到達目標
(1)電気電子工学の諸分野における事象を理解し説明する上で用いる論法についての理解を深め、活用を図る。
(2)電子技術の発展の歴史を理解し、最先端のデジタル電子技術に積極的に取り組む能力を養う。
(3)電気・電子技術の産業での応用例について、理論とその効果を理解する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
電気電子応用工学に関連する問題提起と
その解決能力の涵養 | 応用的な問題に関する提起と解決に向けた
思索を進めることができる。 | 基礎的な問題に関する提起と解決に向けた
思索を進めることができる。 | 問題の提起と解決に向けた思索を進める
ことができない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 RB2
説明
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JABEE JB3
説明
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教育方法等
概要:
3・4学年で履修した基礎的な電気工学、電力工学及びデバイス工学等の知識を基に、これらを応用した実例を紹介しながら電気電子工学が社会に与える影響について考察を深める。企業現場において長年実務に携わってきた講師の立場から国内外及び近世以降の様々な事例について紹介すると共に、論文や動画等で述べられている見解について建設的な批判を加えることで自らの視点を意識した将来像のあり方について論理的な思索を進める。
授業の進め方・方法:
講師による解説を踏まえ、動画や論文をインプットとした授業形態をベースとし、時には当時の現物を示しながら講義を進める。また参考文献・資料を提示してこれに対する感想や意見のディスカッションを踏まえた小課題の作成並びにレポート提出を行う。
注意点:
本科(準学士課程): RB2(◎)
環境生産システム工学プログラム: JB3(◎)
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業概要 |
シラバスの説明
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2週 |
工学の諸現象を記述する為に必要な論法について |
帰納法・演繹法・仮説法の理解と活用
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3週 |
電池技術1 |
半個体電池の開発について
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4週 |
電池技術2 |
各種2次電池の開発について、電力危機
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5週 |
電池技術3 |
小課題の作成と見直し
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6週 |
電気推進技術1 |
船舶、ロケットへの適用
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7週 |
電気推進技術2 |
小惑星探査機「はやぶさ」に搭載された宇宙空間での推進技術について
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8週 |
中間まとめ |
中間まとめ
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2ndQ |
9週 |
宇宙エレベーター開発史 |
宇宙エレベーターの実現に向けた開発の歴史と今後
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10週 |
電気自動車技術1 |
19世紀における電気自動車開発史
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11週 |
福井における電気技術の導入史 |
江戸~明治時代における電気技術の黎明期
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12週 |
日本は本当に「産業科学立国か?」 |
「失われた30年」に関する政治経済と科学技術の関係
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13週 |
電気自動車技術2 |
20世紀における電気自動車開発史
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14週 |
電気自動車技術3 |
21世紀における電気自動車開発の動向
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15週 |
期末まとめ |
期末課題の作成と提出
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。 | 3 | |
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。 | 3 | |
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。 | 3 | |
評価割合
| レポート | 小課題 | 相互評価 | 受講態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 |
専門的能力 | 30 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 |
分野横断的能力 | 20 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 |