環境景観論

科目基礎情報

学校 石川工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 環境景観論
科目番号 0029 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境建設工学専攻 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 【教材】単元ごとに関連プリントを配布します。/【参考書】中村良夫:「風景学入門」(中公新書),吉村元男:「風景のコスモロジー」(鹿島出版会)
担当教員 熊澤 栄二

到達目標

1. 各時代の景観的な特性の変遷を生活環境の歴史的な展開として理解し,説明できる。
2. 文化現象を形成する重要な要素として景観現象を理解し,説明できる。
3. 人間が形成する諸場所とその構造が景観現象の基盤となってきることを理解し,説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標 項目1各時代の景観的な特性の変遷を生活環境の歴史的な展開として因果性を踏まえて説明できる。生活環境の歴史的な展開として全般的に説明できる。生活環境の歴史的な展開として説明できない。
到達目標 項目2文化現象を形成する重要な要素として景観現象を自分の考えを踏まえて説明できる。文化現象を形成する重要な要素として景観現象を全般的に説明できる。文化現象を形成する重要な要素として景観現象を説明できない。
到達目標 項目3人間が形成する諸場所とその構造が景観現象の基盤となってきることを自分の考えを踏まえて説明できる。人間が形成する諸場所とその構造が景観現象の基盤となってきることを全般的に説明できる。人間が形成する諸場所とその構造が景観現象の基盤となってきることを説明できない。

学科の到達目標項目との関係

創造工学プログラム B1専門(建築学) 説明 閉じる
創造工学プログラム F1専門(土木工学) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
人間の生活環境の眺めとしての景観について,自然環境に対する人間の関わりという論点から,考察する。風景に関連深い絵画・造形作品,詩歌,思想などの資料をもとに各時代固有の景観視を解説することで,生きた環境形成の基礎を学習する。
授業の進め方・方法:
【事前事後学習など】長期休暇時にレポートを課すことがあります。
【関連科目】住生活文化論,人間・環境デザイン論
注意点:
授業で配布される資料については事前に熟読し,内容を把握しておくことが重要です。
講義では,授業内容を掘り下げる質問等を適宜行いますので,積極的に参加してください。
【評価方法・評価基準】期末試験を実施する。
試験成績(70%),レポート成績(20%),授業への積極的な参加・小課題の提出状況など(10%)
成績の評価基準として60点以上を合格とする。

テスト

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
2週 古代の景観視-神道と地域1 古代の景観的な特性の変遷を生活環境の歴史的な展開として理解し,説明できる。
3週 古代の景観視-神道と地域2 古代の景観的な特性の変遷を生活環境の歴史的な展開として理解し,説明できる。
4週 古代の景観視-神道と地域3 各時代の景観的な特性の変遷を生活環境の歴史的な展開として理解し,説明できる。
5週 古代から中世の景観視-浄土教と庭園1 古代から中世の景観的な特性の変遷を生活環境の歴史的な展開として理解し,説明できる。
6週 古代から中世の景観視-浄土教と庭園2 古代から中世の景観的な特性の変遷を生活環境の歴史的な展開として理解し,説明できる。
7週 諸場所の構造 文化現象を形成する重要な要素として景観現象を理解し,説明できる。人間が形成する諸場所とその構造が景観現象の基盤となってきることを理解し,説明できる。
8週 中世の景観視-見立ての手法1 中世の景観的な特性の変遷を生活環境の歴史的な展開として理解し,説明できる。
4thQ
9週 中世の景観視-見立ての手法2 中世の景観的な特性の変遷を生活環境の歴史的な展開として理解し,説明できる。
10週 場所的言語 文化現象を形成する重要な要素として景観現象を理解し,説明できる。人間が形成する諸場所とその構造が景観現象の基盤となってきることを理解し,説明できる。
11週 中世から近世の景観視-枯山水の庭園1 中世から近世の景観的な特性の変遷を生活環境の歴史的な展開として理解し,説明できる。
12週 中世から近世の景観視-枯山水の庭園2 中世から近世の景観的な特性の変遷を生活環境の歴史的な展開として理解し,説明できる。
13週 中世から近世の景観視-枯山水の庭園1 中世から近世の景観的な特性の変遷を生活環境の歴史的な展開として理解し,説明できる。
14週 後期復習 文化現象を形成する重要な要素として景観現象を理解し,説明できる。人間が形成する諸場所とその構造が景観現象の基盤となってきることを理解し,説明できる。
15週 後期復習,レポート返却,授業アンケート等 各時代の景観視について結盟できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験ポートフォリオその他合計
総合評価割合702010100
基礎的能力0000
専門的能力702010100
分野横断的能力0000