CAD・CAE

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 CAD・CAE
科目番号 0090 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 水野 操 著,例題でわかる! Fusion360でできる設計者CAE ,日刊工業新聞社
担当教員 村中 貴幸

到達目標

(1) 3次元CADを利用して、簡単な3次元モデリングができる.
(2) 3次元CADで作成した簡単なモデルについて応力解析などから評価ができ,図面の修正が行える.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安(可)
評価項目13D-CADを用いて構成図に基づいた機械モデルを作成し,CAEによる評価からモデルの修正ができる3D-CADを用いて複数の部品で構成された機械モデルを作成できる3D-CADを用いて汎用部品のモデル作成ができる

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RB2 説明 閉じる
JABEE JB3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
3D-CADを用いて簡単なモデリング,ならびにアセンブリを作成し,CAEにより強度解析などを行い,その結果を評価できるようにすることによって,3D-CAD・CAEの有用性を理解する.
授業の進め方・方法:
前半の6回程度は3D-CAD・CAEソフト(Fusion360)を利用して3D-CADの基礎となるモデリングやアセンブリの講義を行い、以降は具体的な教科書の例題に従って演習中心に進めることでCAEの具体的イメージが理解できるようにする.
注意点:
学習教育目標:本科(準学士課程):RB2(◎)  環境生産システム工学プログラム:JB3(◎)
関連科目:機械工作実習Ⅰ・Ⅱ,機械製図,機械設計製図Ⅰ。Ⅱ,熱力学,材料力学Ⅰ・Ⅱ
評価方法:演習課題(レポート)90%,受講態度10%として評価する。
評価基準:学年成績60点以上を合格とする

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業概要, シラバスの説明,CAD・CAE概要 CAD・CAEについて理解できる.
2週 モデリング演習(1) 3D-CADで簡単な形状のモデリングができる.
3週 モデリング演習(2) 3D-CADで簡単な形状のモデリングができる.
4週 モデリング演習(3) 3D-CADで簡単な形状のモデリングができる.
5週 アセンブリ演習(1) 3D-CADで簡単なモデルの組み合わせ(アセンブリ)ができる.
6週 アセンブリ演習(2) 3D-CADで簡単なアセンブリのアニメーションが作製できる.
7週 アセンブリ演習(3) 3D-CADで実製品のアセンブリができる.
8週 中間まとめ(有限要素法の概念) 有限要素法について理解できる.
CAEの強度解析の理論と操作手順が説明できる.
2ndQ
9週 静解析(1) 解析条件の設定ができる.
10週 静解析(2) 理論値と解析結果の比較ができる.
11週 応力緩和 設計を改善し,応力を緩和する方法を理解できる.
12週 総合演習(1) テーマを決定しモデリングができる.
13週 総合演習(2) 適切な解析条件を設定できる.
14週 総合演習(3) 解析結果をもとに形状を変更できる.
15週 学習のまとめ CAEによる設計の解析と改善の過程を踏まえ,改善形状を決定できる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。4

評価割合

試験レポート授業態度0合計
総合評価割合09010000100
基礎的能力0000000
専門的能力09010000100