システム工学

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 システム工学
科目番号 0090 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 システム工学、須賀雅夫著、コロナ社
担当教員 斉川 博之

到達目標

(1)生産プロセスの流れをシステム工学的手法により表現できること
(2)システムの目的、構造による分類ができること
(3)システムの信頼性、構造による分類ができること
(4)物事を広く対極的に考え、個々の課題解決にシステム工学的手法を用いることができること
(5)全体を通してシステム工学的なものの考え方を身に付けること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1システム工学的手法を用いてシステムをとらえ、課題の解決を行うことができる。システムの分類など、システム工学的手法を用いて、課題解決を行うことができる。システムの目的・信頼性・構造による分類ができていない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RB2 説明 閉じる
JABEE JB3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
社会において解決を求められる問題は複雑であるため、その解決には要素還元的アプローチだけではなく、現象全体をシステムとして捉え、総合的な視点から検討する能力が必要不可欠である。
本講義では、システム的アプローチの方法論とその実施法を講義と演習を通して学び、問題解決時に要求される観察眼と思考法を身に付けることを目標とする。
※実務との関係
この科目は企業で生産技術ならびに工場の運営管理を担当していた者が、その経験を活かし、システムの計画、設計、開発について講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
システム工学の分野からポイントとなるトピックスを選んで講義を行う。説明した内容については授業中に演習を課し、理論に基づいて問題解決できる能力を養成する。また、教科書の他にも、必要に応じてプリントによる補足を行う。
注意点:
学習・教育目標:本科(準学士課程)RB2(◎) ,環境生産システム工学プログラム JB3(◎)
関連科目:自動制御 Ⅰ・Ⅱ(本科5年)
評価方法:中間確認50%、期末試験50%
評価基準:学年末成績60点以上。学年末成績が60点未満の場合、再試験またはレポートを一度だけ認め、学年末成績に加算する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、システム工学とはなにか
シラバスの説明、システムとシステム工学
システム工学の概念を理解できる
2週 システム工学とはなにか
システム工学とは何か
システム工学の内部構造の理解ができる。
3週 システム工学とはなにか
システム工学のおいたち
システム工学の必要性と体系の理解ができる。
4週 システム工学とはなにか
システムのライフサイクル
システム工学の基本となる学問の理解が出来る。
5週 システムの計画
ニーズの発生
計画の必要性が理解できる。
6週 システムの計画
事前評価
調査及び予測手法の理解が出来る。
7週 システムの計画
システム要件の決定
調査及び予測方法の理解が出来る。
8週 システムの設計
シミュレーション
設計の具体的手法の理解が出来る。
2ndQ
9週 中間確認試験 システム工学の概念と計画の理解が出来る。
10週 システムの設計 テストの返却と解説
目的関数とトレードオフ
設計の具体的手法が理解できる。
11週 システムの設計
最適化設計
最適化設計の問題を解くことが出来る。
12週 システムの設計
信頼性設計
信頼性設計の理解が出来る。
13週 システムの開発
スケジューリング
開発のスケジューリング手法の理解が出来る。
14週 システムの開発
中間評価と予測による管理
開発のスケジューリング手法の理解が出来る。
15週 学習のまとめ システム工学の設計と開発の理解が出来る。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間確認試験期末試験合計
総合評価割合5050100
基礎的能力000
専門的能力5050100
分野横断的能力000