中国語

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 中国語
科目番号 0110 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 新ゼロからスタート中国語 文法編
担当教員 李 静

到達目標

(1)初級的な中国語を理解する、話すことができ、中国語の基礎を身につけるようになること。

(2)文法の特徴、言葉遣いなどを通じ、日本語との違い、考え方の違いに気づき、もっと異文化を理解できるようになること。

(3)現代中国映画を鑑賞することで、中国の社会、生活についても考え、日本に暮す「自分」に生かすこと。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
中国語の基礎を身につけること発音、簡体字、文法を正しく把握した上で、独自性のある中国語の文書も作れること。発音、簡体字、文法をある程度把握し、教科書通りに定型文を作れること。発音、簡体字、文法を把握できず、教科書通りの定型文も作れない。
日本語との違いを理解すること十分正確に理解、しっかり中国語の文法で文を作れる。ある程度正確に理解、日本語を作る論理で中国語を作らない。全く理解できず、日本語の考えだけで単語を並べる。
中国映画を鑑賞し、自分に生かすこと中国映画を非常に正確に味わうことができ、日本で暮らす自分にも積極的に生かそうとする。中国映画をある程度正確に味わうことができ、日本で暮らす自分にもある程度生かそうとする。全く中国映画を理解することができず、日本で暮らす自分と関わらすこともできない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RA1 説明 閉じる
JABEE JA1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
発音、文法をを学習し、中国語を聴く・話す・読む・書くことの基礎を身に着ける。また中国に関心を抱き、自分なりに考えられるようになる。
授業の進め方・方法:
教科書の内容を解説した後に、各自で自分の口で話す練習もしていく。また1年で中国映画を2回鑑賞し、実際の会話場面、社会像を感じ取ってもらう。
注意点:
試験は前期末と後期末の2回のみで成績の80%を占める。映画を見た後に書く、日本語でのレポートが残りの20%となる。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業概要の説明、中国と中国語の基礎知識 全体像をつかまえる
2週 発音のポイント、声調(4声)、単母音(7種類) 発音のポイントを把握、声調、単母音を発音できるようになる
3週 子音(21種類) 子音を発音できるようになる
4週 複合母音(13種類)、鼻母音1(8種類) 複合母音、鼻母音(1)を発音できるようになる
5週 鼻母音2(8種類)、そのほか発音のポイント 鼻母音(2)、そのほか発音のポイントを発音できるようになる
6週 発音の総合練習、各自の名前の発音練習 ここまで学習した発音を組み合わせて、ピンインがあれば発音できるようになる
7週 中国語映画(1) 青春映画を通じて中国語を感じ取り、台湾の高校生活も感受する
8週 挨拶の基本 挨拶の基本を理解、活用できるようになる
2ndQ
9週 名前のたずね方と言い方 2通りの名前のたずね方を理解、活用できるようになる
10週 動詞「是」(1) 「人+是+人の名詞」、「也」、疑問文を理解、活用できるようになる
11週 動詞「是」(2) 「指示代詞+是+物の名詞」、疑問代詞の「什么」を理解、活用できるようになる
12週 疑問代詞「谁」 疑問代詞の「谁」、省略疑問文の「呢」、数字の言い方を理解、活用できるようになる
13週 動詞「有」(1) 「人+有+名詞」、反復疑問文を理解、活用できるようになる
14週 動詞「有」(2) 「人+有+人の名詞」、「量詞」、「指示代詞+量詞」をを理解、活用できるようになる
15週 動詞「有」(3) 「場所+有+人・物の名詞」、疑問代詞「几」&「多少」を理解、活用できるようになる
16週
後期
3rdQ
1週 漢詩を中国語で読む 漢文授業で日本語で読んできた漢詩、中国人が馴染みの漢詩を現代中国語で暗記、復唱できるようになる
2週 月・日・曜日・年号・電話番号 月・日・曜日・年号・電話番号の訪ね方、伝え方を把握
3週 時刻・年齢の言い方と名詞述語文 時刻・年齢の言い方を把握/名詞述語文を理解、活用できるようになる
4週 形容詞の使い方(1) 形容詞述語文、「怎么样」を理解、活用できるようになる
5週 形容詞の使い方(2) 「指示代詞+个」、「太~了」、金額の訪ね方を理解、活用できるようになる
6週 動詞の文の表現 基本動詞を理解、活用できるようになる
7週 助動詞の使い方 助動詞、2文字以上の反復疑問文を理解、活用できるようになる
8週 完了を表す「了」と経験を表す「過」 「了」&「過」、「不」と「没有」の使い分けを理解、活用できるようになる
4thQ
9週 動作の進行を表す 動作の進行文、選択疑問文を理解、活用できるようになる
10週 動詞の「喜欢」/動詞・前置詞の「在」 「喜欢」、「在」を理解、活用できるようになる
11週 動作の方向を表す「去」「来」/前置詞の「跟」 「去」「来」、「跟」を理解、活用できるようになる
勧誘・提案と疑問・推測を表す「吧」を理解
12週 前置詞「从」「到」/同時進行・動作の順序 「从」「到」、同時進行・動作の順序の言い方を理解、活用できるようになる
13週 自己紹介をしてみよう 他人の自己紹介を理解でき、自己の紹介もできるようになる
14週 中国映画(2) 社会題材のコメディーを通じて、中国の社会問題、人間性についても考えるようになる
15週 2本の映画を振り返って生活で使える台詞、
主題歌を解説
生活の場面に合わせて、生の中国語を身に着けるようになる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3

評価割合

定期試験レポート態度合計
総合評価割合80200100
基礎的能力80200100
専門的能力0000
分野横断的能力0000