到達目標
1. 光の基本的性質を理解し説明できる。
2. レーザ発振器の原理を理解し説明できる。
3. レーザの特長・種類について説明できる。
4. 光検出器の原理・特徴を説明できる。
5. レーザの応用技術および光計測の原理を説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
到達目標
項目1 | 光の基本的性質を理解し、数式で説明できる。
| 光の基本的性質を理解し、説明できる。 | 光の基本的性質を理解して説明することが困難である。 |
到達目標
項目2,3 | レーザの原理と特徴・種類について説明できる。 | レーザの原理と特徴・種類について基本的な部分は説明できる。 | レーザの原理と特徴・種類について説明することが困難である。 |
到達目標
項目4,5 | レーザによる光計測の原理を数式で説明できる。 | レーザによる光計測の原理を説明できる。 | レーザによる光計測の原理を説明することが困難である。 |
学科の到達目標項目との関係
創造工学プログラム A1専門(機械工学)
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創造工学プログラム B1専門(電気電子工学&情報工学)
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創造工学プログラム F1専門(機械工学)
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教育方法等
概要:
光通信・光ディスク・レーザ加工など、レーザは情報処理・ビームエネルギー双方の応用が現代社会に不可欠となっている。レーザの基本的原理・性質を理解した上、実際のレーザ発振器の特徴・用いられる技術・各種のレーザ応用を理解することによって、問題発見、提起、解決ができ、学際的な課題に対処できる能力を養うことを目的とする。
※実務との関係
この科目は,企業の研究所(材料の研究成・開発、研究成果の試作等)の実務に携わってきた教員が,その経験を活かしレーザ工学について講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
【事前事後学習など】毎回授業外学修時間に相当する分量の予習・復習課題を与えるので必ず提出すること。
【関連科目】光電子工学(5E),電気磁気学ⅠⅡ(E,I),半導体デバイス(E),電子デバイス(I)
注意点:
履修の先修条件:基礎的な電磁気学を理解していること。
応用物理Ⅰ(3M),応用物理Ⅱ(4M),電気工学(4M),電気磁気学Ⅰ(3E),電気磁気学Ⅱ(4E),電磁気学Ⅰ(3I),電磁気学Ⅱ(4I)
【評価方法・評価基準】中間試験,期末試験を実施する。
中間試験(40%),期末試験(40%),レポート課題(20%)
成績の評価基準は60点以上を合格とする。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
電磁波としての光
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電磁波としての光の性質を説明できる。
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2週 |
光の基本的性質(反射・屈折)
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光の基本的性質である反射・屈折について説明できる。
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3週 |
光の基本的性質(干渉)
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光の基本的性質である干渉について説明できる。
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4週 |
光の基本的性質(フラウンホーファ回折①)
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フラウンホーファ回折について説明できる。
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5週 |
光の基本的性質(フラウンホーファ回折②とレンズの集光)
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フラウンホーファ回折とレンズによる集光について説明できる。
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6週 |
光と物質の相互作用
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光と物質の相互作用を3つに分類して説明できる。
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7週 |
レーザの原理(反転分布・光増幅利得)
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レーザの原理のうち、反転分布・光増幅利得について説明できる。
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8週 |
レーザの原理(光共振器・発振条件)
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レーザの原理のうち、光共振器・発振条件について説明できる。
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4thQ |
9週 |
レーザの分類
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各種レーザを分類して説明できる。
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10週 |
半導体の基礎
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半導体レーザの基礎となる半導体の性質を説明できる。
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11週 |
半導体レーザ
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半導体レーザの動作原理を説明できる。
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12週 |
光検出器
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光検出器の動作原理を説明できる。
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13週 |
光計測(距離・長さの計測)
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光計測(距離・長さの計測)の測定原理を説明できる。
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14週 |
光計測(速度の計測)
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光計測(速度の計測)の測定原理を説明できる。
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15週 |
試験返却と解説および復習
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試験を返却し、解答を説明する。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
専門的能力 | 80 | 20 | 100 |