歴史学特講

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 歴史学特講
科目番号 0139 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 遠藤 みどり,手嶋 泰伸

到達目標

現代日本の社会や文化、諸制度の淵源とその変化を、「天皇」の歴史を通して理解し、これからの日本のあり方について考察できるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1天皇制について極めて端的にまとめることができる天皇制について適切にまとめることができる天皇制についてまとめることができない
評価項目2授業の内容を適切にふまえながら天皇制について自分の考えを分かりやすく述べることができる授業の内容をふまえながら天皇制について自分の考えを述べることができる授業の内容をふまえて天皇制について自分の考えを述べることができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RA1 説明 閉じる
JABEE JA1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
現代日本の社会や文化、諸制度の淵源とその変化を、「天皇」の歴史を通して理解し、これからの日本のあり方について考察できるようになる。
授業の進め方・方法:
「天皇」は現代に至るまでの日本の長い歴史の中で、政治・社会・文化などさまざまな面に大きな影響を及ぼし続けてきた存在である。この授業では「天皇」を中心に日本の歴史を概括することで、「天皇」とは何か、「日本」とは何かを考えていく。授業は講義形式で、毎講義後に課題を行い、講義内容の理解を深める。
注意点:
毎授業後に行う課題の成績を総合して算出する。(定期試験は行わない)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 天皇とは 本講義の内容と目的を理解する。
2週 前近代の天皇① 神話の中の天皇 『古事記』『日本書紀』に描かれる天皇像について、各書の成立事情から説明できる。
3週 前近代の天皇② 古代天皇制の成立 古代天皇制の成立過程について説明できる。
4週 前近代の天皇③ 律令国家と天皇 奈良時代の天皇について説明できる。
5週 前近代の天皇④ 平安時代の天皇 平安時代の天皇について説明できる。
6週 前近代の天皇⑤ 武家政権と天皇 鎌倉・室町時代の天皇について説明できる。
7週 前近代の天皇⑥ 天下人と天皇 戦国~江戸時代の天皇について説明できる。
8週 前近代の天皇 前近代の天皇制の特質について理解する。
2ndQ
9週 近現代の天皇① 明治維新と天皇 幕末~明治初期の天皇について説明できる。
10週 近現代の天皇② 近代天皇制の成立 大日本国憲法および皇室典範の内容について説明できる。
11週 近現代の天皇③ 近代国家と天皇 明治~昭和戦前期の天皇について説明できる。
12週 近現代の天皇④ 戦後の天皇 戦後の象徴天皇制について説明できる。
13週 近現代の天皇⑤ 現在の皇室制度 現在の皇室典範の内容について説明できる。
14週 近現代の天皇⑥ これからの天皇 これまでの天皇の歴史をふまえ、これからの天皇について、自分の考えを述べることができる。
15週 総括 現代社会と天皇 現代社会の諸問題について歴史的に考察できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会公民的分野自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3前12,前13,前14
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題・レポート合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力00000100100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000