到達目標
(1)機械工作法の基本である素材加工、鋳造、鍛造、粉末冶金、板金加工、溶接、切削について、その種類と特徴が説明できること。
(2)素材加工、鋳造、鍛造、粉末冶金、板金加工、溶接について、それぞれの加工方法を図に描いて説明できること。
(3)工作機械、切削工具の種類を説明できること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
機械工作法の基礎知識 | 機械工作法における基礎知識を充分に習得し、様々な問題を解決するために応用できる。 | 機械工作法における基礎知識を習得し、理解しすることができる。 | 機械工作法における基礎知識が習得できていない。 |
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学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
機械工作法の中で、切りくずを出さずに加工する塑性加工・鋳造・鍛造・粉末冶金・板金加工などの素材成形法、ならびに付加加工法である溶接、さらに切削の基本について、その種類、加工原理、加工法の特徴、加工理論、用途について教授する。
授業の進め方・方法:
機械工作実習と平行して習得した実践的知識を整理しながら、工作法の科学的根拠をなす理論的技術の理解に重点を置く。授業は、教科書を中心に重要な事柄を板書およびスライドで示しながら講義する。
注意点:
学習・教育目標:本科(準学士課程):RB2(◎)
関連科目:機械工作法Ⅱ、機械工作実習Ⅰ・Ⅱ
評価方法:定期試験(60%)およびレポート課題(40%)により評価する。
評価基準:60点以上であること。ただし、60点未満の場合、再試験またはレポートを課し、試験の点数に加算する場合がある。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
授業の概要、機械の構成、加工法の種類、素材製造法について説明できる
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2週 |
素材製造法(圧延、厚板、薄板) |
厚板、連続鋳造法、分塊圧延、4段圧延機、薄板について説明できる
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3週 |
素材製造法(圧延理論) |
熱間圧延と冷間圧延、圧延理論、圧下率、先進率について説明できる
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4週 |
素材製造法(棒材・形材、引抜き・押出し加工) |
棒材・形材の種類と製造法、引抜き・押出し加工について説明できる
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5週 |
素材製造法(鋼管製造法) |
管継ぎ目なし鋼管・溶接鋼管の製造法について説明できる
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6週 |
鋳造(鋳造概要・鋳造工程) |
鋳造概要、鋳造の特徴、鋳造工程について説明できる
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7週 |
鋳造(溶解、造型) |
金属の溶解法、溶解炉の種類、砂型造型法の基本、造型機について説明できる
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8週 |
鋳造(特殊砂型、鋳造方案) |
CO2法、シェルモールド法、ロストワックス、重力鋳造法と鋳造方案について説明できる
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2ndQ |
9週 |
鋳造(加圧鋳造) |
加圧鋳造法、ダイカスト法、遠心鋳造、鋳造後処理 について説明できる
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10週 |
鍛造(鍛造の種類) |
鍛造の概要・種類・特徴、熱間鍛造と冷間鍛造について説明できる
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11週 |
鍛造(自由鍛造、型鍛造) |
自由鍛造の種類と材料変形、型鍛造について説明できる
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12週 |
鍛造(鍛造機械) |
鍛流線、鍛造機械の種類、転造について説明できる
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13週 |
粉末冶金 (特徴、工程) |
粉末冶金の特徴・工程・適用例 について説明できる
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14週 |
粉末冶金 (粉末、成形、焼結) |
粉末の製造法、粉末成形法、焼結について説明できる
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15週 |
まとめ |
まとめ
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
板金加工(1)
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せん断加工、クリアランスとせん断機構・切り口形状について説明できる
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2週 |
板金加工(2) |
曲げ加工、深絞り加工、張り出し成形について説明できる
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3週 |
板金加工(3) |
液圧成形、爆発成形、回転成形法について説明できる
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4週 |
切断・接合加工 |
切断加工の種類、ガス切断、接合法の種類、ろう付け について説明できる
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5週 |
溶接(1) |
溶接法の分類、ガス溶接、アーク現象、被覆アーク溶接について説明できる
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6週 |
溶接(2) |
サブマージドアーク溶接、ガスシールドアーク溶接について説明できる
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7週 |
溶接(3) |
MIG、TIGについて説明できる
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8週 |
圧接 |
圧接の種類、スポット溶接、摩擦圧接、溶接電源、溶接欠陥について説明できる
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4thQ |
9週 |
切削の基本 |
切削の基本形式の種類について説明できる
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10週 |
工作機械(1) |
旋盤、平削り盤、形削り盤、立て削り盤について説明できる
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11週 |
工作機械(2) |
フライス盤、ボール盤、歯切り盤 について説明できる
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12週 |
切削工具(1) |
工具材料の種類、バイトの種類と形状 について説明できる
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13週 |
切削工具(2) |
フライス、ドリル、リーマ、ホブ、タップについて説明できる
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14週 |
数値制御工作機械 |
数値制御工作機械の概要とプログラミングについて説明できる
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15週 |
まとめ |
まとめ
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16週 |
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評価割合
| 定期試験 | 課題 | | | | | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 60 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |