中国語

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 中国語
科目番号 0146 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気電子工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『行ってみよう!中国語への旅 世界遺産へようこそ』(山下輝彦・黄漢青 著) 朝日出版社
担当教員 関 泉子,伊勢 光

到達目標

本授業は入門者として最低限必要な初級知識を修得することを目的とします。発音要領を覚え、テキストの内容を正しく読める;300程度の常用語彙;簡単な自己紹介・日常挨拶会話;基本文法・表現パターンの習得;初級程度の応用ができること、が具体的な目標です。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1辞書と教科書を参照して独創的な中国語文が書け、簡単な中国語の会話が十分にできること。また、中国の人々の持つ価値観などを認識・理解できること。辞書と教科書を参照して基礎的な中国語文が書け、簡単な中国語の会話ができること。また、中国の人々の持つ価値観などを認識・理解できること。基礎的な中国語文が書けない。また、簡単な会話文も把握できていない。中国への関心が薄く、理解が深まらない。
評価項目2提示された課題等に積極的かつ意欲的に取り組めること。提示された課題等に意欲的に取り組めること。提示された課題等に意欲的に取り組めない。
評価項目3授業時間外でも、中国に関する様々なことに興味を抱き、自ら情報を得ようとする。ネットや書籍で「中国」の文字を見ると、以前より関心が持てるようになる。授業以外では「中国」や「中国語」に関りを持とうとしない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RA1 説明 閉じる
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教育方法等

概要:
本授業は入門者として最低限必要な初級知識を修得することを目的とします。発音要領を覚え、テキストの内容を正しく読める;300程度の常用語彙;簡単な自己紹介・日常挨拶会話;基本文法・表現パターンの習得;初級程度の応用ができること、が具体的な目標です。
授業の進め方・方法:
発音と会話を中心に行いたいと思います。常用挨拶語を身につけてもらいます。ぜひ本文で出てきた文を丸暗記して、口をついて言えるようになってください。構文では日本語との相違を示し、基本文法を習得してもらいます。また、新聞・インターネットの記事などを素材としたプリントにより、中国事情と用語などを紹介します。
注意点:
成績は年4回のテスト(各25%)のみで評価する。予習復習を欠かさず行い、理解を定着させておくこと。音声をダウンロードして、何度も聞いて真似してください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス 発音「声調」「単母音」 これから学ぶ中国語、普通話について理解する。最初に「声調」と「単母音」の発音練習を行い、身につける。
2週 発音練習 発音「複母音」「子音」を練習する。「単母音」も合わせて、中国語の全ての発音ができるようになる。
3週 第一課 こんにちは 名前の言い方を覚えて、言えるようにする。 動詞「是」を使い、「AはBである」が言える。
4週 疑問文を使って、相手に質問できるようになる。 短縮疑問文 「~の」が使える。
5週 第二課 本を借りる 動詞述語文の作り方を覚え、誰かがある動作をする文を表現できるようにする。 選択疑問文を覚える。
6週 助動詞「~したい」を覚えて、自分のしたいこと、したくないことが言える。 連動文の作り方を学び、1つの文の中にいくつかの動作を組み入れる表現を覚える。
7週 これまでのまとめ 発音、第一課・二課の復習を行い、理解を定着させる。
8週 前期中間試験 前期中間試験
2ndQ
9週 第三課 服を買う 試験の返却並びに解説。日本語の助動詞にあたる「量詞」を覚えて、物の数を数えることができる。 形容詞述語文の作り方を学ぶ。 数と金額、年月日など、数字を用いる表現を学ぶ。
10週 強調表現と、反復疑問を練習し、自分で作成した文を言えるようにする。
11週 第四課 午後に会おうね 重要動詞「ある」を使った文を覚える。 助動詞「できる」を用いて、自分ができることを表現する。 動作量の表わし方と、文中の置く場所を確認する。
12週 曜日、時刻などを覚えて、いつその動作を行うのかが言える。 前置詞「~で」を覚え、どの場所で動作を行うのかが言える。
13週 第五課 彼女 過去の経験表現を覚え、表現できる。 方位詞を覚える。 比較文の作り方を練習し、様々に比較できるようになる。
14週 重要動詞「ある2」を覚え、前回学んだ「ある」との違いをはっきりさせる。 名詞述語文で、動詞を省略できる文があることを理解する。
15週 前期のまとめ 前期のまとめと復習を行い、理解をより一層深める。
16週 前期期末テスト
後期
3rdQ
1週 第六課 どこへ行ったの 「了の1」を使って実現、完了を表現することができる。 是~的構文で、実現したことを更に詳細に述べる。 接続詞「と」で、フレーズを繋ぐことができる。
2週 時間量補語の作り方を覚える。文中の置き場所に注意し、表現できるようになる。 助動詞「できる2」を学び、中国語にはいくつか「できる」があることを理解する。
3週 第七課 絵を描く 進行形を学び、今現在行っていることを相手に伝えることができる。 名詞の省略方法を覚える。 状態補語の表現を学び、さらに詳しく形容できるようになる。
4週 前置詞「から」を覚え、動作の出発点を表現できるようになる。 二重目的語を持つことができる動詞があることを理解し、使えるようにする。
5週 第八課 彼女が来た 前置詞「から2」を覚えて、ある二点間の隔たりを表現する。 存現文を用いて、新しく出現するものを表わせる。 前置詞「~に」で、誰に対して動作を行うのかが言える。
6週 動詞の重ね形は、「ちょっと~する」と、軽さを加えることを理解し、実際に使ってみる。 助動詞「~してもよい」で、許可を与えたり得たりできるようになる。
7週 第九課 おしゃべりはやめて 「了の2」で、事態が新しい局面に入ったことを表現し、「了1」との違いをしっかりと認識する。 「~のようだ」と推測表現ができる。
8週 後期中間テスト
4thQ
9週 第九課 おしゃべりはやめて 試験の返却並びに解説。結果補語「~し終わる」「~し間違える」などが言えるようになる。 禁止の表現を用いて、相手の行動を止める。 方向補語「~してくる」「~していく」が言える。
10週 第十課 遅刻 受け身表現を覚えて、文を作ることができるようになる。 「ますます」どうなるのか、どうなったのかが言える。 可能補語で、主に不可能表現の代表的なものを覚える。
11週 近未来表現「まもなく」を使い、もうすぐ起こることを伝えることができる。  助動詞「~すべきだ」を用いて、簡単な文を作ることができる。
12週 第十一課 二割引き 主述述語文・いわゆる「象は鼻が長い」構文が中国語にもあることを理解する。 「いささか」を用いて、話し手のマイナス気分を表現できる。 離合動詞の存在を知る。
13週 反語表現の代表的なものを覚え、中国語では反語を多用することを知る。 使役文の作り方を覚え、誰かに何かをさせる文を作れるようになる。
14週 第十二課 私も一緒 「~しさえすれば」を学び、複文を作れるようになる。 処置文「把」の存在意義を知り、簡単な処置文を作ったり言ったりできるようになる。
15週 「~ばかりでなく」を用いて、複文を作れるようになる。 助動詞「~しなければ」を使った文を覚える。後期の総復習を行う。
16週 後期期末テスト

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000