科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 国語
科目番号 0100 科目区分 一般 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気電子工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 三省堂『精選 現代文B』
担当教員 門屋 飛央

到達目標

(1) 評論や随想を論理的に読解し、筆者の主張を正しく理解できる。
(2) 近代文学作品を分析し、その表現を解釈できる。
(3) 自分の意見と他者の意見を比較検討し、深い議論ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
論の展開のための構成を分析しながら、評論や随想を論理的に読解し、筆者の主張を理解できる。評論や随想を論理的に読解し、筆者の主張を理解できる。評論や随想を読解できておらず、筆者の主張を理解できない。
近代文学作品を綿密に分析し、その表現に対する論理的な解釈ができる。近代文学作品を分析し、その表現を解釈できる。近代文作品に対して、その表現を解釈できない。
自分の意見と他者の意見を比較検討し、その議論をより深いものにするために、積極的に活動できる。自分の意見と他者の意見を比較検討し、深い議論ができる。自分の意見を持つことができず、また議論もできていない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RC2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 評論や小説等を読み、課題を立てて議論を行う。各単元での課題は、教員から指示する場合もあれば、各自で立てる場合もある。各単元でその課題に対するレポートを作成し、教室内で議論を行う。その議論を踏まえた内容を、定期テストを用いて確認する。
授業の進め方・方法:
 授業は学生自身で課題に取り組むことを中心に行う。学生は課題に合わせて、個人かグループでそれに取り組む。その課題に取り組むなかで、評論や小説を読解する力と、自分の考えを説明する力を習得していく。また、毎回の授業の最初に漢字テストを行う。
注意点:
 レポート等の提出物の期日は厳守すること。また、扱う教材は、一読したうえで、授業に臨むこと。単元ごとにレポートを課す。評価方法とその割合は中間確認(30%)、期末(30%)、提出物(40%)である。100点満点で60点以上を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス
授業の概要説明
2週 随想「最初のペンギン」(1) 筆者の論旨をつかむ。
3週 随想「最初のペンギン」(2) 文章の構成をつかむ。
4週 小説「山月記」(1) 作品のあらすじをつかむ。
5週 小説「山月記」(2) 作品の表現で、課題を見つける。
6週 小説「山月記」(3) 各自の課題を考察する。
7週 小説「山月記」(4) 課題に対する議論を行う。
8週 中間試験 これまでの学習をまとめ、表現する。
2ndQ
9週 中間試験解説 試験結果をもとに、これまでの復習と各自の課題発見をする。
10週 評論「ミロのヴィーナス」(1) 筆者の論旨をつかむ。
11週 評論「ミロのヴィーナス」(2) 文章の構成をつかむ。
12週 評論「ミロのヴィーナス」(3)
「ミロのヴィーナス」の構成を参考にして、文章を書く。
13週 詩「二十億光年の孤独」他6篇 担当する作品を決め、作者や作品についてまとめ、朗読に向けた鑑賞を行う。
14週 詩「二十億光年の孤独」他6篇 各グループで朗読を発表する。
15週 期末試験解説 試験結果をもとに、これまでの復習と各自の課題発見をする。
16週 前期まとめ 前期に行った学習をまとめ、後期での学習につなげる。
後期
3rdQ
1週 小説『こころ』(1) 作品のあらすじをつかむ。
2週 小説『こころ』(2) 「kがなぜ自殺したのか」について、各自で考察する。
3週 小説『こころ』(3) Kが自殺した理由について、グループで話し合う。
4週 小説『こころ』(4) 『こころ』を最後まで読み、「私」の考えをまとめる。
5週 小説『こころ』(5) 「私」と自分の意見を比較する。
6週 小説『こころ』(6) 「現代日本の開化」から、夏目漱石の近代に対する考えをつかむ。
7週 小説『こころ』(7) 『こころ』や「現代日本の開化」にみられる「近代」についてまとめる。
8週 中間試験 これまでの学習をまとめ、表現する。
4thQ
9週 中間試験解説 試験結果をもとに、これまでの復習と各自の課題発見をする。
10週 評論「南の貧困/北の貧困」(1) 筆者の論旨をつかむ。
11週 評論「南の貧困/北の貧困」(2) 文章の構成をつかむ。
12週 小説「舞姫」(1) 作品のあらすじをつかむ。
13週 小説「舞姫」(2) 各自の課題を見つけ、考察する。
14週 小説「舞姫」(3) 課題に対する議論を行う。
15週 期末試験解説 試験結果をもとに、これまでの復習と各自の課題発見をする。
16週 一年間のまとめ 一年間に行った学習をまとめ、今後の学習につなげる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。4前1,前2,前3,前8,前11,前13,後6,後7,後16
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。4前4,前5,前6,前7,前9,前10,後1,後2,後12,後13,後15,後16
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。4前11,前12,後4,後5,後6,後16
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。4後1,後2,後10,後13,後15,後16
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。4前9,後2,後10,後12,後15,後16
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。4後1,後10,後16
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。4前4,前10,後9,後16
論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3前2,前8,前10,前15,後6,後8,後10,後15
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3前2,前8,前10,前12,前15,前16,後6,後8,後10,後15
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3前3,前6,前7,前8,前11,前13,前14,後2,後3,後4,後5,後8,後11,後13,後14
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後8,後10,後11,後12,後13,後14
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3前7,前8,前13,後4,後8,後13,後14
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3前2,前4,前8,前10,前12,前13,前15,前16,後1,後2,後8,後10,後12,後13,後15,後16
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3前2,前7,前8,前9,前10,前12,前15,前16,後2,後5,後6,後8,後9,後10,後13,後14,後15,後16
情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。4前8,前16,後8,後16
他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。4前13,後16
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。4前13,後16
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。4前10,後16
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3前5,前6,前8,前12,前13,後2,後8,後13
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3前3,前5,前6,前7,前8,前11,前12,前13,後2,後4,後6,後8,後11,後13,後14
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3前3,前5,前6,前7,前8,前11,前12,前13,後2,後3,後5,後7,後8,後11,後13,後14
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3前3,前7,前8,前11,前12,前14,前16,後3,後5,後8,後11,後13,後14
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3前3,前7,前8,前11,前13,前14,後3,後5,後7,後8,後11,後14
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3前7,前8,前13,前14,後3,後5,後7,後8,後14
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3前5,前6,前7,前8,前9,前13,前14,後3,後5,後7,後8,後9,後14

評価割合

試験提出物相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60400000100
基礎的能力60400000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000