電気工学

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 電気工学
科目番号 0060 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 深野あづさ著「機械系の電気工学」
担当教員 茂呂 征一郎

到達目標

(1)電気エネルギーの生産から消費に至るプロセスを、一つのシステムとして認識できるようになる。
(2)電気工学の基礎的事項、すなわち電磁気学、電気回路について十分な知識が持てるようになる。
(3)習得した電気工学の基礎知識を、電気工学及び機械工学分野の専門的基礎知識・技術とに基づいて、これらの分野の工学的現象を正しく理解できるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(秀)標準的な到達レベルの目安(優)到達レベルの目安(良)
評価項目1電気工学の基礎的な知識を複雑な問題に適用することができる電気工学の基礎的な知識を使って課題を解くことができる電気工学の基礎的な知識を理解できる
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
電気工学の基礎的事項について学習する。
授業の進め方・方法:
教科書にしたがって板書講義。適宜演習問題を黒板を使って解かせる。
注意点:
本科(準学士課程):RB2(◎)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 電流と電圧 電子と電流、電圧と起電力、オームの法則
2週 直流回路の計算 抵抗、基本の直流回路
3週 キルヒホッフの法則 電流及び電圧に関する法則
4週 熱エネルギー ジュールの法則
5週 電力 電力と電力量、熱電現象
6週 電気抵抗 抵抗率と導電率、抵抗の温度係数
7週 直流回路のまとめ 演習問題1
8週 中間試験 中間試験
2ndQ
9週 電流と磁界 磁界と磁界の大きさ、磁束と磁束密度、電流が作る磁界
10週 磁界中の電流に働く力 磁界中の電流に働く力の強さ
11週 電流相互間に働く力 電流相互間に働く力、直流電動機の原理
12週 磁気回路 磁気回路、磁化曲線、磁気ヒステリシス
13週 電磁誘導現象 電磁誘導、誘導起電力の大きさと方向
14週 インダクタンス インダクタンス、変圧器の原理
15週 まとめ 電流と磁気のまとめ、演習問題2
16週
後期
3rdQ
1週 静電現象 静電気、静電力、静電誘導
2週 静電力と電界 電界と電位、電束と電束密度
3週 コンデンサ1 コンデンサと静電容量
4週 コンデンサ2 コンデンサの接続、コンデンサに蓄えられるエネルギー
5週 静電気のまとめ 演習問題3
6週 交流の基礎1 直流と交流、正弦波交流、周期と周波数
7週 交流の基礎2 位相と位相差、平均値と実効値、交流の合成、ベクトルの極座標表示、交流波のベクトル表示
8週 中間試験 中間試験
4thQ
9週 交流の基本回路 抵抗のみ、インダクタンスのみ、及び静電容量のみの回路
10週 いろいろな交流回路1 R-L,R-C,及びR-L-C並列回路
11週 いろいろな交流回路2 R-L,R-C,及びR-L-C並列回路
12週 共振回路1 直列共振
13週 共振回路2 並列共振
14週 交流の電力 交流回路の電力、力率と皮相電力、有効電力、無効電力
15週 まとめ 交流回路のまとめ、演習問題4
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000