機械工作実習Ⅱ

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 機械工作実習Ⅱ
科目番号 0061 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 なし
担当教員 千徳 英介,五味 伸之

到達目標

(1)工作機械の基礎的な取扱い法、安全な操作法を習得できる。
(2)機械工学に関連した実験的要素のある基礎的な実習内容について理解できる。
(3)図面から各種工作機械を使用して製品を製作できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1工作機械や加工技術における知識を充分に習得し、自主的にものづくりに応用できている。工作機械や加工技術における知識を充分に習得し、ものづくりに応用できている。工作機械や加工技術における知識を充分に習得していない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
安全に工作機械を使用し、有用な機械機器を製作するために必要な機械材料の加工技術の習得を主な目的とする。各種工作機械、加工機械、工具、測定器等の取り扱い、操作法、加工方法などを機械工作法と関連させて機械工作実習Ⅰよりも高度な内容の実習を行う。
授業の進め方・方法:
前半は、1クラスを6班に分けて、旋盤、機械、溶接・鍛造、フライス、NC加工、分解組立の6テーマについて、1テーマ3週ずつのローテーションで実習を行う。
後半は、これまでに実習した工作機械を用いて,与えられた図面に沿って製品を製作する総合実習を行う。
なお、シラバスの説明時には実習全体の安全教育を行うが、各実習の最初にも必要に応じて実習上の安全に関する基礎的な知識や技術を解説する。
注意点:
参考書等 「機械実習 上 中 下」、嵯峨常生著、実教出版
学習・教育目標 本科(準学士課程):RB2(◎)
関連科目 機械工作実習Ⅰ、機械工作法Ⅰ・Ⅱ、機械設計製図Ⅰ・Ⅱ

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業のガイダンス、安全教育
講義 NC工作機械について
授業の概要を理解し、実習においての安全を意識できる
2週 外形切削 旋盤で外形切削ができる
3週 ねじきり                 旋盤でねじきりができる
4週 CNC旋盤          CNC旋盤を使用法を理解できる
5週 切断機、スロッター               切断機を使用できる.スロッターによる加工を理解できる
6週 ホブ盤           ホブ盤を使用できる
7週 平面研削、ボール盤               平面研削盤とボール盤を使用できる
8週 総合実習の作業手順書の確認1 作業手順書の確認を受けることができる
2ndQ
9週 すみ肉           すみ肉溶接ができる
10週 ガス溶接                 ガス溶接ができる
11週 機械鍛造                 機械鍛造ができる
12週 立てフライス 立てフライスを使用できる
13週 NCプログラム             NCプログラムを作成できる
14週 マシニングセンタ                 マシニングセンタを使用できる
15週 総合実習の作業手順書の確認2 作業手順書の確認を受けることができる
16週
後期
3rdQ
1週 CAD/CAM          CAD/CAMの概念を理解できる         
2週 ワイヤ放電加工           ワイヤ放電加工機を使用できる
3週 レーザー加工             レーザー加工機を使用できる
4週 分解             エンジンの分解ができる
5週 調査             エンジンの各部品の機能を理解できる
6週 組立             エンジンの組立ができる
7週 総合実習の作業手順書の確認3     作業手順書の確認を受けることができる
8週 旋盤             送りネジを製作できる
4thQ
9週 ボール盤         穴あけとねじきりを行える
10週 立てフライス             本体と移動台を製作できる
11週 ワイヤ放電加工           固定台を製作できる
12週 溶接             溶接による課題を製作できる
13週 組立・追加工・検査1 検査・追加工行い万力を組み立てられる
14週 組立・追加工・検査2 検査・追加工行い万力を組み立てられる
15週 まとめ           万力製作過程を振り返り,課題を発見できる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

実技態度レポート合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力0000000
専門的能力00001000100
分野横断的能力0000000