電気数学

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 電気数学
科目番号 0086 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 なし/ 参考資料: 数学、物理、電気回路の教科書
担当教員 西城 理志

到達目標

(1)電気磁気現象を説明するのに必要なベクトル、三角関数、指数関数など数学の基礎が理解できること。
(2)測定データや計算結果を、表やグラフで分かりやすく表せるようになること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
電気数学に関連する問題解法能力応用的な問題に対する解法が示せる。基礎的な問題に対する解法が示せる。充分な解法が示せない。
授業関連の課題提出能力課題に対して充分な解答が示せる。課題が提出できる。課題が提出出来ない。
授業態度授業に積極的に参加できる。授業を真摯な態度で受講できる。授業を受講する態度に達していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
演示実験や演習を通して、電気現象の理解に、数学が役立つこと(必須であること)を理解させる。
授業の進め方・方法:
注意点:
講義時の授業態度および講義への遅刻に対して減点を課す場合がある。
なお、60点に満たない場合は追試験または課題を実施することがある。

本科(準学士過程):RB2(◎)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 三角関数 角を弧度法で表現することができる。
2週 交流信号などに関わる周期や周波数計算 三角関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。
3週 三角関数の計算練習 加法定理および加法定理から導出される公式等を使うことができる。
三角関数を含む基本的な方程式を解くことができる。
4週 複素数のグラフ表記およびその計算 実数・絶対値の意味を理解し、絶対値の基本的な計算ができる。
5週 極座標表示および偏角計算の注意点
6週 これまでの範囲の練習問題
7週 極形式の計算、極座標の練習問題
8週 これまでの復習試験
2ndQ
9週 中間試験の復習
10週 オイラーの公式、オイラーの公式の練習問題
11週 指数対数計算、対数のグラフ表
12週 指数対数関数の練習問題
13週 グラフ作成上の注意点
14週 グラフ作成練習
15週 学習のまとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学整式の加減乗除の計算や、式の展開ができる。4
因数定理等を利用して、4次までの簡単な整式の因数分解ができる。4
分数式の加減乗除の計算ができる。4
実数・絶対値の意味を理解し、絶対値の簡単な計算ができる。4前4
平方根の基本的な計算ができる(分母の有理化も含む)。4
複素数の相等を理解し、その加減乗除の計算ができる。4
累乗根の意味を理解し、指数法則を拡張し、計算に利用することができる。4
指数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。4
指数関数を含む簡単な方程式を解くことができる。4
対数の意味を理解し、対数を利用した計算ができる。4
対数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。4
対数関数を含む簡単な方程式を解くことができる。4
三角比を理解し、三角関数表を用いて三角比を求めることができる。一般角の三角関数の値を求めることができる。4前2
角を弧度法で表現することができる。4前1
三角関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。4前2
加法定理および加法定理から導出される公式等を使うことができる。4前3
三角関数を含む簡単な方程式を解くことができる。4

評価割合

試験レポート授業態度その他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力0000000
専門的能力80200000100
分野横断的能力0000000