到達目標
1.建築基準法の体系と用語を理解し、説明できる。
2.建築基準法の基本用語を理解し、説明できる。
3.建築基準法の単体規定について理解し、説明できる。
4.建築基準法の集団規定について理解し、説明できる。
5.建築関係法規の概要を理解し、説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1,2 | 建築基準法の体系と用語を理解し、解説できる。建築基準法の基本用語を理解し、説明できる。 | 基本的な建築基準法の体系と用語を理解し、解説できる。基本的な建築基準法の基本用語を理解し、説明できる。 | 建築基準法の体系と用語を理解し、解説できない。建築基準法の基本用語を理解し、説明できない。 |
評価項目3,4 | 建築基準法の単体規定について理解し、説明できる。建築基準法の集団規定について理解し、説明できる。 | 基本的な建築基準法の単体規定について理解し、説明できる。基本的な建築基準法の集団規定について理解し、説明できる。 | 建築基準法の単体規定について理解し、説明できない。建築基準法の集団規定について理解し、説明できない。 |
評価項目5 | 建築関係法規の概要を理解し、説明できる。 | 基本的な建築関係法規の概要を理解し、説明できる。 | 建築関係法規の概要を理解し、説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
本科学習目標 1
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本科学習目標 2
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本科学習目標 3
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創造工学プログラム B1専門(建築学)
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教育方法等
概要:
社会情勢の変化に伴い建築関係法令は変化し,複雑化している。当講座では,建築基準法を中心とした建築に関する諸法令の基本的体系及びその概要を習得することにより,建築技術者の建築活動に必要とされる,基礎的な知識,問題解決のための判断能力,モラルを養うことを目的としている。 この科目は企業で建築設計を担当していた教員が,その経験を活かし,建築に関する法令上での規定等について講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
【事前事後学習など】講義内容の履修度復習のため,関係法令規定による小テストを実施する。
【 関連科目】 都市計画,建築防災論,構造力学,建築環境工学,施工
【 MCC対応】Ⅴ-G-5 施工・法規
注意点:
【評価方法・評価基準】前期中間試験,前期末試験,後期中間試験,学年末試験を実施する。成績の評価基準として60点以上を合格とする。
前期成績=前期中間試験(40%)+前期末試験(40%)+小テスト等(20%)
後期成績=後期中間試験(40%)+学年末試験(40%)+小テスト等(20%)
学年成績=前期末成績(50%)+後期成績(50%)
【その他の履修上の注意事項や学習上の助言】 法律の細部を暗記的に理解するのではなく,法の体系や,法と建築設計や施工の関係性を理解すること。
建築物単体の設計施工の視点だけではなく,防災,バリアフリー,景観等建築に関わるまちづくりを支える法的枠組みを理解すること。
法令集を日常的に使用し,法的言い回しや「法律-施行令-規則-告示」の体系になれること。
法規制,基準を通じて,建築技術者として負うべき責務を理解すること。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
建築法規の概要 |
到達目標1
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2週 |
用語の定義1 |
到達目標2
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3週 |
用語の定義2 |
到達目標2,3
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4週 |
用語の定義:防火 |
到達目標2,3
|
5週 |
面積と高さ1 |
到達目標3
|
6週 |
面積と高さ2 |
到達目標3
|
7週 |
建築手続き1 |
到達目標3
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8週 |
前期中間まとめ |
到達目標5
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2ndQ |
9週 |
前期中間復習 |
到達目標5
|
10週 |
建築手続き2 |
到達目標3
|
11週 |
一般構造・採光 |
到達目標3
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12週 |
一般構造・換気 |
到達目標3
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13週 |
その他の一般構造1 |
到達目標3
|
14週 |
その他の一般構造2 |
到達目標3
|
15週 |
前期復習 |
到達目標5
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
道路と敷地1 |
到達目標4
|
2週 |
道路と敷地2 |
到達目標4
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3週 |
用途地域1 |
到達目標4
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4週 |
用途地域2 |
到達目標4
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5週 |
容積率と建ぺい率1 |
到達目標4
|
6週 |
容積率と建ぺい率2 |
到達目標4
|
7週 |
建築設備 |
到達目標3
|
8週 |
後期中間まとめ |
到達目標5
|
4thQ |
9週 |
後期中間復習 |
到達目標5
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10週 |
高さ制限1 |
到達目標4
|
11週 |
高さ制限2 |
到達目標4
|
12週 |
防火地域1 |
到達目標4
|
13週 |
防火地域2 |
到達目標4
|
14週 |
手続き規定と関係法規 |
到達目標5
|
15週 |
後期復習 |
到達目標5
|
16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 施工・法規 | 工事の流れ(仮設・準備・基礎・地業・躯体・仕上げ・設備(電気・空調・給排水・衛生)・解体)について説明できる。 | 4 | |
建築物の保守・維持管理の概要・現状について説明できる。 | 4 | |
請負契約(見積り、積算を含む)について説明できる。 | 4 | |
瑕疵・保証について説明ができる。 | 4 | |
現場組織の編成について説明できる。 | 4 | |
設計図書と施工図の関係について説明できる。 | 4 | |
各種書類の行政への届出先と期限について説明できる。 | 4 | |
5大管理項目(品質、原価、工程、安全、環境)の特徴について説明できる。 | 4 | |
ネットワーク工程表の計算ができる。 | 4 | |
バーチャート工程表について説明できる。 | 4 | |
鉄筋の加工について説明できる。 | 4 | |
継手(重ね、圧接、機械式、etc.)の仕組みについて説明できる。 | 4 | |
定着の仕様とメカニズムについて説明できる。 | 4 | |
鉄筋の組立ての基準・仕様について説明できる。 | 4 | |
かぶりの必要性、かぶり厚さの基準・仕様・法令について説明できる。 | 4 | |
型枠の材料、種類をあげることができる。 | 4 | |
型枠の組立て手順について説明できる。 | 4 | |
せき板の存置期間について説明できる。 | 4 | |
支保工の存置期間について説明できる。 | 4 | |
使用材料の試験・管理値について説明できる。 | 4 | |
生コンの発注について説明できる。 | 4 | |
運搬・締固め(打込み)の方法・手順について説明できる。 | 4 | |
養生の必要性について説明できる。 | 4 | |
現場組立て(建方)方法、工法について説明できる。 | 4 | |
法の体系について説明できる。 | 4 | |
法令用語について説明できる。 | 4 | |
建築物などの定義について説明できる。 | 4 | |
工作物の定義について説明できる。 | 4 | |
防火に関する用語について説明できる。 | 4 | |
建築手続きに関する用語について説明できる。 | 4 | |
建築基準法に基づき、建築物の面積、高さ、階数が算定できる。 | 4 | |
一般構造(構造方法に関する技術的基準)の法令文を読み、適用できる。 | 4 | |
構造強度(構造計算方法に関する規定)の法令文を読み、適用できる。 | 4 | |
防火・耐火・内装制限に関する法令を探すことができる。 | 4 | |
避難・消防関係規定法令を探すことができる。 | 4 | |
建築設備関連法令を探すことができる。 | 4 | |
建築基準法で定める道路と敷地について説明できる。 | 4 | |
用途地域について説明できる。 | 4 | |
容積率・建ぺい率について説明できる。 | 4 | |
高さ制限について説明できる。 | 4 | |
防火地域について説明できる。 | 4 | |
確認と許可について説明できる。 | 4 | |
建築基準法に関連する法律関係(例えば都市計画法、消防法、ハートビル法、品確法、建築士法、建設業法、労働安全衛生規則など)の法令を探すことができる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |