科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 国語
科目番号 0020 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 大修館書店「国語」
担当教員 伊勢 光

到達目標

(1) 日本語によって成り立つ文化の所産と過去の時代の日本語とに関心をもち、理解できること。
(2) 文章を正確に読み取り、読み取ったものに対して自らの意見を述べられるようになること。
(3) 「日本語」、「和歌」、「知」、「物語」などの様々な分野について興味を深め、視野を広げること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1十分に日本語について関心を持ち、その文化についても理解したうえで自分なりの意見を持ち、それを表現することが出来る。日本語についての関心を持ち、その文化を理解できる。日本語に関心が抱けず、その文化が理解できない。
評価項目2十分に文意を読み取り、その内容について性格に自分独自の意見が述べられる。ある程度意味を読み取り、内容について一応の意見が述べられる。意味を読み取れず、自分の意見も述べられない。
評価項目3「日本語」「和歌」などに十分に深い興味関心がもて、自己の視野が広がったことを文章、口頭で表現できる。「日本語」「和歌」などに一定の関心が持て、そこで得られた視野の広がりを表現できる。「日本語」「和歌」などにまったく関心が持てず、視野の広がりもない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 様々なタイプの文章を読解する。評論文においては筆者の狙いを明確に読み取るとともに、その文章に対して自分の意見を持ち提示できるようになることを目指す。物語文においては場面を正確に読み取り、登場人物の声や思いに耳を澄ませ、そこで感じ取ったことを文章にまとめることを目指す。日本人、日本語が古くから培ってきた言葉の文化を味わい、自らの思考、表現に生かすことを目標とする。
授業の進め方・方法:
 原則として現代文と古典とを各週並行して進める。授業では本文の正確な読解に努めるとともに、適宜質疑し応答を求める(ひとつの決まった答えがない場合も多い)。本文を踏み台とし、様々な意見を求めつつ進めていく。そして、各単元の終了時にはレポートを課す。その単元で自らが得た知見、論点などを切り口に、意見をまとめる。古文では文法の確認も適宜行うが、あくまで「読む」ことを主軸に、読み取ったことについて「書く」「話す」という方法で進めていく。表現という点では、各週の頭に2,3人ずつ3分ほどのスピーチをしてもらう。そのことで話す姿勢、聞く姿勢の養成を進める。
注意点:
レポートの割合が大きい。未提出はそのまま原級留置につながるので注意すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業の導入 一年間の授業の見通しを立てられること。
2週 日本語らしい表現とは(1) 『枕草子』の概略が理解でき、その文学史的位置づけができるようになること。
3週 日本語らしい表現とは(2) 正しく音読できるようになること。
4週 日本語らしい表現とは(3) 文章の内容を把握することができるようになること。
5週 日本語らしい表現とは(4) 清少納言が、春、夏の何に美意識を見出していたか理解できるようになること。
6週 日本語らしい表現とは(5) 音につき、「ね」と「おと」の違いがわかるようになること。
7週 日本語らしい表現とは(6) 接続詞の違いに注意して文章が読めるようになること。
8週 中間確認試験 これまで習ったことを正しくアウトプットできるようになること。
2ndQ
9週 「歌」とは何か(1) 正しく音読できるようになること。
10週 「歌」とは何か(2) 『伊勢物語』の文学史的な立ち位置、意義について理解すること。
11週 「歌」とは何か(3) 「あづさ弓」中の動詞の活用について、理解できるようになること。
12週 「歌」とは何か(4) 日英の文化的な関心の違いについて理解できるようになること。
13週 「歌」とは何か(5)/社会とつながる文章 「あづさ弓」の内容を把握し、説明できるようになること。
14週 「歌」とは何か(6)/社会とつながる文章 時節に応じた手紙を、適切な文章で書けるようになること。
15週 前期まとめ これまでの授業を振り返られること。
16週 新たな知と古典知(1) 漢文が担ってきた知の領域について説明できるようになること。
後期
3rdQ
1週 新たな知と古典知(2) 漢詩の読み味わい方について理解すること。
2週 新たな知と古典知(3) 絶句、律詩などの漢詩の基本的な枠組みを理解すること。
3週 新たな知と古典知(4) 「新たな知」について、説明できるようになること。
4週 新たな知と古典知(5) 「新たな知」について、自分なりの理解を深められるようになること。
5週 新たな知と古典知(6) 「新たな知」と「古典知」について、どう違い、どのように関係するのか理解すること。
6週 中間試験 これまでの知識、理解をアウトプットすること。
7週 中間試験の振り返り 自らの理解が及ばなかったところを反省し、理解することができるようになること。
8週 物語に親しむ(1) 正しく音読できるようになること。
4thQ
9週 物語に親しむ(2) 『源氏物語』の文学史的意義について説明できるようになること。
10週 物語に親しむ(3) 「桐壺」巻のあらすじを説明できるようになること。
11週 物語に親しむ(4) 人物関係を整理し、人物が置かれている特異な立場について理解できるようになること。
12週 物語に親しむ(5) 光源氏誕生までの人物の心理、経緯について整理し、筋立てを味わうことができること。
13週 物語に親しむ(6) プロレタリア文学について、文学史における位置を理解することができること。
14週 物語に親しむ(7) 主人公の置かれた境遇を整理し、作者の主張について説明できるようになること。
15週 物語に親しむ(8) 物語を味わい、自らも創作を行うことで、感受性を培うことができるようになる。
16週 後期まとめ これまで学んできたことを整理し、定着させること。

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合454501000100
基礎的能力454501000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000