科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 地理
科目番号 0094 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気電子工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「新詳地理B」(帝国書院), 「地歴高等地図-現代世界とその歴史的背景」(帝国書院)
担当教員 荻野 繁春,佐藤 勇一,門井 直哉

到達目標

・自然環境や社会環境が正しく理解されている。
・世界の資源、産業の分布や動向についてその概要を説明できる。
・生活文化の多様性を理解するとともに、現代社会の特質や課題について地理的な観点から考察できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
自然環境や社会環境が正しく理解されている。 自然環境や社会環境が概ね正しく理解されている。 自然環境や社会環境が正しく理解されることがめったにない。
世界の資源、産業の分布や動向についてその概要を一貫して説明できる。 世界の資源、産業の分布や動向についてその概要をふつうは説明できる。世界の資源、産業の分布や動向についてその概要をめったに説明できない。
生活文化の多様性を理解するとともに、現代社会の特質や課題について地理的な観点から考察できる。生活文化の多様性を理解するとともに、現代社会の特質や課題について地理的な観点から概ね考察できる。 生活文化の多様性を理解するとともに、現代社会の特質や課題について地理的な観点からめったに考察できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
「世界の人々の生活・文化に関する地域的特色とその動向を、自然環境及び社会環境と関連付けて理解させ、世界と日本を比較し多面的に考察させることによって、地理的な見方や考え方を培い国際社会に生きる日本人としての自覚と資質を養う」という地理B目標に添いながら、自然環境と社会環境の中から工学と関わりの多い分野を選んで学習させる。世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について地理的観点から展望する基礎をつくるために、地形環境、気候環境、資源、産業、工業地域の形成などについて学習させるとともに、人種、民族、宗教、生活文化の多様性を理解させ、異なる文化・社会を尊重する態度を養う。
授業の進め方・方法:
主に教科書と地図帳、課題自習プリントを用いて学生に主体的に学習させる。必要に応じて板書やプリント、その他の形式により解説をする。その際、学生にノートをとらせ学習内容を整理させる。授業中に複数回の課題自習プリント(その他、小テスト、感想文課題など)を行う。ノート(および地図帳)の提出も義務づける。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 はじめに 授業の説明 資源と産業 工業 工業の分類について理解する
2週 資源と産業 国際分業 世界の工業について理解する
3週 資源と産業 産業と交通・通信 グローバル化について理解する
4週 資源と産業 資源・エネルギー問題 について理解する
5週 生活文化、民族・宗教 民族・領土問題 について理解する
6週 生活文化、民族・宗教 民族・領土問題 について理解する
7週 生活文化、民族・宗教 民族と宗教 
8週 中間まとめ 前期中間まとめ 
2ndQ
9週 人口、村落・都市 人口問題 国際的な人口の移動 
10週 人口、村落・都市 都市・居住問題 都市の機能 
11週 人口、村落・都市 都市の再開発 村落と都市 
12週 資源と産業 環境問題 
13週 資源と産業 食糧問題 世界の農林水産業
14週 資源と産業 世界の農林水産業 
15週 資源と産業 農業の近代化、国際化と課題
16週
後期
3rdQ
1週 現代世界の諸地域 自然環境 世界の衣食住 世界の気候
2週 自然環境 世界の気候 植生・土壌
3週 自然環境 世界の地形
4週 自然環境 日本の自然の特徴と人々の生活
5週 現代世界の諸地域 世界の地域区分 東アジア
6週 現代世界の諸地域 東アジア 東南アジア
7週 中間まとめ 後期中間まとめ
8週 現代世界の諸地域 南アジア 西アジア
4thQ
9週 現代世界の諸地域 中央アジア アフリカ
10週 現代世界の諸地域 アメリカ
11週 現代世界の諸地域 ヨーロッパ
12週 さまざまな地図と地理的技能 地図の種類とその利用
13週 さまざまな地図と地理的技能 地図の種類とその利用
14週 まとめ 試験準備
15週 試験について
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地歴産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程または現在の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響について理解できる。4前1,前2,前3,前10,前14
人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、地理的または歴史的観観点から理解できる。4前4,前14,後2,後3,後12,後13
社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて理解できる。4前4,前10,前11
日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的または地理的観点から理解できる。4前7,後1,後2,後4,後5,後6,後8,後9,後10,後11
国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。4前5,前6
文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。4前7,前9,後1,後6,後8,後9,後10,後11
地歴・公民今日の国際的な政治・経済の仕組みや、国家間の結びつきの現状とそのさまざまな背景について理解できる。4前4,前5,前6
環境問題、資源・エネルギー問題、南北問題、人口・食糧問題といった地球的諸課題とその背景について理解できる。4前4,前9,前12,前13

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合30000070100
基礎的能力30000070100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000