科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 物理
科目番号 0108 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 機械工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 物理基礎、物理(数研出版)、リードα物理基礎、物理(数研出版)、オリジナル配布プリント
担当教員 挽野 真一

到達目標

広く自然現象全般について、物理学で説明できることを理解する。力学、波動、電磁気といった物理現象が数式によって説明でき、数学的手法によって解釈できることを理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
力学・波動・光学・電磁気学の基本的な概念を理解する。教科書の記述と公式の意味するところが理解できる。教科書の記述をおおむね理解し、公式を使うことができる。教科書の記述が理解できず、公式を使うことができない。
現象を数式で表現する能力。適切な数式を立式し、解くことができる。解の意味を理解している。適切な数式を立式し、解くことができる。現象を数式で表現することができない。
実生活での物理学の応用。学んだ物理現象が、どのように実社会で応用されているか理解できる。学んだ物理学が、実社会で応用されていることを知っている。学んだ物理学と、実社会での応用が結びつかない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RB1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
力学(運動量、円運動、単振動)、波動(波、光学)および電磁気学の初歩について学ぶ。それぞれ、数学的手法によって現象を明快に説明できることを理解する。これらの物理現象がいかにして現代社会で活用されているかについて学ぶ。
授業の進め方・方法:
数学で修得した数学的手法を積極的に取り入れ、問題の数学的な把握、立式、解の導出をスムーズに行えるよう意識する。問題集を活用し、多くの問題を解くことにより応用力を身に着けさせる。必要に応じて微積分による説明を行い、工学基礎物理への橋渡しとする。
注意点:
授業時間数に対し、授業内容がやや多いため、スムーズな授業進行を心がける。プリントや予復習の課題によって、授業を補完することが望ましい。
年4回の定期テストのほか、小テストとレポート課題によって成績を評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 物理学の目標、概要、実験・実習・演習について。実験・実習について安全面に関する説明、シラバスの説明。
2週 平面内の運動 平面内の運動(復習)
3週 平面内の運動 運動量保存則
4週 平面内の運動 運動量と力学的エネルギー
5週 円運動と万有引力 等速円運動・慣性力
6週 円運動と万有引力 単振動
7週 円運動と万有引力 万有引力
8週 中間試験
2ndQ
9週 試験の解説と復習
10週 波の性質・正弦波
11週 定在波・波の干渉・回折
12週 音波・ドップラー効果
13週 音の共鳴・気中共鳴の実験
14週 学習のまとめ
15週 試験の解説と復習
16週
後期
3rdQ
1週 光の性質 反射・屈折
2週 光の干渉
3週 光の干渉
4週 電気と磁気 静電気力 クーロンの法則
5週 電気と磁気 電場と電位
6週 電気と磁気 コンデンサー
7週 電気と磁気 コンデンサーの接続・エネルギー
8週 中間試験
4thQ
9週 試験の解説と復習
10週 電流と磁場 オームの法則 電子の運動と電流
11週 電流と磁場 直流回路
12週 電流と磁場 ローレンツ力
13週 原子と原子核 原子の構造 放射線
14週 学習のまとめ
15週 試験の解説と復習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験小テスト・レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合150500000200
基礎的能力75250000100
専門的能力75250000100
分野横断的能力0000000