概要:
数個の基本的法則に基づいて完成した学問体系になっている電気磁気学の適用範囲の広さを認識し、基本的法則の価値、ならびにそれを理解することの重要性を認識させる。この講義では、電気磁気学における重要な概念のうち、主に「静電界」に関わる内容について確実に理解することを目標とする。
授業の進め方・方法:
電気磁気学の基礎として特に重要と思われる内容を精選し、物理現象と基本法則との関連について特に強調していく。また、法則の理解に不可欠な数学的素養を身につけるため、適宜演習を織り交ぜながら講義を進める。講義は、必ずしもテキストに沿った内容とはなっていないので、注意すること。
注意点:
講義時の授業態度および講義への遅刻に対して減点を課す場合がある。
なお、60点に満たない場合は追試験または課題を実施する場合がある。
本科(準学士課程):RB2(◎)
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 電磁気 | 電荷及びクーロンの法則を説明でき、点電荷に働く力等を計算できる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前8,前9,前10,前15,後14,後15 |
電界、電位、電気力線、電束を説明でき、これらを用いた計算ができる。 | 4 | 前5,前6,前8,前9,前10,前13,前14,前15,後14,後15 |
ガウスの法則を説明でき、電界の計算に用いることができる。 | 4 | 前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前15,後14,後15 |
導体の性質を説明でき、導体表面の電荷密度や電界などを計算できる。 | 4 | 前3,前8,前9,前10,前15,後14,後15 |
誘電体と分極及び電束密度を説明できる。 | 4 | 前3,前8,前9,前10,前15,後5,後6,後14,後15 |
静電容量を説明でき、平行平板コンデンサ等の静電容量を計算できる。 | 4 | 前11,前12,後5,後6,後14,後15 |
コンデンサの直列接続、並列接続を説明し、その合成静電容量を計算できる。 | 4 | 後5,後6,後11,後12,後13,後14,後15 |
静電エネルギーを説明できる。 | 4 | 後5,後6,後11,後12,後13,後14,後15 |