機械計算力学

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 機械計算力学
科目番号 0132 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 配布プリントをテキストとする
担当教員 五味 伸之

到達目標

(1) 数値解析法の基本について理解していること.
(2) オイラーの陽解法による数値計算ができること.
(3) 数値計算のプログラムを実行し,結果をグラフで示すこと.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
数値解析とは何か理解することができる数値解析について十分理解し運用することができる数値解析を理解することができる数値解析を理解することができない
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RB2 説明 閉じる
JABEE JB2 説明 閉じる
JABEE JB3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
簡単な物理現象の微分方程式をコンピュータを用いて数値解析します.微分方程式を解く計算プログラムを作成して計算結果の検討を行い,数値解析に対する理解を深めます.数値解析を体験することで,物理現象と微分方程式の関係を習得することを目標とします.
授業の進め方・方法:
本科目は,融合複合・新領域の基礎工学科目群の情報・論理系科目群のひとつです.講義は配付するプリントに従って,数値解析に関する理論の講義とパソコンによる演習を行ないます.簡単な物理現象の微分方程式を数値解析できるようになることを目的とします.VBAでプログラムを作成し,計算結果はEXCELを用いてグラフにします.各課題毎にWordを利用して報告書を作成します.自分で計算条件の設定を変更し,現象の変化を考察することが必要であるため,考察しながら積極的に取り組むことが必要です.
注意点:
学習・教育目標:本科(準学士課程):RB2(◎)  環境生産システム工学プログラム:JB3(◎),JB2
関連科目:C言語基礎(本科2年),C言語応用(本科3年)
評価方法:レポート4割 課題に対する取り組み6割で評価を行う.なお,この合計点が合格点に達しない場合は再試験または追加課題を課し,その評価によっては最大10点の加点を行う場合もある.
評価基準:学年成績60点以上を合格とする.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業概要 計算力学とは何かについて簡単に説明できる
2週 表計算 表計算ソフトを使うことができる
3週 VBA 表計算ソフトのマクロ機能を使うことができる
4週 テイラー展開 表計算ソフトを使ってテイラー展開を行える
5週 テイラー展開 表計算ソフトを使ってテイラー展開を行える
6週 補間 表計算ソフトを使ってデータの補間を行える
7週 補間 表計算ソフトを使ってデータの補間を行える
8週 微分法 表計算ソフトを使ってデータの微分処理を行える
2ndQ
9週 積分法 表計算ソフトを使ってデータの積分処理を行える
10週 非線形方程式 非線形方程式とは何かが理解できる
11週 微分方程式 表計算ソフトを使って微分方程式の計算を行える
12週 微分方程式 表計算ソフトを使って微分方程式の計算を行える
13週 弱肉強食 表計算ソフトを使って微分方程式の計算を行える
14週 弱肉強食 表計算ソフトを使って微分方程式の計算を行える
15週 弱肉強食 表計算ソフトを使って微分方程式の計算を行える
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野情報処理プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。4
定数と変数を説明できる。4
整数型、実数型、文字型などのデータ型を説明できる。4
演算子の種類と優先順位を理解し、適用できる。4
算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。4
データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。4
条件判断プログラムを作成できる。4
繰り返し処理プログラムを作成できる。4
一次元配列を使ったプログラムを作成できる。4

評価割合

試験発表相互評価課題レポートその他合計
総合評価割合00060400100
基礎的能力000600060
専門的能力000030030
分野横断的能力000010010