日本語Ⅰ

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 日本語Ⅰ
科目番号 0032 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気電子工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 プリント、生教材、『考える漢字・語彙 超級編』ココ出版
担当教員 市村 葉子

到達目標

(1)留学生生活に求められる語彙や漢字力を育成する。
(2)聞き手を意識して、正確に自分の考えや意見を表現できる。
(3)自分の話し方を客観視して適切な評価を行い改善できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
漢字・語彙力の育成文章で使用されている漢字や語彙を習得し、自身の表現活動に適切に使用できる。文章で使用されている漢字や語彙をある程度習得し、自身の表現活動に適切に使用できる。文章で使用されている漢字や語彙が理解できず、自身の表現活動に使用できない。
聞き手を意識した表現活動聞き手を意識して、正確に自身の考えや意見を適切に表現できる。ある程度聞き手を意識して、自身の考えや意見を表現できる。聞き手を意識して自身の考えや意見を表現できない。
自己評価自身の話し方を客観視して、適当な評価を行い改善できる。自身の話し方を客観視して、適当な評価を行いある程度改善できる。自身の話し方について適切に評価できず、改善できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RC2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
新聞を読み、適切に要約し、それに対する自身の意見を表現できるようにする。また、文章を読み進める中で使用されている語彙や漢字の習得を目指す。
書き言葉およびレポートで必要な語彙・表現を学び、専門のレポート作成に活かす。
前期は授業開始時に決められたテーマについて発表を行う。発表は録画し、自己評価する。この習慣をつけることで、自分の話す癖や課題を見つけ、話し方の改善につなげる。
授業の進め方・方法:
1.前期は漢字・語彙の学習と新聞記事の読解を行う。
2.後期はレポート作成に必要な語彙力・表現力を強化する活動を行う。
3.課題が出された場合は必ず期限を守って提出すること。
注意点:
授業には日本語の辞書を携帯すること。
課題は提出期限を必ず守ること。
授業中のスマートフォン、ipadなどの使用は認めない。サイトの閲覧も不可。
前期の評価割合:試験40%、課題40%、教師評価10%、自己評価10%

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 授業の進め方、自習の仕方、諸注意などを理解する。
2週 漢字・語彙/メールの書き方(1) 相手に応じた適切なメール文を作成する。
3週 漢字・語彙/メールの書き方(2) 相手に応じた適切なメール文を作成する。
4週 漢字・語彙/新聞読解(1) 新聞記事を読み、適切に要約し、それに対する自身の意見が書ける。
5週 漢字・語彙/ディスカッション・レポート作成 (1)で読んだ新聞記事についてディスカッションし、自分の意見を深化させ、レポートにまとめられる。
6週 漢字・語彙/新聞読解(2) 新聞記事を読み、適切に要約し、それに対する自身の意見が書ける。
7週 漢字・語彙/ディスカッション・レポート作成 (2)で読んだ新聞記事についてディスカッションし、自分の意見を深化させ、レポートにまとめられる。
8週 漢字・語彙/新聞読解(3) 新聞記事を読み、適切に要約し、それに対する自身の意見が書ける。
2ndQ
9週 漢字・語彙/ディスカッション・レポート作成 (3)で読んだ新聞記事について聞き手に適切に説明できる。記事を基にディスカッションし、自分の意見を深化させ、レポートにまとめられる。
10週 漢字・語彙/新聞読解(4) 新聞記事を読み、適切に要約し、それに対する自身の意見が書ける。
11週 漢字・語彙/ディスカッション・レポート作成 (4)で読んだ新聞記事について聞き手に適切に説明できる。記事を基にディスカッションし、自分の意見を深化させ、レポートにまとめられる。
12週 漢字・語彙/新聞読解(5) 新聞記事を読み、適切に要約し、それに対する自身の意見が書ける。
13週 漢字・語彙/ディスカッション・レポート作成 (5)で読んだ新聞記事について聞き手に適切に説明できる。記事を基にディスカッションし、自分の意見を深化させ、レポートにまとめられる。
14週 復習 これまで書いたメール文・レポートの反省をし、今後の書く活動へとつなげる。
15週 復習 これまで書いたメール文・レポートの反省をし、今後の書く活動へとつなげる。
16週 前期まとめ 前期期間に学んだことをまとめ、後期へつなげる。
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション/新聞読解 授業の進め方、自習の仕方、諸注意などを理解する。
2週 漢字・語彙/グループディスカッション(1) 生活や学習に必要な漢字語彙を習得する。
前回読んだ新聞気について、クラスメイトとディスカッションし、自分の考えを深化させる。
3週 試験 これまでの学習をまとめ、表現する。
4週 試験解説/新聞読解 試験結果をもとに、これまでの復習と今後の課題発見を行う。
与えられた記事をクラスメイトと共に理解する。
5週 漢字・語彙/グループティスカッション(2) 生活や学習に必要な漢字語彙を習得する。
前回読んだ新聞気について、クラスメイトとディスカッションし、自分の考えを深化させる。
6週 文章の基本(1)/新聞読解 文章を書くために必要な知識を学ぶ。
与えられた記事をクラスメイトと共に理解する。
7週 文章の基本(2)/グループティスカッション(3) 文章を書くために必要な知識を学ぶ。
前回読んだ新聞気について、クラスメイトとディスカッションし、自分の考えを深化させる。
8週 中間試験 これまでの学習をまとめ、表現する。
4thQ
9週 中間試験解説 試験結果をもとに、これまでの復習と今後の課題発見を行う。
10週 課題の提示(1) 論文の構成要素を学ぶ。
11週 課題の提示(2) 論文に必要な文系と表現を学ぶ。
12週 図表の提示 図や表の適切な提示の仕方を学ぶ。
13週 対比と比較(1) 変化の様子を適切に表現できる。
14週 対比と比較(2) 複数のグラフを比較し違いを適切に表現できる。
15週 期末試験解説 試験結果をもとに、これまでの復習と今後の課題発見を行う。
16週 一年間のまとめ 一年間の学習をまとめ、これまでの学習を来年度以降に活かすための総括を行う。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3

評価割合

定期試験課題合計
総合評価割合9010100
基礎的能力9010100
専門的能力000
分野横断的能力000