概要:
解析Ⅰの内容を踏まえて、一変数関数の微積分の応用,二変数関数の微積分について学習する
授業の進め方・方法:
授業は、講義と問題演習,小テスト等を適宜取り混ぜて行う。
具体的な例を多く与え、また基本問題を反復して行うことにより、
基本的な数学的な考え方の理解と、計算技法の習得の両方を目指す。
注意点:
日頃の課題,レポートへの取り組み・定期試験,小テストの結果で評価する.
定期試験7割,小テスト・日頃の課題への取り組み3割で評価を行う.
年間成績60点以上を合格とする。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス,微分方程式と解 |
微分方程式を理解している.
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2週 |
一階微分方程式(1) |
変数分離形の微分方程式が解ける.
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3週 |
一階微分方程式(2) |
1階線形微分方程式が解ける.
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4週 |
二階微分方程式(1) |
定数係数斉次2階線形微分方程式が解ける.
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5週 |
二階微分方程式(2) |
非斉次2階線形微分方程式が解ける.
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6週 |
二階微分方程式(3) |
2階線形微分方程式の応用問題が解ける.
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7週 |
広義積分(1) |
積分区間の端点で定義されていない関数の広義積分が計算できる.
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8週 |
前期中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
広義積分(2) |
積分区間が無限である広義積分の計算ができる.
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10週 |
二重積分・累次積分(1) |
二重積分の定義を理解している.長方形領域における二重積分が計算できる.
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11週 |
累次積分(2) |
長方形領域以外の二重積分の計算ができる.積分順序の変更ができる.
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12週 |
二重積分・変数変換(1) |
線形変換による二重積分の計算ができる.
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13週 |
変数変換(2) |
一般の変数変換,特に極座標による二重積分の計算ができる.
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14週 |
二重積分の応用(1) |
二重積分で立体の体積の計算ができる.
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15週 |
二重積分の応用(2) |
二重積分を用いて広義積分の計算ができる.
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16週 |
前期のまとめ |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
曲線の媒介変数表示 |
曲線の媒介変数表示を理解している.
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2週 |
媒介変数表示と微分法および積分法(1) |
媒介変数表示された曲線の接線ベクトルの,接線の方程式の計算ができる.
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3週 |
媒介変数表示と微分法および積分法(2) |
媒介変数表示された曲線に囲まれる図形の面積,曲線の長さが計算できる.
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4週 |
極座標と極方程式 |
直交座標と極座標の関係を理解している.
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5週 |
極方程式と積分法 |
極方程式を理解している.極方程式で表された曲線に囲まれる図形の面積が計算できる.
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6週 |
関数の展開(1)べき級数,収束半径 |
ベキ級数の収束・発散を理解して,収束半径の計算ができる.
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7週 |
関数の展開(2)項別微分,項別積分定理,マクローリン展開 |
項別微分,項別積分定理,マクローリン展開の計算ができる.
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8週 |
後期中間試験 |
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4thQ |
9週 |
関数の展開(3)テイラー展開,誤差評価 |
基本的な関数のテイラー展開,誤差評価ができる.
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10週 |
二変数関数,グラフ |
二変数関数を理解している.
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11週 |
二変数関数の極限値,偏導関数(1) |
二変数関数の極限値の計算ができる.偏導関数の定義を理解している.
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12週 |
偏導関数(2) |
合成関数の導関数・偏導関数の計算ができる.
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13週 |
偏導関数(3) |
接平面,全微分,近似について理解している.
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14週 |
偏導関数の応用 二変数関数の極値(1) |
二変数関数の極値の計算ができる.
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15週 |
偏導関数の応用 二変数関数の極値(2) |
条件付き極値問題が解ける.
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16週 |
後期のまとめ |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | 放物線、楕円、双曲線の図形的な性質の違いを区別できる。 | 3 | |
簡単な場合について、不等式の表す領域を求めたり領域を不等式で表すことができる。 | 3 | |
不定積分の定義を理解し、簡単な不定積分を求めることができる。 | 3 | |
置換積分および部分積分を用いて、不定積分や定積分を求めることができる。 | 3 | |
簡単な1変数関数の局所的な1次近似式を求めることができる。 | 3 | |
1変数関数のテイラー展開を理解し、基本的な関数のマクローリン展開を求めることができる。 | 3 | |
いろいろな関数の偏導関数を求めることができる。 | 4 | |
2変数関数の定義域を理解し、不等式やグラフで表すことができる。 | 3 | |
合成関数の偏微分法を利用して、偏導関数を求めることができる。 | 3 | |
簡単な関数について、2次までの偏導関数を求めることができる。 | 3 | |
偏導関数を用いて、基本的な2変数関数の極値を求めることができる。 | 3 | |
2重積分を累次積分になおして計算することができる。 | 4 | 前10,前11 |
2重積分の定義を理解し、簡単な2重積分を累次積分に直して求めることができる。 | 3 | 前10 |
極座標に変換することによって2重積分を求めることができる。 | 3 | 前13 |
2重積分を用いて、簡単な立体の体積を求めることができる。 | 3 | 前14 |
基本的な変数分離形の微分方程式を解くことができる。 | 4 | 前2 |
微分方程式の意味を理解し、簡単な変数分離形の微分方程式を解くことができる。 | 3 | 前1,前2,前3 |
簡単な1階線形微分方程式を解くことができる。 | 3 | 前3 |
定数係数2階斉次線形微分方程式を解くことができる。 | 3 | 前4,前5,前6 |