住生活文化論

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 住生活文化論
科目番号 0001 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境建設工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 内田 伸,村田 一也

到達目標

1.日本の居住形式を歴史的・文化的側面から理解し,説明できる。
2.日本の住宅・住環境を政治・経済的な視点から理解し,説明できる。
3.文化財保護について,その内容と現在の状況を理解し,説明できる。
4.風土の観点から日本の住居形式を理解し、説明できる。
5.日本における戦後の家族のあり方の変化から、住宅革新について理解し、説明 できる。
6.建築家による戦後の住宅提案を理解し、説明できる。
7.これからの住空間の可能性について、現状を踏まえて理解し、説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 項目1、3、7日本の住居形式について理解し、その価値について説明できる。日本の住居形式について理解できる。日本の住居形式を知っている。
評価項目2 項目2、5、7戦後日本における住環境の歴史とインフラ整備の関係性を説明できる。戦後日本における住環境の歴史とインフラ整備を説明できる。戦後日本における住環境の歴史とインフラ整備を説明できない。
評価項目3 項目4、6、7風土性踏まえて、日本独自の「家」の在り方について説明し、戦後の住宅提案について独自の観点から考察・説明ができる。風土性踏まえて、日本独自の「家」の在り方について全般的に説明ができ、戦後の住宅提案について少なくともその特徴を説明できる。風土性踏まえて、日本独自の「家」の在り方や、戦後の住宅提案について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

創造工学プログラム B1専門(建築学) 説明 閉じる
創造工学プログラム B1専門(土木工学) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
住生活をとりまく諸相について文化的視点から解説し,その多元論的理解を深めることにより,専門技術に関する知識を身につけると同時に,住生活を取り巻く状況の理解から,新しい時代の技術戦略を立てる際に有効な幅広い考察能力を養うことをめざす。
授業の進め方・方法:
2名の教員が、各7回+アルファの講義等を通じて多元的に日本の住生活を学ぶ。
事前事後学習など:住生活文化に関する発展的学習のために、小課題を出題する。
関連科目:地域・都市計画,建築計画学Ⅰ,国土・地域計画,建築・都市デザイン
注意点:
配布するプリントを参照しながら,必要事項を記入し,講義内容の理解に取り組む。
授業で使用する視聴覚教材の内容については,自主的にメモをとり要点を把握する。
新聞・雑誌・ニュース等で見られる関連情報に関心をもつ。
知識だけにとどまらず,自分の意見等に発展させるよう努める。
評価方法・評価基準:授業担当各教員より小論文課題(50%)もしくは定期試験を実施する。
発表課題(50%)や取り組み姿勢についても評価する。
各教員の評価を合計し,最終成績とする。
成績の評価基準として60点以上を合格とする。

テスト

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
2週 日本における住居の歴史的発展と住文化1 戦後の日本の住環境を理解し,説明できる。
3週 日本における住居の歴史的発展と住文化2 戦後のインフラ計画と人口動態を理解し,説明することができる。
4週 日本における住居の歴史的発展と住文化3 住環境と職場および商業地域の関係の変遷を理解できる。
5週 日本における住居の歴史的発展と住文化4 住環境と職場および商業地域の関係の変遷を理解し,説明することができる。
6週 日本における住居の歴史的発展と住文化5 日本の居住形式を歴史的・文化的側面から理解し,説明できる。
7週 日本における住居の歴史的発展と住文化6 風土の観点から諸外国と日本の住居形式の違いを理解し、説明できる。
8週 日本における住居の歴史的発展と住文化7 建築家による戦後の住宅提案を理解し、説明できる。
2ndQ
9週 日本における住居の歴史的発展と住文化8 文化財保護について,その内容と現在の状況を理解し,説明できる。
10週 日本における住居の歴史的発展と住文化9 文化財保護について,その内容と現在の状況を理解し,説明できる。
11週 日本における住居の歴史的発展と住文化10 日本の居住形式を歴史的・文化的側面から理解し,説明できる。
12週 日本における住居の歴史的発展と住文化11 風土の観点から日本の住居形式を理解し、説明できる。
13週 日本における住居の歴史的発展と住文化12 日本の住宅・住環境を政治・経済的な視点から理解し,説明できる。
14週 まとめ
15週 復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

発表小論文レポート合計
総合評価割合5050100
基礎的能力201030
専門的能力302050
分野横断的能力02020