概要:
①現代社会の形成過程と特徴を歴史的に理解していく。
②歴史的事象の暗記ではなく、科学的に歴史を通じて思考する。
授業の進め方・方法:
「現代社会をよりよく知るための歴史学」をテーマとして、今年度は「日本が近代化の過程で輸入した概念や習慣」、「近代化のために形成された社会状況」、「現代社会の歴史的位置」を扱う。
教員が授業終了時に出す課題に基づき、受講者はレポートの予習部分を記入する。教員は各受講者が報告するレポートの内容をもとに、現代社会の歴史的・理論的な説明を行なう。その説明をもとに、受講者は復習レポートを作成する。
注意点:
定期試験は行わず、課題で評価する。すべての課題を提出しなければ合格とはならない。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。 | 3 | 後2,後3,後4,後5,後6,後7 |
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。 | 3 | 後9 |
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。 | 3 | 後10 |
公民的分野 | 自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。 | 3 | 後10,後11,後12,後13,後14 |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | 後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14 |