日本語表現演習

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 日本語表現演習
科目番号 0150 科目区分 一般 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 プリント配付
担当教員 中村 吉秀

到達目標

 学術上または業務上に使えるレベルの文章を書くための基本的な力と知識とを身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
実践的な論理的文章を書く能力十分に実践的な論理的文章が書ける。ある程度実践的な論理的文章が書ける。論理的文章の表現能力が実践レベルに達しない。
実践的文章に必要な日本語表現の基礎事項表現・語彙・文法の実践的能力を十分に身につける。表現・語彙・文法の実践的能力をある程度身につける。表現・語彙・文法の能力が実践レベルに達しない。
プレゼンテーションに必要な論理的思考論理的思考を十分に実践し結果を図示でる。論理的思考をある程度実践し結果を図示できる。論理的思考の結果が示せない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RC2 説明 閉じる
JABEE JC3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 3年「国語」・4年「国語表現」の復習・発展学習に位置づけられる科目である。実用的・学術的な文章の作成およびプレゼンテーションに必要な基礎的言語能力を、各種演習を通して高める。
授業の進め方・方法:
 実際に文章を書く演習を中心にして,討議・相互批評などをも交えつつ,スキルアップを図る.また、言語事項に関する小演習を並行して実施する。
注意点:
 プレゼンテーションとロジカルシンキングに関する外部講師の講義を聴講する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 【授業導入】授業の概要説明/自己紹介/表現小演習 授業の概要を知る。
2週 【実用文章の基礎】課題文章(1)討議・構想メモ/表現小演習 文章課題を理解し、他者の意見を参考にしつつ、自らの意見をまとめる。
3週 【実用文章の基礎】課題文章(2)討議・文章執筆/表現小演習 課題に即して意見文章を書く。
4週 【批判・反論の文章 】ルールとマナー・実例・課題配付/表現小演習 批判・反論のルールやマナーを知る。
5週 【批判・反論の文章】基本文章練習(引用など)/表現小演習 引用を中心とした批判・反論の方法を身につける。
6週 【批判・反論の文章】対象文章の把握・討議/表現小演習 対象文章を理解し、自らの意見をまとめる。
7週 【批判・反論の文章】執筆作業/表現小演習 ルールやマナーに則って批判・反論の文章を完成する。
8週 【資料を用いた論文作成1】データ読み取り・事例検討/表現小演習 データを読み取る際の問題点を知り、的確に資料を分析する。
2ndQ
9週 (中間試験) 前半の学習内容を整理する。
10週 【プレゼンテーションのための論理的思考1】プレゼンテーションとロジカルシンキング(協働科目聴講) 工学専門の立場からの論理的思考の実態を知る。
11週 【プレゼンテーションのための論理的思考1】プレゼンテーションとロジカルシンキング(協働科目遠隔聴講) 論理的思考を用いて課題に関する諸事項を分析する。
12週 【プレゼンテーションのための論理的思考1】プレゼンテーションとロジカルシンキング(協働科目遠隔聴講) 課題に応じたフローチャートを完成する。
13週 【資料を用いた論文作成2】事例検討・構想/表現小演習/中間試験返却・解説 課題に応じて適切な資料を探し、分析する。前半の学習内容を確認する。
14週 【資料を用いた論文作成2】執筆/表現小演習 資料の分析をもとに、意見文章を完成する。
15週 【学習のまとめ】 学習内容の理解度を確認する。
16週 【プレゼンテーションのための論理的思考2】課題返却 協働科目の学習内容の理解度を確認する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3

評価割合

中間試験小演習テスト論文課題協働科目合計
総合評価割合30105010100
基礎的能力151050075
専門的能力15001025
分野横断的能力00000