情報処理システム論Ⅱ

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 情報処理システム論Ⅱ
科目番号 0124 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「カラー版徹底図解 パソコンのしくみ」 新星出版社
担当教員 平塚 紘一郎,丸山 晃生

到達目標

(1) 情報処理システムが社会にどう役立っているかを認識出来ること.
(2) コンピュタの構成と制御方式、OSの構成と処理方式,各プログラム言語の特徴,ネットワーク通信の基礎を理解できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各種のインタフェースについて理解し、説明することができる。各種のインタフェースの概要を理解している。各種のインタフェースについて理解することができない。
評価項目2メモリと記憶の階層構造について理解し、各種の高速化手法について説明できる。メモリと記憶の階層構造についてその概要を理解している。メモリと記憶の階層構造について理解することができない。
評価項目3中央処理装置の 内部構造を理解し、各構成要素を説明できる。中央処理装置の内部構造の概要を理解している。中央処理装置の内部構造の概要を理解することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RB2 説明 閉じる
JABEE JB2 説明 閉じる
JABEE JB3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
情報処理システムの基礎であるコンピュータの構成と制御方式,オペレーティングシステム,ネットワーク通信,インターネットセキュリティ周辺についての理解を深め,情報処理技術を身につける.
授業の進め方・方法:
この授業は,融合複合・新領域の基礎工学科目群の情報・論理系科目群のひとつである.座学を中心として,教科書と作成資料をもとに講義を進める.適宜,演習プリントを配布し,理解度を深める.
注意点:
評価方法:学年成績(100)=定期試験点(80)+課題点(20)
評価基準:60点以上を合格合格とする

本科(準学士課程):RB2(◎)
環境生産システム工学プログラム:JB2(○),JB3(◎)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業概要 授業概要とセキュリティポリシーについて理解できる.
2週 計算機アーキテクチャの基礎 コンピュータの歴史やコンピュータの基本構成を理解できる.
3週 入出力装置 入力装置や出力装置の仕組みを理解できる.
4週 入出力装置 入出力インタフェースの仕組みを理解できる.
5週 記憶装置 主記憶装置について理解できる.
6週 記憶装置 補助記憶装置の種類としくみを理解できる.
7週 記憶装置 補助記憶装置の種類としくみを理解できる.
8週 中間試験
2ndQ
9週 まとめ 前半全般の内容を説明できる.
10週 中央処理装置 制御装置と演算装置の仕組みを理解できる.
11週 中央処理装置 命令とアドレス指定の仕組みを理解できる.
12週 中央処理装置 CPUの制御と割込みの仕組みを理解できる.
13週 中央処理装置 RISCとパイプラインの仕組みを理解できる.
14週 中央処理装置 CPUの性能評価(CPI,MIPS)の値を求めることができる.
15週 期末試験
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3前2
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3前10
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3前5,前6,前7,前10
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。3前3,前4
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。3前1
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3前1
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している3前1
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。3前1

評価割合

試験発表合計
総合評価割合8020100
基礎的能力40 1050
専門的能力401050