建築環境・設備ソリューション学

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 建築環境・設備ソリューション学
科目番号 20552 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:「建築環境工学」「建築設備計画」の教科書,教材等:必要に応じてプリントを配布,参考書:坂上・鎌田編著「基礎からわかる給排水設備」彰国社
担当教員 恩村 定幸,森原 崇

到達目標

1. 環境要素と建築との係わりを説明できる。
2. 環境要素に関する基本的な数値計算ができる。
3. 湿り空気を理解し,湿り空気線図が活用できる。
4. 空調の構成・方式を理解し,説明できる。
5. 空調負荷を理解し,空調負荷計算が行える。
6. 給排水設備の検討が行える。
7. 音環境について説明できる。
8. 光環境について説明できる。
9. 風環境について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標 項目1環境要素と建築との係わりを説明できる。基礎的な環境要素と建築との係わりを説明できる。環境要素と建築との係わりを説明できない。
到達目標 項目2環境要素に関する基本的な数値計算ができる。環境要素に関する基本的な数値計算が少しできる。環境要素に関する基本的な数値計算ができない。
到達目標 項目3湿り空気を理解し,湿り空気線図が活用できる。湿り空気を理解できる。湿り空気を理解できない。
到達目標 項目4空調の構成・方式を理解し,説明できる。空調の構成・方式を説明できる。空調の構成・方式を説明できない。
到達目標 項目5空調負荷を理解し,空調負荷計算が行える。空調負荷を理解できる。空調負荷を理解できない。
到達目標 項目6給排水設備を理解し,各種検討が行える。給排水設備を理解できる。給排水設備を理解できない。
到達目標 項目7光環境について説明ができる。基本的な光環境について説明ができる。光環境について説明ができない。
到達目標 項目8風環境について説明ができる。基本的な風環境について説明ができる。風環境について説明ができない。

学科の到達目標項目との関係

本科学習目標 1 説明 閉じる
本科学習目標 2 説明 閉じる
創造工学プログラム B1専門(建築学) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
建築環境工学および建築設備計画の授業内容を理解し,様々な課題を解く実力を身につけるには,多くの演習問題を行うことが効果的である。本科では,建築環境工学および建築設備計画に関して,建築技術者として修得すべき必須の基礎知識を必要とする演習を行い,問題解決能力の向上を図る。同時に,建築環境工学および建築設備計画に関して数値的に理解を深めることは,建築設計の考え方にも役立てられるようになる。
授業の進め方・方法:
「事前事後学習」授業の理解度を確認するために,演習課題を課します。
「関連科目」建築環境工学Ⅰ,建築環境工学Ⅱ,建築環境工学Ⅲ,建築設備計画Ⅰ,建築設備計画Ⅱ
「MCC対応」Ⅴ-G-3 環境・設備
注意点:
演習室外で演習する場合もあるので,遅刻しないこと。レポートの提出締め切りは厳守すること。関数電卓,定規等を用意すること。配布資料はファイリングして保管すること。
「評価方法」
演習レポートの点数を合計して100%とする。成績の評価基準として60点以上を合格とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 風環境(室内換気計測) 風環境を理解できる
2週 風環境(データ整理) 風環境を理解できる
3週 光環境(照度測定) 光環境を理解できる
4週 光環境(昼光率) 光環境を理解できる
5週 光環境(データ整理) 光環境を理解できる
6週 建築と環境について考える1 環境要素と建築との係わりを説明できる。
7週 建築と環境について考える2 環境要素と建築との係わりを説明できる。
8週 建築と環境について考える3 環境要素と建築との係わりを説明できる。
4thQ
9週 湿り空気について 湿り空気を理解できる。
10週 湿り空気線図の活用法1 湿り空気を理解し,湿り空気線図が活用できる。
11週 湿り空気線図の活用法2 湿り空気線図を活用して空調設備の設計が行える。
12週 空調設備の構成と方式 空調設備の構成・方式を理解し,説明できる。
13週 熱負荷計算 空調負荷を理解し,熱負荷計算が行える。
14週 給水設備の検討 給水設備を理解し,各種検討が行える。
15週 排水設備の検討 排水設備を理解し,各種検討が行える。
16週 復習

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート合計
総合評価割合100100
基礎的能力1010
専門的能力9090
分野横断的能力00