電気電子応用工学

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 電気電子応用工学
科目番号 0069 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 プリント配布、高橋応明著:”電磁波工学入門”、数理工学社
担当教員 濱住 啓之,佐藤 匡

到達目標

・電磁波の基礎と応用例について理解することを到達目標とする。課題による演習問題を活用しながら学ぶことで電磁波と応用例の理解を深める。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
電気電子応用に関連する事項とその利用に関する理解電気電子応用に関連する事項とその利用について知っており、具体例を挙げることができる、電気電子応用に関連する事項とその利用について知っている。電気電子応用に関連する事項とその利用について知らない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RB2 説明 閉じる
JABEE JB3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
第4学年までに履修した電気電子工学分野の、電磁気学、電子回路、電気回路など様々な知識を基に構築されている学問に、通信工学や計測・制御工学がある。種々の電気電子工学の応用である両分野に関し知識を深め、更に具体的な問題解決能力を身に付けることを目標とする。
授業の進め方・方法:
電気電子工学の応用としての電磁波工学(通信工学)、応用計測および制御応用(計測・制御工学)について学ぶ。必要に応じて演習をおこなう。項目によっては調査・報告書作成および発表、ディスカッション等を通じ、考察を深めることがある。
注意点:
本科(準学士課程): RB2(◎)
環境生産システム工学プログラム: JB3(◎)
項目によって演習をおこなうものがある
項目によって発表およびディスカッションをおこなうものがある
評価基準:60点以上を合格とする

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンスとしてシラバスの説明を行う。併せて
電磁波とは何かを解説する。
周波数やアンテナなど、電磁波の概要を理解する。
2週 平面波について解説する。 平面波を理解する。
3週 分布定数回路の基本と伝送線路について解説する。 分布定数回路の基本を理解するとともに、同軸ケーーブル、導波管などの伝送線路を理解する。
4週 電磁波の放射 微小素子からの放射、指向性、放射抵抗、実効長、利得を理解する。
5週 基本的なアンテナ 半波長ダイポールアンテナをはじめ、線上アンテナ、板状アンテナ、開口面アンテナを理解する。
6週 電波伝搬 電波伝搬の分類と地上波伝搬、フェージングについて理解する。
7週 電磁波の応用例 無線通信、放送、移動体通信、測位システム、ITS、RFIDなどの電磁波システムを理解する。
8週 電磁波工学のまとめ
2ndQ
9週 中間学力確認 中間学力確認
10週 応用計測1 超音波応用計測、レーザ応用計測、放射線応用計測、光ファイバ応用計測について知る。関連の演習をおこなう。
11週 応用計測2 応用計測に関する調査および発表資料作成をおこなう。
12週 応用計測3 応用計測に関する発表およびディスカッションをおこなう。
13週 制御応用1 位相遅れ補償、位相進み補償、位相進み遅れ補償について知る。関連の演習をおこなう。
14週 制御応用2 位相補償器に関する調査および発表資料作成をおこなう。
15週 制御応用3 位相補償器に関する発表およびディスカッションをおこなう。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題発表合計
総合評価割合603010100
基礎的能力4020565
専門的能力2010535
分野横断的能力0000