到達目標
(1)十分な機能性や安全性を有する機械製品づくりや,工学現象データを収集する際に必要となるセンサの基本知識を持つこと。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
センサとは何か理解し使用することができるようになる | 状況に応じて的確に使用できるようになる | 状況に応じて対応できるようになる | 状況に対応することができない |
計測とは何か理解することができる | 計測について深く理解し運用することができる | 計測についてある程度理解し運用することができる | 計測を理解することができない |
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学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 RB2
説明
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JABEE JB3
説明
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教育方法等
概要:
センサとは、測定対象の状態に関する量、すなわち、物理量、化学量や、人間の感覚に支配される感覚量などを検出することである。この授業を通して、計測技術の測定法に関する系統的な基礎知識を習得するとともに、日常で触れることのできるセンサについても理解を深め、様々な疑問を自ら提案し解決する能力の基礎を得ることを目標とする.
授業の進め方・方法:
本講義では主にスライドを使用し、教科書を補助的に併用する.予習として、スライドを印刷するかタブレット等にダウンロードし、目を通して質問を準備すること.
注意点:
学習・教育目標:本科(準学士課程):RB2(◎) 環境生産システム工学プログラム:JB3(◎)
関連科目:メカトロニクス実習(本科3年)
評価方法:定期試験(中間試験40点・期末試験60点)の成績で評価する。なお、定期試験の成績には、テスト直しによる加点を含めることがある。合格点に達しない場合は、追加課題もしくは追試験を実施し、その評価によって最大10点を加点することがある。
評価基準:学年成績60点以上
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
授業概要と物理量の表し方 |
物理量を定量的に表現できる
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2週 |
センサの性能 |
センサのデータシートを読んで性能を説明できる
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3週 |
短距離の測定 |
要求仕様に合わせて短距離を測定するセンサを選べる
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4週 |
光の測定と応用 |
様々な光センサの違いと用語を説明できる
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5週 |
形状の測定 |
様々な寸法の測定方法を説明できる
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6週 |
長距離の測定 |
アナログ変位センサの限界を打ち破る方法を説明できる
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7週 |
角度と角速度の測定 |
角度と角速度の測定原理を説明できる
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
周波数応答 |
物理法則から周波数応答を計算できる
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10週 |
力とトルクの測定 |
力とトルクの測定原理を説明できる
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11週 |
速度と加速度の測定 |
速度と加速度の測定原理を説明できる
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12週 |
流体の測定 |
流体測定の動作原理を説明できる
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13週 |
機械学生向け計測器 |
引張・圧縮試験と硬さ試験の概要を説明できる
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14週 |
データの特徴と処理 |
測定結果に含まれる不確かさの影響を分析できる
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15週 |
3次元計測と最先端研究 |
原子間力顕微鏡の動作原理を説明できる
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16週 |
期末試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 計測制御 | 計測の定義と種類を説明できる。 | 4 | 後1 |
測定誤差の原因と種類、精度と不確かさを説明できる。 | 4 | |
国際単位系の構成を理解し、SI単位およびSI接頭語を説明できる。 | 4 | |
代表的な物理量の計測方法と計測機器を説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 小テスト | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |