について理解し,説明できる。
5.地震被害の工学的問題点を理解できる。
6.耐震に対する建築基準法での規定を理解し,説明できる。
7.耐震診断、耐震補強の位置付けを理解し,説明できる。
8.防災からまもる建築・都市の手法を理解し,説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
到達目標
項目1 | 災害の歴史とその背景・教訓について理解し,説明できる。 | 災害の歴史とその背景・教訓について理解できる。 | 災害の歴史とその背景・教訓について理解できない。 |
到達目標
項目2 | 建築・都市火災の物理的側面の概要を理解し,説明できる。 | 建築・都市火災の物理的側面の概要を理解できる。 | 建築・都市火災の物理的側面の概要を理解できない。 |
到達目標
項目3 | 火災の防止、火災における人命損失防止のしくみを理解し,説明できる。 | 火災の防止、火災における人命損失防止のしくみを理解できる。 | 火災の防止、火災における人命損失防止のしくみを理解できない。 |
到達目標
項目4 | 火災、津波などの災害時の人間行動について理解し,説明できる。 | 火災、津波などの災害時の人間行動について理解できる。 | 火災、津波などの災害時の人間行動について理解できない。 |
到達目標
項目5 | 地震被害の工学的問題点を理解できる。 | 地震被害の問題点を理解できる。 | 地震被害の問題点を理解できない。 |
到達目標
項目6 | 耐震に対する建築基準法での規定を理解し,説明できる。 | 耐震に対する建築基準法での規定を理解できる。 | 耐震に対する建築基準法での規定を理解できない。 |
到達目標
項目7 | 耐震診断、耐震補強の位置付けを理解し,説明できる。 | 耐震診断、耐震補強の位置付けを理解できる。 | 耐震診断、耐震補強の位置付けを理解できない。 |
到達目標
項目8 | 防災からまもる建築・都市の手法を理解し,説明できる。 | 防災からまもる建築・都市の手法を理解できる。 | 防災からまもる建築・都市の手法を理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
本科学習目標 1
説明
閉じる
本科学習目標 2
説明
閉じる
創造工学プログラム B1専門(建築学)
説明
閉じる
教育方法等
概要:
この科目は、阪神・淡路大震災の際に、自ら被災したうえに、企業の研究員として被災調査や行政の手助けに携わった教員が、その経験を活かして講義形式で授業を行うものである。災害時における人的被害の多寡は,建築の安全性に因るところが大きい。本科目では災害が起こった場合に,人命及び周辺環境への社会的被害を最小限に抑えるために必要な,建築・都市防災の基礎知識を学び,建築工学の視点で防災上の諸問題の解決視点を学習する。同時に,日常生活においても建築技術者として,社会において果たすべき役割についても学習する。
授業の進め方・方法:
「事前事後学習」学習した内容の確認,自主的な研究を評価するために課題,小レポートを出題する。
「関連科目」建築設計,建築計画学,建築基準法,建築構造関連科目,建築材料関連科目,建築設備関連科目
「MCC対応」V-G-3 環境・設備,情報教育対応科目
注意点:
日ごろから,建築や都市の防災に気を配るように努める。例えば,新聞・雑誌・ニュース等でみられる関連情報に関心を持ち,自分なりの問題意識を持つこと。また,常に自分という単位ではなく,多くの人々の立場になるように学習すること。
「評価方法」
成績の評価基準として60点以上を合格とする。
中間試験成績(35%),学期末試験(35%),課題(20%) ,小レポート(10%)
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
概論 災害とは |
災害とは何かを理解し,説明できる。
|
2週 |
日本における災害の歴史と防災 |
日本における災害の歴史と,防災とは何かを理解し,説明できる。
|
3週 |
防災の現状とBCP |
災害の予測,防災計画,BCPを理解し,説明できる。
|
4週 |
火災1 出火と火災拡大 |
出火と火災拡大について理解し,説明できる。
|
5週 |
火災2 火災対策1 |
火災対策の歴史を理解し,説明できる。
|
6週 |
火災3 火災対策2 |
法規制による火災対策について理解し,説明できる。
|
7週 |
火災4 火災対策3 |
建築設備による火災対策について理解し,説明できる。
|
8週 |
水害対策・台風対策 |
水害対策および台風対策を理解し,説明できる。
|
4thQ |
9週 |
雪害対策 |
雪害対策を理解し,説明できる。
|
10週 |
地震1 建築基準法の変遷 |
建築基準法の変遷と地震対策との関係,耐震基準の成り立ちについて理解し,説明できる。
|
11週 |
地震2 地震対策1 |
建築構造的な地震対策を理解し,説明できる。
|
12週 |
地震3 地震対策2 |
耐震診断および耐震補強を理解し,説明できる。
|
13週 |
地震4 地震対策3 |
津波予測および避難シミュレーションを理解し,説明できる。
|
14週 |
まとめ |
|
15週 |
後期復習 |
|
16週 |
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 環境・設備 | 消火設備について説明できる。 | 4 | |
排煙設備について説明できる。 | 4 | |
火災報知設備について説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 30 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |