建築設備計画II

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 建築設備計画II
科目番号 20536 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「建築の設備」入門 空調・給排水衛生・防災・省エネルギー 新訂版 彰国社
担当教員 鈴木 啓泰

到達目標

1.建築設備の役割を理解する。
2.省エネルギーシステムの知識を習得する。
3.空調設備システムを理解する。
4.給排水設備システムを理解する。
5.建築士試験などの建築環境部門の問題を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標 項目1建築設備の役割を理解できる。基礎的な建築設備の役割を理解できる。建築設備の役割を理解できない。
到達目標 項目2省エネルギーシステムの知識を習得できる。省エネルギーシステムの基礎知識を習得する。省エネルギーシステムの知識を習得できない。
到達目標 項目3空調設備システムを理解できる。基本的な空調設備システムを理解できる。空調設備システムを理解できない。
到達目標 項目4給排水設備システムを理解できる。基本的な給排水設備システムを理解できる。給排水設備システムを理解できない。
到達目標 項目5建築士試験などの建築環境部門の問題を解ける。建築士試験などの建築環境部門の基礎問題を解ける。建築士試験などの建築環境部門の問題を解けない。

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
本科学習目標 2 説明 閉じる
本科学習目標 3 説明 閉じる
創造工学プログラム A1 説明 閉じる
創造工学プログラム B1専門(建築学) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
建築環境・設備と省エネルギー設備システムに関する基礎学力と課題の解決能力を養う。
空気調和・換気設備と給排水衛生設備の専門知識を習得する。
建築設備システムを学び,地球環境に配慮できる素養を身につける。
この科目は企業で設備会社を経営している講義担当者が,その経験を活かし,建築設備の役割,仕組み等について講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
[事前事後学習]
見学会実施に伴い、レポート課題を課する。
小課題とは、建築士試験の建築環境部門の問題で、中間・期末テストとの関連がある。
[関連科目]
建築環境工学I,建築環境工学Ⅱ,建築環境工学Ⅲ,建築設備計画Ⅰ,建築設備計画演習
[MCC対応] Ⅴ-G-3 環境・設備
注意点:
配布するプリント用紙はファイルにとじて保管すること。
関数電卓を用意すること。
[評価方法・評価基準]
中間試験,前期末試験を実施する。
中間試験(30%),期末試験(30%),小課題(20%),レポート(20%)
成績の評価基準として60点以上を合格とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 講義ガイダンス,見学会の概要 建築設備の役割を理解する。
2週 見学会① 建築設備の役割を理解する。
3週 見学会② 建築設備の役割を理解する。
4週 建築設備の役割,小課題 省エネルギーシステムの知識を習得する。
5週 建築設備(給排水)及び基本用語の説明、小課題 給排水設備システムを理解する。
6週 建築設備(空調換気)及び基本用語の説明、小課題 空調設備システムを理解する
7週 建築設備(事務所ビル設備)及び基本用語の説明、小課題 建築士試験などの建築環境部門の問題を理解する。
8週 建築設備(省エネ設備)及び基本用語の説明、小課題 省エネルギーシステムの知識を習得する。
2ndQ
9週 空調熱源装置と熱搬送方式、小課題 空調設備システムを理解する
10週 室内空気分布と吹出口、小課題 空調設備システムを理解する
11週 給水設備、小課題 給排水設備システムを理解する。
12週 給湯設備、小課題 給排水設備システムを理解する。
13週 排水通気設備、小課題 給排水設備システムを理解する。
14週 消火設備、小課題 建築士試験などの建築環境部門の問題を理解する。
15週 前期復習 建築設備の役割を理解する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野環境・設備消火設備について説明できる。3
排煙設備について説明できる。3
省エネルギー(コジェネレーション等を含む)について説明できる。4
建築設備(配線・管、配線・管スペース、施工法など)を、設備(自然環境・電気・空調・給排水の分野)計画に適用できる。4

評価割合

試験ポートフォリオ合計
総合評価割合6040100
基礎的能力000
専門的能力6040100
分野横断的能力000