電子機械概論

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 電子機械概論
科目番号 0012 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子機械工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 徳井 直樹,穴田 賢二

到達目標

1.いろいろな機械材料(素材)の特性や製法について説明できる。
2.材料を加工する各種方法を理解し,各々の特徴について説明できる。
3.強度と変形について材料力学的な解析手法を理解し,簡単な計算ができる。
4.熱・流体に関する基礎的な知識について理解し,簡単な計算ができる。
5.回路要素や等価回路について説明できる。
6.半導体素子について理解し,回路の動作について説明できる。
7.論理回路について理解し,回路の動作について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1いろいろな機械材料(素材)の特性や製法について説明できる。代表的な機械材料(素材)の特性や製法について説明できる。いろいろな機械材料(素材)の特性や製法について説明できない。
評価項目2材料を加工する各種方法を理解し,各々の特徴について説明できる。材料を加工する代表的な方法を理解し,その特徴について説明できる。材料を加工する各種方法が理解できず,各々の特徴について説明できない。
評価項目3強度と変形について材料力学的な解析手法を理解し,簡単な計算ができる。強度と変形について材料力学的な考え方を理解し,簡単な計算ができる。強度と変形について材料力学的な解析手法を理解できず,簡単な計算もできない。
評価項目4熱・流体に関する基礎的な知識について理解し,簡単な計算ができる。熱・流体に関する基礎的な知識について概ね理解し,簡単な計算ができる。熱・流体に関する基礎的な知識について理解できず,簡単な計算ができない。
評価項目5回路要素や等価回路について説明でき,具体的な計算などができる。回路要素や等価回路について説明できる。回路要素や等価回路について説明できない。
評価項目6半導体素子について理解し,半導体素子を用いた回路の動作について説明できる。半導体素子について理解し,回路の動作について説明できる。半導体素子について理解し,回路の動作について説明できない。
評価項目7論理回路について理解し,応用回路の動作について説明できる。論理回路について理解し,回路の動作について説明できる。論理回路について理解し,回路の動作について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

創造工学プログラム B1専門(機械工学) 説明 閉じる
創造工学プログラム F1専門(機械工学) 説明 閉じる
創造工学プログラム F1専門(電気電子工学&情報工学) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
機械・電気・電子情報が複合融合する電子機械工学において,お互いの役割や関連を理解することで,エンジニアリング・デザインにおいて不可欠な総合的技術者の視点と能力を身につけていく。
評価項目1~4(機械工学分野)では、ものづくりには欠かせない機械工学の知識とその考え方について学習し,一連の問題解決の中で問題の切り分けと関連性について学ぶ。
評価項目5~7(電気工学分野)では,電気回路や電子回路の知識とその考え方について学習し,一連の問題解決の中で問題の切り分けと関連性について学ぶ。
授業の進め方・方法:
【事前事後学習など】
学修単位を満たすための事前事後の学習時間が必要です。
初めて学ぶ領域を短時間で概説しているので、学習内容や演習について十分に復習しておくこと。
【関連科目】 熱工学Ⅰ、熱工学Ⅱ、流れ学Ⅰ、流れ学Ⅱ、流体力学、機械要素、工業力学、機械力学、制御工学、機構学、計測工学、メカトロニクス、ロボット工学、電子情報、シーケンス制御
注意点:
数学の基礎知識が必要である。
予習・復習が大切である。
【評価方法・評価基準】
定期試験(80%),講義中の演習(20%)
成績の評価基準として60点以上を合格とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 機械製図 機械図面を読むことができる。
2週 機械材料1 いろいろな機械材料(素材)の特性や製法について説明できる。
3週 機械材料2 いろいろな機械材料(素材)の特性や製法について説明できる。
4週 機械工作 材料を加工する各種方法を理解し,各々の特徴について説明できる。
5週 材料力学 強度と変形について材料力学的な解析手法を理解し,簡単な計算ができる。
6週 流体力学 流体に関する基礎的な知識について理解し,簡単な計算ができる。
7週 熱力学 熱に関する基礎的な知識について理解し,簡単な計算ができる。
8週 復習
2ndQ
9週 回路の基礎について
10週 ダイオード回路 ダイオードの性質と回路の特性が説明できる。
11週 トランジスタ回路 トランジスタを用いた回路の動作が説明できる。
12週 FET回路 FETを用いた回路の動作が説明できる。
13週 オペアンプ回路 オペアンプを用いた回路の動作について説明できる。
14週 論理回路 論理回路の動作について説明できる。
15週 順序回路 順序回路の動作について説明できる。
16週 復習

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力80200000100