歴史Ⅱ

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 歴史Ⅱ
科目番号 0014 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気電子工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『詳解歴史総合』(東京書籍)
担当教員 木村 美幸

到達目標

近現代欧米史の概略を把握し、技術の発展や資本主義の発展とともに説明することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1世界の近現代史にかかわる基本的な出来事の内容、背景、経緯について8割以上理解できている。世界の近現代史にかかわる基本的な出来事の内容、背景、経緯について7割以上理解できている。世界の近現代史にかかわる基本的な出来事の内容、背景、経緯について理解できていない。
評価項目2歴史的な事象について、合理的かつ適切に説明することができる。歴史的な事象について、適切に説明することができる。歴史的な事象について、説明することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RA1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
現代社会の国際的な諸問題の歴史的背景を把握し解決することができる技術者となるために、西洋近現代史について理解し、それを適切に説明できるようになる。また、欧米諸国がもたらした科学技術の発展がどのように世界に影響を与えたのかについても考察できるようになる。
授業の進め方・方法:
 西洋近現代史について、プリントやスライドを主として授業を展開する。授業は教科書の内容に準拠しつつも、トピックごとに進めていく形式とする。
注意点:
レポートの提出によって評価する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 初回ガイダンス、近代への道のり 前近代における世界史の流れを把握した上で、近代という時代について理解し、説明することができる。
2週 イギリス革命 イギリスのピューリタン革命・名誉革命について理解し、説明することができる。
3週 アメリカ革命 アメリカの独立について理解し、説明することができる。
4週 フランス革命① フランス革命について理解し、説明することができる。
5週 フランス革命② フランス革命後のフランスやヨーロッパについて理解し、説明することができる。
6週 ウィーン体制 ウィーン体制について理解し、説明することができる
7週 産業革命 産業革命がどのようにイギリスで起こったかについて理解し、説明することができる。
8週 産業革命と植民地 産業革命をきっかけとした工業の発達によって、世界がどのように変化したかを理解し、説明することができる。
2ndQ
9週 アメリカの拡大と南北戦争 アメリカの南北戦争の背景について理解し、説明することができる。
10週 第二次産業革命と科学技術 第二次産業革命とその影響について理解し、説明することができる。
11週 帝国主義とアフリカ分割 ヨーロッパ諸国の世界進出について理解し、説明することができる。
12週 第一次世界大戦の背景 第一次世界大戦の背景について理解し、説明することができる
13週 第一次世界大戦と総力戦・イデオロギー 第一次世界大戦の総力戦とイデオロギーについて理解し、説明することができる
14週 映像の世紀をみるⅠ 第一次世界大戦の塹壕戦について理解し、説明することができる
15週 前期まとめ ヨーロッパの近代化と技術の進歩 ここまでの授業の内容について理解し、後期の学びへとつなげることができる
16週
後期
3rdQ
1週 第一次世界大戦とアメリカの参戦 第一次世界大戦の推移とアメリカの参戦について説明することができる
2週 第一次世界大戦とウィルソンの14箇条 ウィルソンの14箇条について理解し、説明することができる
3週 第一次世界大戦と技術の発達 第一次世界大戦と科学技術の発展がどのように結びついているかについて理解し、説明することができる。
4週 ロシア革命 ロシア革命とその影響について理解し、説明することができる。
5週 アメリカの繁栄と世界恐慌 世界恐慌について理解し、説明することができる。
6週 ナチスドイツの台頭 ナチスドイツが台頭する過程と第二次世界大戦の関係について理解し、説明することができる。
7週 第二次世界大戦① ドイツと第二次世界大戦の関係について映像内容をふまえて理解し、説明することができる。
8週 第二次世界大戦② 第二次世界大戦の推移について説明することができる
4thQ
9週 映像の世紀をみるⅡ 第二次世界大戦における国民の戦争協力について、映像をもとに理解し、説明することができる
10週 杉原千畝とユダヤ難民 第二次世界大戦のヨーロッパ情勢と日本の関係について杉原千畝を題材に理解し、説明することができる
11週 占領と冷戦の開始 敗戦国への占領と、冷戦の開始について理解し、説明することができる
12週 冷戦の展開と終結 冷戦の展開について世界的な視野で理解し、説明することができる。
13週 中東問題 中東問題について西欧諸国との関係をふまえて理解し、説明することができる。
14週 現代社会と映像 映像の世紀を元に、現代の社会の動きと映像が密接に結びついていることを理解し、説明することができる。
15週 現代社会の課題―冷戦後の世界― 今までの授業をふまえた上で、現代社会について考えることができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3後5,後14
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3前3,前4,前7,前8
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3前5,前6,前7,前12,前13,前14,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3後11,後12,後13,後14,後15
工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史社会における技術者の役割と責任を説明できる。3前1,後15
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。3前1,後15
科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。3前4,後9
科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技術者の使命・重要性について説明できる。3前10

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題・レポート合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力00000100100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000