到達目標
(1)十分な機能性や安全性を有する機械製品づくりや,工学現象データを収集する際に必要となるセンサの基本知識を持つこと。
(2)この知識の理解のための用いられる数学および物理学の知識も理解できること。
(3)これらの理解が環境負荷の低減につながっていることを理解できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
センサとは何か理解し使用することができるようになる | 状況に応じて的確に使用できるようになる | 状況に応じて対応できるようになる | 状況に対応することができない |
計測とは何か理解することができる | 計測について深く理解し運用することができる | 計測についてある程度理解し運用することができる | 計測を理解することができない |
| | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
センサとは、測定対象の状態に関する量、すなわち、物理量、化学量や、人間の感覚に支配される感覚量などを検出することである。これらセンサの機能を人間の感覚器官である五官に対応させて理解しやすく説明する。この授業を通して、機械計測技術の測定法に関する系統的な基礎知識を習得するとともに、日常で触れることのできるセンサについても理解を深め、様々な疑問を自ら提案し解決する能力の基礎を得ることを目標とする.
授業の進め方・方法:
基本的には教科書に沿って行うが、基本的なセンサを学習するために日常的な道具に使用されるセンサについても講義を行う.また授業で必要とされるセンサおよびその技術についてはプリント等を利用して補足説明を行う.
注意点:
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
授業概要とセンサの基本 |
現在のセンサについての一般的な知識を説明できる
|
2週 |
センサとは何か |
センサとは何かについて説明することができる
|
3週 |
触覚センサ |
センサを用いた温度計測を説明することができる
|
4週 |
触覚センサ |
センサを用いた力の計測を説明することができる
|
5週 |
触覚センサ |
センサを用いた力の計測を説明することができる
|
6週 |
計測工学基礎 |
計測についての一般的な知識を説明できる
|
7週 |
計測工学基礎 |
誤差や単位についての一般的な知識を説明できる
|
8週 |
中間試験 |
前半の内容を示すことができる
|
4thQ |
9週 |
中間試験返却 |
前半の内容を示すことができる
|
10週 |
視覚センサ |
光学センサを用いた計測を説明することができる
|
11週 |
聴覚センサ |
聴覚センサを用いた計測を説明することができる
|
12週 |
嗅覚センサ |
嗅覚センサを用いた計測を説明することができる
|
13週 |
味覚センサ |
味覚センサを用いた計測を説明することができる
|
14週 |
未来のセンサ 授業まとめ |
計測手法の進歩について説明することができる
|
15週 |
学習のまとめ |
|
16週 |
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 計測制御 | 計測の定義と種類を説明できる。 | 4 | 後1 |
測定誤差の原因と種類、精度と不確かさを説明できる。 | 4 | |
国際単位系の構成を理解し、SI単位およびSI接頭語を説明できる。 | 4 | |
代表的な物理量の計測方法と計測機器を説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 40 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 60 |
専門的能力 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 |
分野横断的能力 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 |