日本語表現

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 日本語表現
科目番号 0002 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境建設工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 『基礎からわかる書く技術』(森口稔・中山詢子著 鼎書房)
『戦争と平和の国際政治』(小原雅博著 筑摩書房)
担当教員 團野 光晴

到達目標

1.敬語、漢字、ことわざ、術語外来語を自在に使いこなすことができる。
2.話し言葉と書き言葉を使い分けることができる。
3.会話及び明確な文章で適切なコミュニケーションが取れる。
4.文章の要約ができる。
5.文章の構成法を踏まえた文章作成ができる。
6.資料を分析し、文章化できる。
7.レジュメに基づく口頭発表ができる。
8.口頭発表聴講を踏まえて論理的な批評文を書ける。
9.批評意識を持って読書することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標 項目1・2・3基本的な日本語の表記・会話の知識を習得し、自由に運用できる。基本的な日本語の表記・会話の知識を習得し、理解できる。基本的な日本語の表記・会話の知識を十分習得していない。
到達目標 項目4・5・6文章や資料を分析し・要約・文章化した上で、自分なりの見解を論理立てて述べることが出来る。文章や資料を分析し・論理的に要約・文章化した上で、自分なりの感想を述べることが出来る。文章や資料の分析・論理的要約が充分に出来ず、的確な見解を述べられない。
到達目標 項目3・7・8・9分析対象の文章を深く読み込み、レジュメに的確に要約した上で、独創的な意見を論理的に述べ、それについて他者と創造的な討論が出来る。また他者の発表について適切かつ独創的な意見を述べることが出来る。分析対象の文章を理解し、レジュメに要約した上で、自分なりの見解・感想を述べ、それについて他者と討論が出来る。また他者の発表について意見・感想を述べることが出来る。分析対象となる文章を読みこなせず、レジュメによる要約に不十分なところがあり、かつ自分の見解を独創的な形で述べることが出来ない。また他者の発表について意見・感想を述べることが出来ない。

学科の到達目標項目との関係

創造工学プログラム E1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 日本語による文章力,対話・討議能力等,技術者として必要なコミュニケーション能力を身につけさせる。これにより,チームプロジェクト等を遂行するに必要な計画性を備え,論理的な記述・発表ができる技術者を養成することを目的とする。そのため,論理内容が明白な論説文等の技術文章や国際的日本人として必要な伝統的な文章等の理解の上に,対話の進め方,討議の進め方,文章の創作の実践によって総合的に日本語表現を実現する。
授業の進め方・方法:
【授業の進め方】前半は日本語表現ワークブックを用いた演習を踏まえ、インターンシップエントリーシートを作成する。後半は課題図書について読書報告をレジュメにまとめ、これに基づく口頭発表と議論、更に発表聴講感想の作成を行う。また小テストを行い漢字運用能力を養成するほか、敬語・表記・ことわざ・外来語等の基本的な日本語表現に関する知識を習得する。
注意点:
文章表現・オーラルコミュニケーションに関する作法や知識をマスターできるよう心がけること。質問や発言などを特に積極的に行うこと。
課題に応じて,その都度レポート・文書等の作品を仕上げること。
演習、文章作成作業等を確実に行うこと。
授業で使用するので毎時各自のノートパソコンを持参すること。
【評価方法・基準】成績評価の基準として60点以上を合格とする。上記の授業中取り組みについてそれぞれ評価した上、成果確認のため前期末試験を実施する。 演習課題・口頭発表・レポート等(50%),試験(筆記・小テスト)(50%)として評価する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス(授業の進め方・エントリーシートの書き方・発表の仕方・発表順決定) 授業・課題への取り組み方を理解し、実践できる。
2週 明快な文章を書く(1) 文法的に正しい文章を、場合に応じた適切な文体で作成できる。
3週 明快な文章を書く(2) 文の統合・分割、読点の使用、語順入れ替え、論理的構成の方法を習得し、適切な文章を作成できる。
4週 自己PR(口頭発表・聴講と批評)
敬語
論理的に作成した文章をもとに、適切な口頭発表ができる。他人の発表を聞き取り、批評できる。敬語を適切に使用できる。
5週 文章を要約する 文章を適切に読解し、要点を押さえて要約することができる。
6週 文章を批評する 対象となる文章を分析し、独自な視点から問題化して、適切な論拠に基づき論理的に批評できる。
7週 課題図書分析批評口頭発表・聴講(1) 課題図書について分析・批評した結果を報告書にまとめ、口頭発表し、議論することができる。また他人の発表を適切に聞き取り、批評できる。
8週 課題図書分析批評口頭発表・聴講(2) 課題図書について分析・批評した結果を報告書にまとめ、口頭発表し、議論することができる。また他人の発表を適切に聞き取り、批評できる。
2ndQ
9週 課題図書分析批評口頭発表・聴講(3) 課題図書について分析・批評した結果を報告書にまとめ、口頭発表し、議論することができる。また他人の発表を適切に聞き取り、批評できる。
10週 課題図書分析批評口頭発表・聴講(4) 課題図書について分析・批評した結果を報告書にまとめ、口頭発表し、議論することができる。また他人の発表を適切に聞き取り、批評できる。
11週 課題図書分析批評口頭発表・聴講(5) 課題図書について分析・批評した結果を報告書にまとめ、口頭発表し、議論することができる。また他人の発表を適切に聞き取り、批評できる。
12週 課題図書分析批評口頭発表・聴講(6) 課題図書について分析・批評した結果を報告書にまとめ、口頭発表し、議論することができる。また他人の発表を適切に聞き取り、批評できる。
13週 課題図書分析批評口頭発表・聴講(7) 課題図書について分析・批評した結果を報告書にまとめ、口頭発表し、議論することができる。また他人の発表を適切に聞き取り、批評できる。
14週 課題図書分析批評口頭発表・聴講(8) 課題図書について分析・批評した結果を報告書にまとめ、口頭発表し、議論することができる。また他人の発表を適切に聞き取り、批評できる。
15週 前期復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表・レポート合計
総合評価割合5050100
基礎的能力5050100
専門的能力000
分野横断的能力000