情報通信工学Ⅱ

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 情報通信工学Ⅱ
科目番号 0146 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 配布資料
担当教員 齋藤 良則,堀川 隼世

到達目標

新しいSociety5.0/DX時代に求められる5GやIoTコンピューティングをはじめとした最新の情報通信技術及び法規や国際規格等の関連知識などを幅広く学習しこれを理解するとともに、今後必要とされるDX人財像を把握することで新しい時代を切り拓く技術者を目指すための気付きを得る。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1モバイル、光、電力など通信技術の基礎及び5G、IoTなどの最新技術の知識を有し、説明できる。モバイル、光、電力など通信技術の基礎及び5G、IoTなどの最新技術の基礎知識を有する。モバイル、光、電力など通信技術の基礎及び5G、IoTなどの最新技術の基礎知識を有しない。
評価項目2ディープラーニング、エッジコンピューティング、データサイエンスなど最新情報通信技術の知識を有し、説明できる。ディープラーニング、エッジコンピューティング、データサイエンスなど最新情報通信技術の基礎知識を有する。ディープラーニング、エッジコンピューティング、データサイエンスなど最新情報通信技術の基礎知識を有しない。
評価項目3セキュリティ、関連法規、国際規格、アントレプレナーシップ、地域課題解決、DX等の関連知識を有し、説明できる。セキュリティ、関連法規、国際規格、アントレプレナーシップ、地域課題解決、DX等の関連知識を有する。セキュリティ、関連法規、国際規格、アントレプレナーシップ、地域課題解決、DX等の関連知識を有しない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RB2 説明 閉じる
JABEE JB3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
新しいSociety5.0/DX時代に求められる5GやIoTコンピューティングをはじめとした最新の情報通信技術及び関連法規や国際規格等の関連知識などの幅広い内容について、工夫したカリキュラムと教材を用いて丁寧に解説することで理解を促進するとともに、今後必要とされるDX人財像を醸成することで、新しい時代を切り拓く技術者を目指すための気付きを得る。
授業の進め方・方法:
最新5Gを含めたモバイル通信や、AI・IoTエッジコンピューティング・データサイエンス・セキュリティや法務等関連知識などの多岐にわたる最新の情報通信技術及び関連する知識内容について、
 ①受講レジュメや図解テキストなどで学生の興味を引き、
 ②且つ画像等のグラフィックを含めた詳細項目毎のサイクリックでわかりやすい講義デザインを組み立てると同時に、
 ③専用に作成したテキストを用いた丁寧な解説により、さらなる技術知識の習得・向上を図るとともに、
 ④毎回の課題レポートにより、その位置付けや必要性、関わりなどの気づきを得るなど、
これらにより最新の技術知識を真に自分自身のものとすると同時に、今後必要とされるDX人財像の醸成を図る。
また、遠隔を含めた授業形態を考慮することで今後の授業力向上に資する。
注意点:
この科目は、学修単位B(30時間の授業で1単位)の科目である。
 ただし、授業外学修の時間を含む。
本科(準学士課程):RB2(◎)
環境生産システム工学プログラム:JB3(◎)

ポートフォリオ(毎週の課題レポート)にて評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 産業構造の変化とSociety5.0/DX時代に求められる人財像、全体概要 産業構造の変化とSociety5.0/DX時代に求められる人財像について理解できる。
2週 モバイル通信基礎1(電波、周波数、ANT、機器、品質、端末、EMC) モバイル通信基礎について理解できる。
3週 モバイル通信基礎2(4G/5Gシステム構成・接続制御機能・5G 実証実験例) モバイル通信基礎について理解できる。
4週 IoT・LPWA概要、無線LAN・コネクテッドカーその他無線方式 無線方式について理解できる。
5週 通信用電源(センター電源、基地局電源、二次電池、バッテリーレス) 通信用電源について理解できる。
6週 衛星通信/GNSS概要、待ち行列理論、
xR、ドローン
衛星通信/GNSS概要、待ち行列理論について理解できる。
7週 光ファイバ通信NW概要、信号方式(データ、音声、映像) 光ファイバ通信NW概要、信号方式について理解できる。
8週 AI/ディープラーニング概要、アジャイル開発、デザインシンキング AI/ディープラーニング概要、アジャイル開発、デザインシンキングについて理解できる。
4thQ
9週 エッジコンピューティング、ブロックチェーン概要(集中⇒分散) エッジコンピューティング、ブロックチェーン概要(集中⇒分散)について理解できる。
10週 データセンター・量子コンピュータ概要(データサイエンス) データセンター・量子コンピュータ概要(データサイエンス)について理解できる。
11週 最新IoTコンピューティング(センサ・デバイス・クラウド・事例) 最新IoTコンピューティングについて理解できる。
12週 サイバーセキュリティ、IoTセキュリティ、情報銀行 サイバーセキュリティ、IoTセキュリティ、情報銀行について理解できる。
13週 関連法規・国際規格・オープンデータ・資格試験 関連法規・国際規格・オープンデータについて理解できる。
14週 最新動向・地域課題解決・アントレプレナーシップ・スマートシティ 最新動向・地域課題解決・アントレプレナーシップについて理解できる。
15週 まとめ 最新の情報通信技術及び関連する知識内容のまとめについて理解できる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題合計
総合評価割合0100100
基礎的能力02020
専門的能力06060
分野横断的能力02020