到達目標
(1)客観的かつ適切な根拠に基づいて論を展開し、適切な結論につなげることができる。
(2)聞き手を意識し、適切な話し方でわかりやすく論が展開できる。
(3)自分の話し方を客観視して、適当な評価を行い改善できる。
(4)論点を深めるために、相手の話を傾聴し、建設的に論が展開できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
論理構成 | 客観的かつ適切な根拠に基づいて論を展開し、適切な結論につなげることができる。 | 客観的かつ適切な根拠に基づいて論を展開し、ある程度適切な結論につなげることができる。 | 主観的に論を展開し、結論に説得力がない。 |
聞き手を意識した文章作成 | 聞き手を意識し、適切な話し方でわかりやすく論が展開できる。 | 聞き手を意識し、ある程度適切な話し方でわかりやすく論が展開できる。 | 聞き手を意識した話し方ができない。 |
自己評価 | 自分の話し方を客観視して、適当な評価を行い改善できる。 | 自分の話し方を客観視して、適当な評価を行いある程度改善できる。 | 自分の話し方について適切に評価できず、改善できない。 |
傾聴 | 相手の話を傾聴し、相手の意見を踏まえて建設的な議論が展開できる。 | 相手の話を傾聴し、それをある程度踏まえて建設的な議論が展開できる。 | 相手の話を傾聴せず、それを踏まえた建設的な議論ができない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 RC2
説明
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JABEE JC3
説明
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教育方法等
概要:
他者と良好な人間関係を構築しながら、自分の意見を説得的にわかりやすく伝えられる能力を育成する。また、自己評価および他者評価を通して自分の話し方を内省し、改善する力を養う。
論点を深めるために、相手の話を傾聴する技術を身につける。
授業の進め方・方法:
発表、ディスカッション、プレゼンテーションの三つの手法を用いて授業を行う。いずれの場合も、はじめに話す内容を整理し、メモを作成する。その中には自分の主張を説得的なものにするために必要な情報を収集し、取り入れることも求められる。最後に、自身及びクラスメイトの言語使用や論の組み立て方を振り返り、改善させる。
注意点:
1.話すことが主体の授業であることを理解したうえで授業に臨むこと。
2.説得的に論を展開する必要があるため、客観的根拠や背景知識を事前に準備する必要がある。従って主観的な根拠を基に主張を展開したり、明確な主張を持たない場合は必然的に評価が下がるので注意すること。
3.授業外に情報を収集するなどの準備が求められる。
4.発表、ディスカッションの回に授業を休むと、その回の評価点が0になるので注意すること。グループ活動時の欠席も減点対象となる。
5.5回以上欠席(2回遅刻につき1回欠席とみなす)すると単位が認定されない。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
オリエンテーション/本授業における発表、討論、ディベート、プレゼンテーションの違いについて |
授業の進め方、評価の仕方、諸注意などが理解できる。 四つの活動の違いと目的が理解できる。
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2週 |
発表(1)/聞きやすい話し方 |
発表課題についてグループで相談し、内容を考える。
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3週 |
発表(2)/人を動かす伝え方 |
ペアでスクリプトを作成する。
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4週 |
発表(3) |
聞き手にわかりやすく話すことを意識して発表する
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5週 |
具体化と抽象化 |
具体と抽象の区別を確認し、両方の考え方を行き来する手法を学ぶ。
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6週 |
アナロジー的思考/新商品、イベントを企画する |
アナロジー的思考を生かし、新商品を企画、発表する。
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7週 |
ディスカッション(1) |
教師の講義および新聞記事を読み、自分の意見をまとめる。
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8週 |
ディスカッション(2) |
与えられたテーマについてグループで意見交換し、グループの意見をまとめる。
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4thQ |
9週 |
ディスカッション(3)、ディベート(1) |
(1)でまとめた意見を他のクラスメイトが納得するように発表する。/ディベートについて確認し、ディベートのテーマを決定する。
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10週 |
ディベート(2) |
与えられたテーマについてグループで意見交換し、賛成、反対の立場の意見と根拠をまとめる。
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11週 |
ディベート(3) |
グループでまとめた資料をもとに、他のグループとディベートを行う。
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12週 |
ディベート(4) |
グループでまとめた資料をもとに、他のグループとディベートを行う。
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13週 |
プレゼンテーション(1)/わかりやすいプレゼンテーション |
プレゼンテーションについて説明できる。与えられたテーマについて、必要な資料を収集し、メモを作る。
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14週 |
プレゼンテーション(2) |
プレゼンテーションを行うためのスライドを作成する。
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15週 |
プレゼンテーション(3) |
作成したスクリプト及びPPTを用いて聞き手を意識したプレゼンテーションができる。
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16週 |
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評価割合
| 教師評価 | 自己評価 | 他者評価 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 20 | 10 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 60 | 20 | 10 | 10 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |